先週の値動きは、月曜日に株が大きく下げました。年内最大の下げ幅となり、クロス円は大きく下落しました。
しかしその後は持ち直し、金曜日には110.55と、最高値に近い値で終えています。
この値動きを体感すると、【おや?】【なんでこうなるの?】とか疑問を感じる方もいらっしゃるかと思います。でも、ここ最近はこういう振り落としみたいな動きが多いです。変な値動きでちょっと大変ですが、コロナ時ならではの値動きかもしれないので、そんなもんだと理解しておくのが良いかと思います。
さて今週の相場ですが、市場参加者最大の注目材料が、29日(木)AM3時ごろ公表されます。アメリカFOMCになります。
先週金曜日にはアメリカの企業の業績発表がありましたが、どの企業も好調で、その事もあり株高、円安で引けています。日本で生活していると、【経済が良くなる】ということじたい全く実感がなく、いささか信じられませんが、実際に米国経済が好調だとすると、FOMCで強気なタカ派発言が出る可能性もあり、注意が必要です。
一応市場関係者の大半のシナリオは、来月の26日付近のジャクソンホールでの会合で、米テーパリングに対する具体的な方向性のような発表があるのではと考える方が多くいるようです。(ここで一番動くのではと考える参加者が多い。なのでこの直前に仕込み玉をする人も増えると思う)
なので、今回の発表はさほど大きな値動きには発展しないかもしれませんが、この点に関しては、パウエル議長の発言次第です。実際に経済が良いという兆候もみえているので、どんな発言が出てもおかしくないとは思いますが、個人的にはさすがに今週に大きな発表が出ることは無いのではと思っています。
後それ以外にも米の指標発表があり、それにより動く可能性があるので注意しておいたほうが良いと思います。
(上を咀嚼したものになりますが、今市場参加者が最も注目しているのは、米のテーパリングの時期がいつになるのか?という点です。その時期を決める重大な発表の場が、FOMCとなります。
今週の後は、8月26日前後、その後は9月22と控えています。
一応ゴールがテーパリングなので、いつそのゴールを発表するか?具体的なテーパリングの日程がいつになるのかの発表があるか?を市場参加者が注目しているような状況です。
来週はその1つの発表の場が控えています。なので重要なポイントとなります。でもさすがにポジティブサプライズにはならないのでは?まだ時期早々ではないかというのが市場参加者の大半の予想のように感じています。もし発表するのなら、来月が妥当ではというのが大半の考えです。
ということで、29日早朝の時間帯を意識してトレードする予定です。)