9月7日から1週間の相場展望ですが、結論から紹介しますと、小動きのレンジ相場になるのではと考えています。
理由ですが、日本の自民党総裁選が14日に控えています。次期総裁は菅か石破のどちらかと言われています。菅がなった場合と、石破がなった場合とでは、海外勢の円の売買方針が異なる為、基本その日まで様子を見るという考えの人が多いだろうと思うからです。
何か突発的な大きなニュースが流れない限り、来週は基本小動きかと思います。
様子見のような相場になると思うので、狙いたい通貨ペアはありません。
先週の相場
先週は本当にコロナらしい相場になったなと感じています。
安部さんが急に退任をしましたが、月曜日オープンまでには、次期総裁候補として、菅体制がほぼ確立しており、菅はアベノミクスを引き継いだ政策をするという思惑から、円は売られました。
月曜日のニューヨーク時間は大きく上げたユーロドル(その他ドルクロス)でしたが、ECB理事からの牽制発言が出た為下落。
その後は金曜日のアメリカ雇用統計が控えていた関係か、その結果待ちのような状態となり、始終小動きになりました。
金曜日の雇用統計はまずまず。前日株が大幅下落していたこともあり、そういった調整により為替もある程度動きましたが、結果で見たら、ある程度のレンジ相場内での取引に終わったのかと見えました。
コロナにより、この先どうなるのかの見通しが未だつかづ、結果的には方向性を欠いた値動きになっているものと思われます。
来週も何もなければこんな感じになると思っていますが、アメリカ大統領選も期日が迫っていることもあり、敗北濃厚との噂が出ているトランプが、起死回生をするのなら、近々動くのではないかと思います。
中東の政情不安も再燃していますので、その点には注意したいと思いますが、今アメリカ大統領が動くのはある意味リスクではないかとも思います。
国民に評判の良い動きを出来れば、選挙の票が集まる可能性がありますが、万一失敗したら、逆にさらに不利になるからです。
但し、普通に考えたら何か逆転を出来るようなカードを持っているとしても不思議ではなく、そういった発言が出る可能性も捨てきれません。
