明日からの相場展望だが、基本的には超短期以外は取引しないことで対応したい。理由はウクライナ情勢紛争が継続中だから。
それと明日からの相場だが、個人的にはユーロがらみの下落リスクが高まると考えている。今は2月27日9時33分だが、現時点の情報によると、ロシアのSWIFTからの締め出しが決まった。これはロシアの通貨が使えなくなるという意味とほぼ同じ。またロシアの貿易が一切できなくなるのと同じ意味になる。
ロシアからの資源を輸入している割合が大きいドイツやイタリアなどをはじめとするEU諸国は、ロシアからの輸入がほぼできなくなる関係から、経済への大きな打撃になってしまう。それゆえにユーロに対する下落への圧力が一番大きいと感じている。
尚それ以外にロシアと取引がある国も、その依存割合により下落への圧力が高まる。今はEU諸国が一番大きいので、その通貨が最大の影響を受けるが、それ以外の通貨も依存割合により一定の下落の可能性があると思ってみている。とりあえず怖いのは月曜日の窓。窓でどのくらい落ちるのかを確認する。その後もとりあえず月曜日1日だけは、ロンドン、EU、NY時間の値動きを見てから判断したほうが良いかと思う。
相場のイメージとしては、金曜日にクロス円が上昇したが、それが否定される形になるのではと考えている。
それと今回の戦争だが、基本的にはプロレスで、ある程度のところで折り合いがついてシャンシャンで終了かという見方があったが、今回のスイフトの措置を見る限り、長期にわたり影響を与えてしまう要因になるのではと考えている。
今悪いことをしているのはロシア!それは世界共通の認識になっている。それだからこそ、最終手段と言われていたスイフトのカードを切った。
あとはロシア側がどういう出方をしてくるかという話になる。月曜日はロシアの国民が銀行に並び、お金を引き出すと思う。ロシア経済の混乱は避けられず、今は軍隊だけかもしれないが、それ以外の団体が大きなダメージを受けることで、ロシア国内の人達も、更に激しい抵抗を見せるだろうと思う。
そこでロシアがどう動くか?今までの行いを否定するぐらい、世界中の人が納得するような行動をとることができれば、上記の制裁も比較的早期に解かれ、何事もなく終わりを迎える可能性もあるが、それは非常に薄い可能性のように思う。
逆をいうと今回のスイフト制裁を受けて、強気のプーチンがどのような対抗策を見せてくるか?それが心配なので、来週はそのような兆候次第では、相場を見合わせるという判断も十分にあり。というか賢明な人は見に徹しておいたほうが良いと思う。
今はマンガ喫茶なので、結構書きたいことはたくさんあるのだが、退出時間もあるので、ここまでにする。最後に以下がウクライナ大統領のツイッターになる。翻訳機能がついているので、何を言っているはわかると思う。このツイッターが一番戦況が分かりやすいものとなっているように感じている。興味ある方はフォローされてみてみると良いと思う。