自分がサラリーマンだった時に、結構仲良く話をしていた業者さんがいる。
ここではYさんと略す。
個人事業主。代々引き継いできた事業を受け継いでやっている人。
社長と年が近く、結構色んなことを話しした人だったが、どうしているのだろうかと、数年たった今、気になったので調べてみたら、廃業していた。


本当かよ!
毎日一生懸命頑張っていたのに、
なんてことだ、、、。
こんなことを感じて1週間がたつが、未だにどうしているのだろうかと気になるので、今日はこのことについて脳内整理のために書いてみることにします。
本当に興味がある方だけご覧ください。
廃業した人の仕事・職業
廃業した人の仕事は、生活必需品に関係する仕事をしている人。
先祖代々、東京の某市において、50年以上続いていた会社。
なぜ廃業したのかというと、コンビニ、薬局、スーパーなどなど、その地域の開発や発展により、色んなお店ができた為である。
昔はその店しかなかったから、繁盛したが、今はたくさんのお店があるので、その店に客がこなくなったというのが一番の理由だと思う。
「古臭い昔からあるお店には客が来ない!」本人から聞いたがこれが現実なのであろう。
その後Aさんは大きく舵を切り、駅前のテナントを借りた。
今の古臭い店舗から引っ越し、駅からすぐの場所にあるきれいなテナントビルに入り、そこで商売を続けていたのだが、これがあまり上手くいかないようであった。
「昔は人がいたのに、今は周囲に新しい店ができたから客が来ない」「テナント内だが、隅っこのほうで、場所が悪い。人の動線からはずれている」
そんな事をこぼしていたのを覚えているが、まさか廃業するとは想像もしていなかった。
これからどうするのか?
前の会社に勤務していた時は、立場上、多くの経営者と話す機会が多かった。
そんな中、数社が廃業したのを目の当たりにしてきた。
今まで普通に話をしていた人が、突然「〇月〇日で廃業します」というような事を言ってくる。

「、、、。」
事情があると思うので、特にコメントもできず、お別れの挨拶なんてする間もなくいなくなってしまう。
あんなに頑張っていたのに!
真剣に事業に取り組んでいた人であるにも関わらず、なぜ廃業するのか?
合理化が進んだからだと思う。
どの業界も寡占化が進んでいるが、この流れは今後さらに加速するだろう。
消費者は1円でも安く商品を買いたいと考え、販売者はそれを理解し、合併に合併を繰り返して体力をつけ、大量仕入れで生き残りを図る。
それにより個人や中小の中抜き業者が全滅。
昔は高額な商品がそのターゲットになっていたが、今は身近に手に入るものまで、この競争に巻き込まれているのだと思う。
今後はさらに寡占化が進み、中小企業、零細企業はどんどん生きずらくなるだろうと思う。
これからYさんのような個人または少数で運営している会社が生き残るにはどうすれば良いのか?
1つ思うのは、メルカリとか、ネット時代に生まれた新しいインフラを活用し、そこで商売をすること。
それをやってみて、その中で改善点、疑問点があったら、それを商売にできないかを考えていくことが大事なのではないかと思う。
未だに楽天やヤフーショップなどでは個人や零細に近い販売者が多数生き残っているのを見ても、ネット業界ならまだ成長の余地があると思う。
自分の頭ではこの程度しか浮かばない。
これから緊急事態宣言が解除され、同時に飲食店に対する補助金などが打ち切られることになるわけだが、すぐに客足が戻るわけではなく、かなりの苦戦が強いられると思われるが、このような方々を含め、この先どうなっていくのか?何をしていけば良いのか?
漠然とだが気になってしまう。