来週の相場展望だが、動きそうなのは月曜日のドル円。ポンド、オージと考えています。他通貨もそれらの通貨に引っ張られ、それなりの値動きになる可能性が高いと考えています。
ドル円
14日に国内の総裁選がある。菅になった場合、おそらく円安に進むと思います。具体的なレートですが、安倍首相退陣直前のドル円のレートは、106.3。現在のレートが106.1なのでそれを考えると、そんなに大きな円安圧力にはなるとは思いませんが、月曜日は円安、国内株高にはなると考えています。(菅さんに決まった場合に限りですが)株に関しては、ご祝儀買いのような事もあるので、上がる時間が長いかもしれませんが、為替に関しては、どの時間まで上がり続けるかは分かりませんが、一応誰に決まるかを見守っていたという勢力がそれなりにあると思うので、基本的には円安の要素になりますが、月曜日に大きく売られるような場合は、失望売りとなるのでしょう。世界の投資家の日本に対する評価ともとれると思うので、個人的には月曜日だけは金曜日のクローズよりも同値以上の終値になって欲しいと思っています。
後水曜日ぐらいにアメリカパウエルの演説があります。ここでも動く可能性があります。
ポンド円
先週異常なぐらい大きく動いたのがポンド。
EUとの貿易交渉が下手したら破綻するだろうという理由で大きく売られました。一応ボリスが10月15日をEUとの交渉期限としたので、この日までの間は、イギリス、EUとで歩み寄りがあるか?交渉期限の延長があるか?など、そういったニュースで動く可能性があります。先の話にはなりますが、当面は10月15日を見据えた値動きになると思います。
また来週はボリスが先週議会に提出した、EUとの貿易交渉に関する法案の審議があります。この法案は、EUとの交渉そのものを否定するような内容で、可決されるかが焦点になっています。(18日に審議される予定なので、それまでに可決とか、否決とかの噂が流れると動くし、当日は勿論どっちかで動くと思われる)
可決されれば売られ、否決されれば買い戻されという流れになると思います。
個人的に今のポンドに乗るつもりはなく、今もポンドがらみはノーポジなので、このまま様子を見るつもりです。
オージー
来週木曜日に雇用統計の発表が予定されています。
コロナによりどの程度影響があるのかを判断する指標になりますが、この結果次第で動く可能性があるのかと考えています。
来週の相場展望まとめ
先週のポンドの下落から、来週注意すべき通貨は間違いなくポンドでしょう。
ちょっとしたニュースなどで大きく上下する可能性が高いと考えています。
以外の通貨ペアに関しては先週同様になりがちだと思いますが、たいした事ない内容でも、結構大きく上下したりしてしまうようになったので、その点は十分に注意しながら、控えめにトレードしていきたいと思っています。