今の相場は以下のような状況にあると思う。それだけ書いておく。
ここ最近だが、シリコンバレーバンクの経営破綻やクレディスイスなど、相次ぐ銀行の悪いニュースで為替が乱高下していたが、それに対して当局と言われる、いわゆるお上、日本でいうなら国が金融崩壊にならないように早急な対策をしていることで、日に日に相場が落ち着いてきている。
先週からドル円が上に戻ってきているのを見てもわかる通り、リスクオフから、リスクオンの流れに戻りつつある。
今週はとりあえず今日の夜発表のアメリカの指標に注目が集まっているほか、それ以外の米指標の発表がある。また、金曜日の雇用統計という大きな指標発表の予定もある。金曜日はアメリカは国民は休暇だが、政府はそうではないので、経済指標の発表がある。値動き的にはその瞬間にそれなりに動き、その後は休暇なので、数時間後には動かなくなると個人的には考えている。
とりあえずこんな状況だ。この後の値動きだが、未だ金融不安が残っているような状況なので、下にいく可能性もあるが、今はこんな感じだという認識でいた方が良いかと思ったので書いた。
あくまで個人的な見解だが、これが大方の見方と合致しているのではないかと思う。
とりあえず今の動きは、ややリスクオン。それと今までドルが売られまくっていた。その間それ以外の通貨はドルほどは売られなかったが、その巻き戻しの動きが起きているような状況になっている。これを総合的に言うと、ドルのみ上昇で、それ以外の通貨は今までさほど下がらなかった分、その反動が来ているような状況にみえる。これだけ読んでも?と思うかもしれないが、そんな状況なので相場があまり動かないのだと思う。金融崩壊が起こらなければ、以前の流れを受け継いで円安に傾いていたのかもしれないが、一度起こった。またその余韻は残っているだろうと考える参加者が多いので、自信をもって勝負に出れないというのが近いかなと思う。
今10時52分、ドル円は133.127。
このまま次の材料が出ないとなると、まずは指標次第。だが指標が甲乙つけがたしだと、総合的に考えるとほんの少しだけ上の可能性があるような気がしているが、本当にその程度だ。