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2024年に感情を動かされたこと

無職はパチンコ店に行くことを仕事だと勘違いしている

投稿日:2月 27, 2024 更新日:

自分は暇があればというレベルではなく、無理をしてでもパチンコ店に入店していた時期があった。なぜそんなにも頻繁に入店したいのかというと、儲かるから、稼げるからと信じて疑わないからだ。
今行けば多少の稼ぎになる。その金額は数千円なのか、それとも数万円なのかは分からないけど、どんなに低く見積もっても5kは稼げるだろう。また良い台(ジャグラー)に座ることが出来たら30kから40k、もしかしたらそれ以上に、最大でも60kぐらいにはなるかもしれないが稼げるだろう!
そんな感情が湧いてきてしまうので、それに釣られて入店してしまうし、その感情が湧いてきてしまうので、今パチンコ店に入店しないともったいない(稼げるのに稼がないのは勿体ない)という気持ちで入店してしまうのである。

無職はこういう人が多いと思う

それとこの事を書いていて思ったけど、ほとんどの人はこういう考えでパチンコ店に入店するんだと思う。

しかし現実はどうなるのかというと、まず勝てない。実際にはほとんど勝てない。

最初はすぐに当たるだろうと、千円、2千円とサンドにお金を何の躊躇もなく挿入し、メダルを借りて回すけど、目の前のゴーゴーランプがすぐに光ることは稀で、大体1万円ぐらいだろうか、そのぐらい入れたときに光ってREG。そのメダルが飲まれかけた際に、「あーまたやってしまった。いつもの低設定じゃねえか!今日は全然出てないじゃないか!」と気が付くのだが、その際にこの負け分を取り返さないといけないと、それ以外のジャグラーに移動したり、はたまたパチンコの1/319などで一気に負債をまくろうと考えるのだが、そこでも良い結果になることは稀で、最終的には爆損してしまい、財布の金を全て使い切ってしまった後、ふらふらしながら店を出て、ポケットの小銭をかき集めて松屋などで牛丼の並を噛みしめ、今日は〇万円の牛丼を食べたことにしようと考え、ここで何とか落ち着きを取り戻そうとするのである。

因みに自分はある意味で達観できているので、ここまでの流れが分かるが、現場にはここまで分かる人は少ない。

具体例を挙げて説明をすると、今ミリオン石神井公園店のスロット館には、頭のてっぺんがおわんのような状態で毛が無い(画像のような感じ)、遠くからでも禿げているなと分かる50代ぐらいのジャグラー専門の人がいる。

頭は禿げているし、毎日毎日同じネルシャツを着ていて、背も180ぐらいあるように見える人なので、その身なりと風貌だけでも目立つのだが、その人のもう1つの特徴は、物凄い気合が入っているという点で自分は一目を置いていたのだ。

自分は一般入場。禿は抽選入場だが、偶然禿から3人後ぐらいに並んで入場する際があったのだが、並んでいる人の誰よりも気合が入っていて、そのオーラのようなものが禿から出ていたのを感じたのだ。

常連の禿の立ち回り

因みにその禿は、前日のデーターをチェックしているのか自分が決めた狙い台のようなものがあり、入場後は迷わずその台に座る。そして3kとか、ある程度の金額を打ち込むまで辞めずにその台を打つスタイルなのだが、その禿は当たり台を引けないことが多く、いっつも首をかしげているのだ。

しかもその首の傾げ方は、「おかしいなこの台は昨日大幅に客が負けた台で、今日は設定が上がり、客が勝てる台になっているはずなのになんで光らないんだ?」とそんな事を意味しているような傾げ方なのだ。

そしていつも当たり台を引けずに首をかしげている禿を見て、自分はあの禿はまだまだだなとみている。何故かというと、かなり高頻度で負けているにも関わらず、未だに勝てると思って打ちに行っているからだ。

これが自分のように、いつ行っても高確率で負けて、熱くなったら財布が空になるまで負けるということが分かっていれば、行く頻度も減るようなものだが、禿は無職なのか、自分が行く際は大体並んでいるのを見るので、まだその点が分かっていないんだと思う。

パチンコ店には開店から多くの人が押し寄せるがほとんどがこの思考回路だと思う

自分はここ1カ月半負け続け、ようやくパチンコやパチスロは打ったら高確率で負けるものという判断になりつつあるが、それ以外の方は未だに勝てるという気持ちで、負けても負けてもその気持ちが途絶えることがないので、未だに嬉々としてパチンコ店に通っているんだと思う。

そして自分も開店から行っているので分かるのだが、開店の際はマジで物凄い量の人がいる。

平日の朝に何でこんな多くの人が集まるのかといつも疑問に思っていたが、普通に働いている人は仕事があるので先ず来れないと思うので、集まっている人の7割以上は無職の可能性が高いと思う。

そしてその無職は皆、実際には負けているにも関わらずその記憶がなく、「パチンコパチスロは勝てるから行かないと勿体ない!」とそんな気持ちで、今日は勝てるぞと嬉々として集合しているんだと思う。

しかもここに年齢は関係ない。昨年にマルハン大山で並んでいた事があったのだが、その際に目の前で並んでいた人は、どんなに低く見積もっても90歳以上の老人だった。その老人は一般入場で、自分もその直後の並んでいたのだが、抽選入場の人がかなり多く、「今日は何でこんなに人が並んでいるんだ?」とつぶやいた後、地面に腰を落としてしまったのだ。多分だけど10分もたっていられないぐらい足腰が弱っている人なのだろう。自分はこの人を目の当たりにして、「もう余命も限られているだろう。パチンコなんか打たないで、持っているお金で好きなもの食べたり温泉にでも行ってのんびりしていれば良いのに!(この地域は一杯飲み屋などが多数ある)」とガチに思ったのだが、この老人は入場の際、1階のパチンコフロアに向かっていったので、おそらくこの歳でもパチンコが好きで辞められないんだと思ったが、その背景には、勝てる!という気持ちがあるんだろうなと想像した。

最後に

自分はこの老人がこの歳で一般入場で並んでいるのが珍しいと思い、珍しく動画で撮影したのだが、この際1つの疑問が生じた。

それは何かというと、「もしかしたら自分も高齢になっても同じように並んでいるのではないか?」という疑問だ。

また其の事が頭に浮かんだ際、「別に本人がそうしたいなら良いのではないか?」という考えと同時に、「さすがに90を過ぎてここに並ぶような人生ではダメだ。ここに例外はない」という2つの考えが浮かんだ。

正直どんな人生を送ろうと本人の自由。なので余命が近くなってもパチンコを打ちたければ打てば良いという考えは一理あるように思えるが、人生が終わってもおかしくないぐらいしか時間がない人がやるような事でも無いというのが正直な気持ちだ。なぜかというとパチンコやパチスロはゲームと同じようなものだからだ。単に当たりかハズレかを毎秒監視しているようなものだ。ただそこにお金が賭けられているからこそ、のめり込む人がいるが、やっている行為自体は福引を回しているようなもの。単純作業そのものだ。

そして世の中にはこんな単純作業以外にもっと沢山の事がある。勿論それが本人に合うか合わないかという点はあるので、他に楽しみが見いだせない人、パチンコがいつまでも好きで辞められないという考えの人は良いが、自分はそれとは少し異なるのだなという事を感じた。

PS

この動画を撮影したのは2023年10月某日。撮影時点ではこの老人を見て、90代になってもパチンコ店に並ぶような人にはなっていたくないと漠然と考えていたのだが、その後の自分の行動を振り返ってみると、かなり頻繁にパチンコ店に通っていたので、辞めるとか、決意を固めないとダメだと思った。

パチンコが習慣化している人、今日だけは良いだろうなんて思って行っている人は、多分だけど中々辞めることはできないだろう。なので将来パチンコを打っていたくない方は、一刻も早く行く機会を減らしたり、辞めるという決断をすることが大事だと思う。

因みに自分は今確定申告が終わるまでは禁パチをすると決め、実行している。

初日はパチンコ店の店の前まで行ったが、何とか入らないで済み、その後は決めたことを守ろうという理由で一切行っていない。そして今はこっちの生活パターンの方に慣れつつある。そしてパチンコ行かないに慣れてくると、自然とこっちのライフスタイルが習慣化してくるものだと感じている。

なので決めてやればできる。最初は発作のようなものが出てくるが、それをシャットアウトすれば、基本的に出来ると思うので、辞めたい方にはおすすめだ。

それと個人的な意見だが、パチンコパチスロはマジでやめた方が良い。結局カジノと同じようなものだからという認識だからだ。海外のカジノが倒産しないのは、やはり客が負けているからなわけだ。例えばバカラというゲームだが、1%程度が店の儲けになるようにできている(配当表でそう決まっていて、誰もがそれを見れば分かる)千円賭けて1/2を当てても、配当は1900円とかで、純粋に2倍にはならない。なのでやる度に1%程度取られているのだが、ギャンブラーは皆当たると思っているので気にしないが、結果的にはやればやるほど負けるような仕組みの中で張っているだけだ。

パチンコパチスロもそれと同様だと何となくだが理解できて来たので、個人的には出来るなら辞めた方が良いと思う。それと辞めるなら早いほうが良いと思う。

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