先週のFXですが、月曜日の始まり値から金曜日の終値を比較してみると、米ドル、オセアニアは総じて円安。
ユーロ、ポンドは若干の円安という値動きに終わりました。
個人的にかなり心配していた米中間選挙は、おおむね予想通りとなりました。為替にも織り込まれていたようで、結果ではたいした上下はしませんでしたが、発表後の木曜日、金曜日にかけて、ドル円は上値を試すような展開となりました。
選挙発表後は、一時的に御祝儀相場のように、円安に動く事があります。今回はそれなのか?それとも来月利上げ、経済良好なアメリカを評価したものか?来週には結果が出ると考えています。
来週の相場展望
ドル円
ドル円の金曜日の終値は113.8円。直近の値動きなどを見る限りでは若干高すぎというように感じます。
ただ木曜日、金曜日の値動きを見る限り、中々下がらないので、今週は慎重に値動きをみていきたいと思います。
特に恐いのは上値を抜くこと。どんなに上がっても115円前半までと見ていますが、それを抜けるような値動きとなった場合は、何かしらの対応が必要だと考えています。
ユーロドル
1.13にノックアウトオプションのようなオプション(絶対に付かないと想定されている値段)があると噂されています。
そのオプションがついてしまうと損する人達と、1.13を付ければ特をする人達との殴り合いになっていると言われています。
実勢の値動きは、日に日に1.13に近づいているような状況です。よって今週は1.13を付けるのか?そこに注目してみるつもりです。
尚ユーロに関しては、イタリアの予算案の再提出の期限が13
日となっています。その日、若しくはその前に提出する可能性もあり、予算案関係で再度上下する可能性があります。
ポンド円
先週もブレグジットがうまくいくかいかないかということだけで大きく動いた通貨となりました。
金曜日はイギリスの大臣クラスが辞任した報道により、大きく下げて引けています。
今週は若干のリバウンドがあるかと見ていますが、いかんせん全てがブレグジット絡みとなっているのが現状です。
完全に博打と割り切って、ある程度ストップを下において勝負するなら良いかと思います。一番予想が難しい通貨です。
オセアニア
先週はドルに引っ張られる形で比較的堅調に推移しました。
米中貿易関係で、今まで散々売られていた関係でそれの戻しが出たこと。先週のRBAの内容が想像以上に良かった事も好感されています。
今週は上昇の流れを引き継いで動くのかというのが焦点ですが、日脚でボリンジャーの2σにタッチした後、若干下げてきていることから、積極的に買うのではなく、しっかりと落ちたところを買うなどといった感じでやってみようと思っています。
今の価格水準だと、積極的に買いたい通貨ではありません。(他通貨の値動きにもよりますが)
来週の概況
来週の相場ですが、動きそうなのは、イタリア関連があるユーロ、ブレグジット問題のポンド。
それ以外に関しては、特に大きな経済指標が無いので、個人的には先週の調整のような、比較的マイルドな値動きになってくれるのかとみています。
但しあくまで個人的な予想。ハズレる可能性は大いにありますので、予想は自己責任でお願いします。