19日からの相場展望だが、結論から言うと、クロス円とドル絡みの通貨ペアは一切やらないようにする予定です。理由はFOMCと日銀の指標発表が予定されており、それが大きく動く可能性があるからだ。
19日の週の大きな指標
アメリカのFOMC(金利発表)が20-21の日程
日本の金融政策会合が、21-22の日程で行われる予定。
アメリカの金利の予想は、100BPPの利上げ確率が38%、75BPPの利上げ確率が62%というのが市場予想(自分の先週にチェックした際の記憶の範囲です。今は少し数字が変わっているかもしれません)。
100が選択された場合は、ドル円は145円を超えても全くおかしくないといわれています。対して75が選択された場合は、やや下という見方が多いと思われます。144円台だったとした場合、それよりも下がるのではないかと思います。
どっちが選ばれるか?相場が読める人、こっちだ!という自信がある人はそれで賭けるのも1つの楽しみ方になります。
自分も上記でやらないと書いているものの、今よりも更に考えが整理され、ある程度自信が持てたら、多分少しですが売買します。
で次に注意したいのが21-22の日銀。
今までは黒田総裁の「円安は日本経済にとって歓迎すべき事項。この程度の円安なら何も問題ない」という発言が繰り返され、ドル円はどんどん上昇してきましたが、145円に届くような状況になってからは、円安に対するけん制、円安を嫌がるような発言が出ています。為替介入もするかもしれないとか、3者会合が開かれたりとか、日銀のレートチェックがあったりとかがそれですが、だとしたら今回の日銀の会合で政策の変更があるのか?この点に注目が集まっています。
でもって値動きですが、今までと変わらないスタンス、円安歓迎スタンスなら、その発表時に、ドルは上がる可能性が高いと思わます。もちろんその前のFOMCの結果によりますが、一定の上昇圧力にはなるでしょう。
逆に円安否定、円安は困る。政策を変更するまたは政策を変更する準備があるといった内容になった場合は、円を売っている大口もそれにより持っていられなくなる所が出てくると思うので、それなりの円買い圧力になるでしょう。
一応市場予想は今までと変わらないスタンスが有力になっています。
こればっかりは日銀の判断次第でどうなるかは分かりませんが、実は円安による日本経済に対する悪影響というのは、115円を超えたあたりからそういった発言が出ています。岸田首相が言ったこともありましたし、日銀の内部から(黒田以外)もそういった発言が出たことがあります。でもなぜこんなに円安が進んだかというと、そういう円安やめてくれ発言が出ても、その後に黒田さんが、円安は大歓迎という発言をするので、誰かが円安反対という発言をし、それで下がったとしても、黒田さんの発言でその下落分は戻し、それ以上に値が上がってきたような状況にあります。
平たく言うと、日本は日本として統一された意見が出ていない状態にあります。なので今回も円安は困る困るという発言が出ているものの、黒田さんは今まで通り、変更なし(円安歓迎)とするのではと考える人が多い状態にあります。
個人的にはさすがに今回は政策変更もしくは政策変更する可能性があるというスタンスに変更し、少し円高になってもらったほうが、今の日本経済にとってはプラスなのではと思いますが、今までの発言を見る限りでは、そんなことは一切期待できなといったところです。
本当にどうなるか分からないが個人的な心情です。なので、FOMCはやるかもしれないけど、日銀会合時にはクロス円、ドル円は決済できるものは決済して臨む予定です。