本日は、FXをほぼ本業でやっている自称中級者の自分が、FX初心者・中級者の方にとって有益かなと思える事を紹介します。
気になる方は、まず以下の動画を見てください
上記は外人が作った動画ですが、タイトルを翻訳すると、新規投資家が、株式市場(FX市場も同等)を経験した際に起こること
という翻訳になります。
具体的にどのような事かというと、FXをやっていると、勝ち→勝ち→勝ちと連続する事があります。
その際多くの投資家は、自分に自信がつき、勝ったお金を全額投資に上乗せして賭けるという行動をとりがちです。
でもこれをやっていると、読みが当たらない際、全部失うから気をつけようという意味です。
もう少し簡単に書くと、以下のような感じ
勝ち→勝った金額を全部上乗せして勝負→勝ち。再度勝った金額を全部上乗せして勝負→勝ち。俺って天才と思う。また自信もつく。そして同じ事を繰り返すと、いつか読みがハズレ、全部無くなってしまうという話です。
自分も経験した事がありますし、今でも同じような事を何度も繰り返しているので、この点は非常に良くわかります。
そして自分なりの防止策も一応あるので、下記に紹介します
せっかく勝ったお金を取られないようにする為にとるべき方法
1、証拠金は一定額とし、その金額以上になった際は出金する(証拠金の範囲が最大損失になるので、最大の損失は防げる)
2、勝ち続けて資金が増えだすと、どうしてもポジションを増やしがちです。勿論これは次の利益を生み出す行動につながるので、不要とは思いませんが、勝ち続けている時は、普段より少な目のポジションを取り、尚且つその利益を伸ばすようなやり方をしていくようにしましょう。具体的には、ドル円を106円で買いポジションをもった場合、ちょっとしてから確認した際、利益が出ているようでしたら、合えて利食いせず、建値にストップを入れ、利益を伸ばすようなことをすると良いと思います。これが出来れば損はないし、うまくいけば大きな利益も取ることができます。基本建値にかかってしまうものなので、何か損をした気分になりますが、勝っている時だからこそ、リスクにならないポジションを、遊び感覚でとるようにするのはアリだと思います。
3、比較的値動きが小さい通貨ペアを持つようにする。勝って、証拠金が大きくなると、何故かポジションを持たないとと考えてしまいます。ここで無理にポジションを持つことは良くないのであまりおすすめはしませんが、持たないといられないというのであれば、合えて値動きの小さいペアを持つことをお勧めします。
その時々の状況にもよりますが、比較的値動きがマイルドなのは、ドル円、AUD/USD,NZD/USDなどが代表です。以外に、ドルスイス、ドルカナダなどがありますが、この2つのペアは、経済指標、要人発言がない場合が良いです(通常なら8割以上値動きがマイルドですが、要人発言、経済指標でぶっとぶことがあるペアです)
逆に持たないほうが良いペアが、ポンド、ユロドル、ユロオジ、ポンオジ、ユロ円、ポンド円など、ユーロ、ポンドがらみのペアです。
但し、ユーロドルに関しては、取引量世界一の通貨ペア(FXで一番取引されているペア)で、比較的チャート理論に近い値動きになりがちだと言われています。なので、自信があるとか、読みがばっちり合っているというのなら別ですが、当日の値動きを見て、大きく下がっているから買いで入ってみようとかすると、結構やられるような気がします。理由は上昇トレンドなら上がり続け、下降トレンドなら下がり続ける。そういう値動きを、何日もかけてするからです。1週間上がりっぱなしなんてこともあるわけで、1週間前に売った人は、当然に救われない。そんな危険性があるからです。
値動きの大きいペアは、取り返しのつかないぐらいの損失をこうむることもありますし、またそうでなくとも逆に動いた際の損失は大きくなりがちです。
逆に値動きが小さなペアは、そんなに大きな損失にならない時が多いのと、建値にしておけば救われる可能性も十分にある(値動きが小さく、あまり動かないので)ので、初心者・中級者にはそういう意味で、こういう状況以外でもお勧めです。
自分が負けないようにしている工夫
FXというのは、上に行くか下に行くかを当てる。ただそれだけの事。ゲームのようなものです。
しかし今の相場環境というのは、昔から比較すると大きく異なっています。理由はトランプ氏という変な人物の登場です。
この人が、曜日を問わず、思った事、相場を動かしてしまうことをツイートする為、為替相場はそれに影響を受けて、上下に動いているような状況です。
そしてこの発言自体を誰もが予測できないので、経済状況を分析して賭けても、チャートを見て賭けても、普段ならこのチャートならこれだろう!と自信を持てるような状況で賭けたとしても、結局は1回の、トランプの変な発言で、取り返しがつかないことになりがちです。
言い換えると今は博打的な要素が非常に強い相場環境です。
そう認識している自分は、こんな時こそと、もしするのなら、なるべく動かない通貨ペアを選んで、そのペアを重点的に取引します。一番はドルがらみのペア。次にドル円。
ドルがらみの通貨ペアが動きにくい理由ですが、例えばAUD/USDだとした場合、基本ドル円が円安になると、オージー円も円安に動きます。そうした場合、ほとんど動きません。どっちかのペアだけ上下する場合に値動きが発生すると考えても良い様な通貨ペアだからです。体感的にも1日50pipの上下幅程度が平均なのではと思えるようなペアだからです。
逆に大きく動く通貨ペアを選ぶ場合は、それこそ証拠金にゆとりを持って取引します。具体的には3円以上耐えられる証拠金でやりますし、このペアでのナンピンはまずやりません。
但しこれをすると、損失は減る傾向にあると思いますが、同時に利益も減ります。
なので、FXは退場しないのが一番!そんな考えの人には合うかもしれませんが、FXはいちかばちか。大金かゼロかという、万馬券狙いみたいな方には合いません。
その点はご自身の考え方1つなので、そちらを優先してお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以下、思っていることを追記しました。
FXは勝ち続ける事が出来れば、こんなに楽に、尚且つ大金を得る手段は他には無いのではと思えるぐらい魅力があるものです(株式投資は、さほど動かないので、FXほど儲からないし手数料も大きいです)但し今の状況は、昔とは大きく異なり非常に読みにくくなっています。なのでもし参加するにしても、ここなら絶対とか、この状況なら大丈夫だろう!。ここで賭けて負けるなら後悔しない。そんな時だけを選んでやっていくのが一番かと思っています。
それとFXというものの目的が、勝つということだったら、それを山登りで例えると、山頂までの道のりというのは実は無数にあります。そして自分のはあくまで自分が経験した中で出した答えの1つです。そしてこういうのは、経験者なら何かつかめる、若しくは分かることがあるかもしれません。そして分かった手法で勝てたとしたら、それはそれで良いんです。変にこだわらず、変に影響を受けず、自分自身の判断により何かをつかみ取れるのが一番です。
上記は参考までとして書きました。