30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで
という本を、タイトルに惹かれて購入して読んでみました。どんな内容になっているか、個人的な見解を書いてみます。興味ある方はご確認願います。
30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで
この本の内容は実話です。最終的には、著者が育てた、「資金調達のプロ」というサイトを、6億2千万で一部上場企業に売却することに成功するのですが、そこに至る迄の道のり、どういうサイトを作れば良いのかという点が簡潔に書かれています。
話の流れとしては、
1、サイト作成
2、サイト運用
3、サイト売却
4、現在リタイア中
となっています。この中で、誰もが興味があるのが、サイト作成だと思うので、億という価値のあるサイトを作るにはどうしたらいいのかと言う点について紹介します。
億という価値のあるサイトを作るには
サイトの売却益というのは、通常一般的にはそのサイトの収益の1年から2年分だと言う事です。
仮に1億2千万で売却できるサイトを作ろうとした場合、1ヵ月のサイトの収益は、500万円。(2年で販売した場合)
ただ、著者はその何倍かの価格で売ったというので、あまり気にすることはありません。
一応目安的なものをあげました。
とりあえず金額的なものはそのようになるとご理解いただいたうえ、実際にどういうサイトを作ればいいのかを紹介します。
10年以上人の役に立つサイトを作る
著者は、中小企業の経営者などが資金繰りに困っている現状を目の当たりにし、実際にネットを検索してみたところ、そういったサイトが見当たらないことに気が付いたそうです。
実際に資金調達の方法については、何個もあるにもかかわらず、それが周知できていない現実。それと同時に借りたい人はたくさんいるし、逆に貸したい人もたくさんいる。そんな世の中なのに、マッチング機能というか、そういうサイトが無い為に、非合理的な方法で資金調達している人も多々いることを理解した著者はそういうサイトを作ることにしました。
がしかし、今までの経験でそういった仕事についた事は皆無。資金調達の知識も素人程度だったのですが、こういうサイトを作れば、人の役に立つ=儲かるという考えから、不足はみなプロに頼り、最終的には1千万くらい使って(ライターに対する執筆料や、PPC広告出稿など)サイトを作り、軌道に乗せたそうです。
すなわち一番大事なのは、10年以上人の役に立つサイトを作る。
目先の利益を追求したサイトではなく、作成前からこれを意識してサイトを作ると書いてありました。
でもはっきり言って、言うはやすし。こんな事言われてすぐに実践できる人はいません。
その点は著者も理解していて、どうすればそれが見つかるかを紹介しています。
そしてこれがこの本の肝の部分。40ページに書かれていますので、立ち読みならこれだけ読めば大丈夫かと思います。
先ずやることとしては、
1、ユーザーの悩みは何か?将来どうなりたいか?
2、ユーザーの好きなことは何か?
3、ユーザーが嫌がることは何か?
4、自分のサイトを利用すると何がうれしいのか
5、自分のサイトでユーザーは何を実現できるか
6、自分のサイトでユーザーはどんな問題が解決できるか
上記のような事を、とことん考えるそうです。
尚考える際は、いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって、いくらで。
という視点で考えます。
例えば飲み会に行くのにお金が不足しており、1万円借りたい場合を想定すると、
いつ=今すぐ、どこで=近くで、誰が=自分が、何を=1万円を、なぜ=飲みの金がないから、どうやって=誰にもしられないで、いくら=1万円
というように考えます。このような観点で考える習慣をつけていくと、3ヶ月もすれば自然と色んなアイデアが出てくるそうです。
出てきた後は、ライバルが少ない所で実践するのみ。
自分もネットで、これとは違うサイトを作り、ちょっとした事を試験的に試していますが、それなりに反応はあります。
よく今からやっても遅いとか、検索順位が上がらないから駄目だという人も多々いますが、決してそんな事はないと感じます。
可能性は十分にあります。
良かったら試してみてください。
30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで [ 福田拓哉 ]
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