4月11日からの相場展望だが、基本的には様子見としたい。理由は戦争をはじめとした混沌とした世界経済が理由。今回更新が早いのは、今漫画喫茶にいること。また為替は今週もチェックしていたが、おそらくだが来週も著しい状況の変化は見られないと思うので、ちょっと早いですが更新とさせていただきます。
先週紹介した通貨ペアの状況
先週はユーロの巻き戻しが起こるなら、ユーロスイスをロングで入りたいと書いた。正直、戦争自体はロシアが軍を引き上げたことで前よりも収まってはいるものの、代わりにロシアの虐殺のニュースがでてしまい、それでEU側がロシアに対して追加制裁を科すとの報道が流れた。これが何を意味するのかというと、諸刃の剣を意味する。EUが制裁を科すということは、ロシアを頼りにして輸入してきた天然資源などを見直すということも考えられ、このような事をすると、ロシアを弱体化できるものの、自国(EU)も悪い影響を受けてしまうという意味だ。そういう事もあり先週紹介したユロスイは上昇できなかったんだと個人的には考えている。
先週紹介した通貨ペアの今後
では紹介したユロスイのロングをとってしまっている方がいたとしたら、これは損切なのか?それとも保持なのか?
これは前に紹介した制裁や、今後の戦況により異なる。
ロシアの虐殺を受けて、今アメリカやEU諸国はそれを口実にウクライナにより強い兵器を送り込んでいる。それに対してロシアは今のところはノーコメントのようである。
今まではそれに対して怒り、発言をしていたが、今はその戦力すら残っていない(北朝鮮に軍事支援を要請とのニュースが流れたが、これが事実なら、ロシアはもう終わりだろう)、もしくはプーチンの病状などが芳しくなく、戦略を練る側が機能していないのであろう。
このまま現状維持が続くようならば、再度若干の売りはあるかもしれないが、それほど下がらないのではないかと思う。一応スイスはちょうど1が割れたあたりで、これ以上スイスの価値があがるようだったら為替介入する!という発言をしている。ちなみにスイスはそういう事を言うと、実際にやってもおかしくない国だし、過去に為替介入を実施し、5円程度相場を動かしたこともある。そういう点は下落に対して足止めとなると考えている。
ただしこれらもロシアが動かなければという話。
核が持ち込まれたとか、第2のウクライナと言われているポーランドなど、ウクライナ以外の国に対してロシアが宣戦布告をしないことなどが条件だ。
平たく言えば戦況がこれ以上悪くならない、または制裁がこれ以上エスカレートしなければ、ユロスイに関してはさほど下落にならないと思うが、その逆のケースも無きにしも非ずなので、その点は考慮し、適宜の場所にストップを置いておいた方が個人的には良いと思う。
最後に
今回書いた見立ては、個人的な見立てだ。個人的な意見であり、このようになるとは限らない!その点を十分にご理解いただいたうえで、もしポジションを持っている方がおられましたら、ご自身でご判断されてください。私個人的にはこのブログの読者様が負けることだけは避けたいと考えています。負けはたとえ1円でも嫌な気分になってしまうと思うのがその理由です。
それを決めるのはご自身の判断でしかありません。無責任なようにも思えますが、相場は刻一刻と変化する生き物のようなものです。特に戦争となっている今はそれがさらに難しい状況にあります。そういう意味からも、各人の判断が重要になっています。