6月11日から15日の為替相場の見通しについて、個人的見解を紹介します。
あくまで個人的な見解なので、ハズレても文句言わない。ハズレても人のせいにしないと言う方のみ、ご確認願います。
6月11日から15日の為替相場見通し
この週は、相場を大きく動かす可能性があるイベントがあるので、先ずはそれを簡単に説明し、その後、個別の見解を書いていきます。
相場を動かすイベント
1.カリアゲとトランプのシンガポール会談
→ご存知の方も多いかと思いますが、6月12日、カリアゲとトランプ氏との会談が行われます。
議題は朝鮮戦争終結宣言と、北朝鮮完全非核化について。
大半の予想は、現状維持か、若しくは若干の良い結果。
自分も大半の予想と同じです。
この場合どっちかと言うと円安に動く可能性が高いんですが、気になるのは何時?かと言う点。
この会談は会談後の記者会見が予定されていない為時期が不明。おそらくは報道時点で動きます。でもそれは予測不可能なんで、どちらかと言うと円安と考えておけば良いと思います。
2.アメリカfomcの公表
→6月13日の早朝3時と3時30分公表予定
これはアメリカの利上げについて、年内であと何回利上げするかの発表です。
予想は4回だったか?直近の経済指標も良く、アメリカは好景気であることから、予想通りになれば、ドル安にはなりにくい。但しこれ自体は織り込み済みの為、怖いのは予想外。利上げ時期を先にずらす場合がドル安になるリスクです。
予想外は円高になります。
予想外の場合、ドルだけ安くなるから、ポンドル、ユーロドルなんかも注意。
大半は、予想通り。自分も予想通りとなり、無風若しくは若干のドル高と思いますが、こればっかりは正直蓋を開けて見ないと分かりません。
消極的な方はポジション減らしておく事をお勧めします。自分は損切りしてまでは減らしませんが、利食いで減らせる分は減らして軽めにしておきます。
3.ユーロ圏出口戦略の公表予定
→6月14日21時30分
この前の20時45分に、ユーロの政策金利の公表が予定されています。サプライズは無いと思いますが、金利を動かすサプライズがあると相場は大きく動くので、一応注意。
21時30分からはドラギから、出口戦略の公表があります。結論から言うと、これが1番読めない。本当どうなるか分からんと思っています。
但し、想定されるサプライズが出ても、今ユーロはイタリアが不穏な動きをしていて、これが大きな下げ要因となる可能性があること。先物ポジションが未だロングに偏っている為、これも下げ要因であることから、サプライズでも上に200pip見とけば大丈夫だろう。
サプライズがなければ、横ばい若しくは若干下。
と見ています。
後金曜日の17時。
ノボトニー氏の発言が予定されています。この人は経済状況を無視した、非常に強気な発言をした事があり、その時にユーロが大きく買われましたが、その3時間後くらい、ecbと言う、ユーロで最も権威ある機関が、ノボトニー氏の言う事は正しくないと言った発言をした為、ユーロが下がった事があります。
そう言った前例がある為、このノボトニー氏の発言は、自分は注意しておこうと思っています。
fx個別の動き
大きな動きは上記。中でも懸念はユーロ。次にfomc,
基本的横ばいか、ドルは若干上。ユーロは若干若しくは割と下のリスクありで終わりと見ていますが、この2通貨が動けば、他も連動するから、その時間帯は全通貨注意が必要です。
全体的に
月曜日→横ばい、ポンド指標は注意
火曜日→横ばい、ポンド指標とアメリカ21時30の指標は注意
水曜日→横ばい、ポンド指標に注意。翌朝3時fomc
木曜日→21時30分ユーロに注意
金曜日→値動きが落ち着くか?5.10日と、17時のノボトニーがユーロ動かす?
と見ています。※抜け落ちは容赦願います。
次は個別
1、ドル円
→先週も下値は堅い。今週は上記を踏まえても、横ばいか若干上を予想。但し、火曜日21時30分に指標。水曜日21時30分に指標,3時にfomc。木曜日21時30分に指標、同時刻にユーロの出口戦略の公表。と、指標が目白押し。
一応アメリカは好景気なんで、指標も良い結果が想定されるが、悪い結果がサプライズ。サプライズには注意。
後、ユーロが売られると、ドルは買われる傾向にあり、逆もありきです。
2.ユーロドル
→イタリアが足を引っ張る可能性が浮上し、下げ要因。先物も下げ要因。
先週の値動きも弱い
チャート上は、先週は20日線?かなんかで跳ね返され、この後はこの付近でもみ合い若しくは若干下に見える。
但し、ドラギ発言で起死回生の上ブレの可能性もあるのが怖い。
ただ、発言1日前迄は、横ばいかやや下かなと思う。発言の前はポジション調整もありそうなんでその値動きに注意。
3.ポンド円
ポンドは今週は月曜日火曜日水曜日と3日連続17時30分に指標発表がある。
指標の結果が良ければ、再度利上げの可能性が高まり、それにより大きく上がる可能性がある。
悪ければ逆だが、ポンドは割と下値は硬そうなんで、どっちかと言うと横ばいかやや上に見てる。
ただし全ては指標次第。動き出したら注意。
後、ドルやユーロにも引っ張られることもあるので、それも注意。
4、豪ドル
→直近の経済指標が良く、上に行くかと見ている。
木曜日10時30分の指標には注意。心配性は、この直前で手仕舞いが良いかも。
ただしこれは豪ドル単体での話。
ドル円に連動する値動きをする為、ドル円の指標も注意しないといけないのが面倒な点。
火曜日にも指標があるので、木曜日程ではないが念の為。
まとめ
スマホから書いてます。また、しっかりと予習したのは木曜日迄。経済指標の抜け落ちや、ズレ。重要な相場要因の抜け落ちもあるかもしれないんで、念の為経済指標は見ておいて下さい。
クロス円相場は、月曜日火曜日は横ばい。水曜日は
午前中横ばい。深夜のfomcでどうなるか?但し値動きがあっても、上に吹っ飛ぶのはあまり期待出来ない。逆にサプライズの下が恐いが、下も堅いんで、150pip行けば良い方だと思う。
木曜日のドラギはちょと未知数。本当に予想不可能。
金曜日は、相場も落ち着いているだろうし、5.10日なんで、仲値を狙っても良いと考えてる。本当にリスク少なくと考えてる方は、ポジションを早めに少なめにして、この日に仲値だけと言うのが1番堅いかなと思う。但しポジションは、早くても早朝5時位から。理想は8時以降。
イベント後で落ちついてると思っているのが大半の予想。少し前に6時から8時の時間帯に大きく売られたのがあるので、念には念をいれたら良いかと個人的には思う。仲値と言ってもそんなに取れないから。後金曜日は持ち越しを嫌がる人達が売るのが良くある。夕方からが多いけど。
何で仲値狙いをしたは良いけど、捕まったら、東京時間内に建値決済が理想。
損切りしてまでとは、今は思うが金曜日の相場環境が分からないからなんとも言えない。
以上、検討を祈ります