2026年3月22日(日)横浜の寿町という街を見てみた。村田ラムとか、国友こうじとかといったルポライターと呼ばれる方々が度々この街をyoutubeで紹介していたのを視聴していたため、興味本位で街を見てみたのだが、そこから数週間経過した今も、そのことが脳裏から離れないので今回はこの点について書いてみる。
それとこの話だが最初に注意喚起として書くが、知らないとか、興味がないという方は一切見ないほうが良い。ここでこれ以上読むのをやめた方がいい。何故かというとこの寿町という街自体、江戸時代でいったらエタヒニンのような扱いの町で、貧困が暮らす街かつ夢が見れないというか、可能性が低い人が住む町で、本当に悲しさのようなものが強い街だからだ。はっきり言って知っても意味がない。そして知らないで終えられる人生の方が絶対に良いと思うからだ。海外でいったらスラム街を見るようなもの。なので見たくない方はここで閉じてください。
横浜寿町を目の当たりにした後にとった行動
横浜寿町についたのは午前10時30分ぐらい。そこから約40分程度滞在した。この町唯一のボートピア(場外舟券場)に入ったり、同じく唯一のパチンコ店に入ってみたりして過ごした翌日から、自分はむさぼるように横浜寿町のyoutubeを視聴した。おそらく9割程度の動画はみただろうと思う。
それによりおよその寿町のことが理解できたので、まず町の概要について書く。
横浜寿町とは
横浜は港町。色んな荷物を下ろす際、人手が必要になるのだが、ここ横浜寿町は当時はたくさんの日雇い労働者がここをねぐらにして生活していたらしい。
しかし時代が経過するとともに、船からの荷卸の仕事も、フォークリフトなどの機械で行うようになり、人手が不要になった。
そして今の寿町はどうなっているのかというと、3畳1間の部屋が多数乱立する街になっているらしい。
また住んでいる人の8割以上が生活保護、尚且つ住んでいる人の8割以上が65歳以上という町らしい。
またどの部屋も風呂なし。トイレ共同。キッチンなしという部屋らしく、寿町にある唯一のスーパーも、売っているものは弁当とか、その場で食べられるものがメインという話。
またその3畳1間で生活する寿町の住人は、食べ物を買って調達するしかないという状態なので、飲食店や飲み屋などが未だに多く残る街並みだった。
自分はこの状況を知り、高齢者が外食ばかりしていたら本当に早く亡くなってしまうのではと思った。なぜ自炊すらできないのか?それは火事が起こる可能性があるからというらしいが、こんな環境ではかなり生きること自体が厳しいのではと感じた。
横浜寿町で違和感を感じたもの
横浜寿町を歩いていると、【何レーススタートしました!】なんて実況中継が漏れている場所が多く見受けられる。これらは完全に博打の、のみやだ。本来違法だが、そういう店が昼間から営業しており、何軒かは確実にあった。
また寿町唯一のパチンコ店、マリーンに入ってみたのだが、まずとにかく臭かった。おそらく住人の体臭だと思う。基本風呂なしの生活者しかいないので、そういうにおいはしょうがないとは思っていたが、本当に独特のにおいで、鼻を刺すような酸っぱさのようなにおいが充満していた。またこの匂いは寿町独特のもので、町全体にそんなにおいがしていた。
因みにパチンコ店なので換気はかなりされているという話だが、そんな中でも充満していたので、本当に換気しているのかと疑問に思うぐらいだった。
それと店内は1パチと10スロ。1パチの客つきは2割。10スロは4割程度の客がいた。この周囲にもパチンコ店は多くあるし、そっちの方が確実に出していたので、おそらく住人専用というか、ここの住人がうっているものと感じられた。

店内の客はほとんどが高齢者。またその客が打っているのを見て非常に疑問を感じた。
全くでていないような店だ。履歴などを見れば分かるがこの店で打ったら絶対に負ける。しかもレートが1パチと10スロなら、行く回数に比例して金が目減りするだけだろう。夢なんか見れるような店ではない。でもなぜこんな店で打つのか?夢も希望もない、なんの期待もできないような店で、何故先が短い人生なのに、こんなあほらしいことに対して時間を使ってしまうのか?
この疑問が脳裏から離れない。また今でも頭の中で何故という感情が離れないでいる。それとこの話はこの町にある博打の、のみやに出入りする人に対しても同じ感情を抱いた。
おそらく皆生活保護を受けているという話なので、生活費はあるのだろう。飢え死にしないぐらいの生活は送れるんだと思う。またそこまでの環境になってしまっているのなら、それこそ落ち着いて考えて、自分がとるべき行動、やるべきことなどを考えてから生活をしないと不味いのではないか?博打でひと花さかせよう!という考えなのかもしれないけど、当たったらどうするのかな?なんてそんな感想をもってしまった。
またこの年(65以上)で生活保護という状況になったら、いったい自分は何を考えるのか?なんてことが漠然と浮かんだが、答えはでなかったし、未だにこの点は不明だ。
寿町のボートピアに行ってみた
寿町の中にあるボートピアという場外舟券場に行ってみた。その建物の周りにはたくさんのガードマンみたいな人がいた。また中にもそういった方がいて、案内もしてくれた。
自分が入った際は、ガードマンの1人が悲しい顔をして自分のことを見ていたのが印象的だった。まだ自分は若く見えるので、【こんな場所にくるんじゃないよ!】という気持ちで見ていたんだと思う。
そんな感想を持ちながら、3階建ての建物の2階で動画を回した。日曜日の午前10時40分ごろの撮影だが、結構な賑わいだとおもう。またほとんどの人は高齢者だった。
自分は興味本位で2階3階と見て回り、最後に2階の喫煙所付近に飲み物の自販機があったのでその付近に行ってみたところ、喫煙所でたばこを吸っていた40代後半ぐらいの男性が自分のことを凝視していた。おそらく寿町の住人なのであろう。そして同年代の人がいないのだろう。話し相手でも見つけたというような感じに見えたので、静かにその場所をさった。
とりあえず行く前から直感で舟券を決め、以下を購入した。

レースは1→3→5で決まり、2車複の13が当たり。配当は3100円だったと思うので、1100円の勝ちとなりそのまますぐにこのボートレース場を後にした。
因みにこの舟券場だけど、とにかくもの悲しさのようなものを感じた。みな活気がまったくない。レースが始まっても終わっても、大声を出すような人は一人もいないのが印象的だった。日本の中で一番さみしいという印象を受ける舟券場ではないのか?とそんな印象を持った。
横浜寿町を見て感じたこと
滞在時間はわずか40分程度。しかし自分はその場所で信じられないような光景、まるで異世界ではないかというような感想を持った。そして数週間経過した今も、その当時のこと、光景などが頭から離れないでいる。
率直な感想は、世の中のはきだめ。世の中で必要とされない人、生活保護でしか生きられない人を集めたまち。そこで最後まで生活してもらうための場所。そんな感想しか持てなかった。
また中に暮らす住人を町の中で目の当たりにして、率直にかわいそうという印象をもった。
何がかわいそうかというと、自分が行った日に、皆センターと呼ばれる場所の前に集まっていたのだが、ベンチも何もない歩道に座っているものが大半だったこと。またその歩道でいびきをかいて寝ている人がいたこと。全体的に殺風景な感じがしたことが印象的だった。
高齢者が集まっているのはいいが、公園でも作ってあげればいいのではないか?ベンチの一つぐらい設置してやればいいのではないか?とそんな印象を持った。なんかこの町に暮らしている人は人間以下の環境にいるのではないか?とそんな感想をもってしまったからだ。
生活保護でも良い。高齢でも良い。だが人としての最低限の生活を営めるような環境はあったほうが良いのではないか?またそれは行政に頼るばかりではなく、この町の住人の募金、つながりなどで実現しても良いのではないかと思えたが、道路に寝そべり酒を飲んでいるような集団を見て、やるき!という言葉はもうはるか昔に脳内から消えてしまったのかもしれないなとも感じたし、精神障害の方や、身体障碍者も多くいる町という話なので、前向きな思考回路にはなれないのかなとも思えた。
なんというか、一言でいえば覇気がない。元気がない。やる気がない。
また現実逃避をしたいがために、体に悪い酒を飲む。その生活が身についてしまっている。
またその生活の慣れの果ては堕落でしかなく、なんの希望もないのだが、皆自然とそれをしてしまっている。
そしてそれを好んでしまうのは、寂しさであったり、生活環境であったり、そういうものが大きく影響しているのかな?とそんな印象を持った。
最後に
寿町を訪れてから2週間が経過するが、未だに自分の脳内はそのことを処理しきれていない。何かもやもやとしたものが頭に残ってしまっている。また普段東京での生活を送っているわけだが、東京には寿町で生活しているような人はまず見かけない。匂いもないし、寂しさ、殺伐とした雰囲気もない。同じ日本でありながら、こんなにも目の前の景色が違うものなのか?またそれは何故かということに対する疑問があるのかもしれない。
とにかく寂しい街。そしてその寂しさを誰もが理解しながらもそれを解消できていない町。
世の中では犬猫の引き取り手があり、里親募集などという番組もやっているが、個人的にはそんなことよりも寿町のような場所で生活している人に対して、何かしらの支援(コンサートを開催して楽しみを増やすとか、日帰り温泉施設でも立ててあげて、住民を無料にするとか?寿町はコインシャワーが基本。銭湯はあるのかは不明。高齢者がコインシャワーで過ごすのを考えるとそれは厳しいのではという印象)をしてあげる方が先ではないか?臭いものには蓋というけど、ここはまさしくそういう場所であるという印象を持ち、そのもどかしさのようなものが脳内から離れず、今もはっきりと記憶の中にある。
そしてこの感情は自然と残ってしまうものなので、ここまで読まれた方は、基本的にはいかないほうが良いと思う。寿町の動画はたくさんでている。自分は動画を見た際はなんとなくという理解しか無かったが、実際に目の当たりにすると、本当に感情が揺れ動かされる。百聞は一見に如かずという言葉があるが本当にその通りと痛感することができた。










