先週の木曜日、金曜日はアメリカ感謝祭で基本的には米国市場がお休みです。
金曜日の為替については、ドル安、ユーロ、オージー高で終わりましたが、これは米市場休場による影響、金融緩和による緩和マネーが大きい割合を占めていることによるものだと個人的には考えています。
よって来週はその巻き戻しがあるかどうかについて、月曜日の値動きに注意しています。特に米国市場を見てから、先週金曜日のような値動きが継続するのか、それとも巻き戻しが起こるのかを見て取引をしたいと思っています。
ここ最近の為替市場ですが、基本的にはコロナの影響で、トレーダーなるものは取引をしずらい状況にあると思っています。コロナの影響がどの程度かを見極めるのは難しい事。また今後の経済動向なんて、はっきりと予想することは不可能でしょう。それゆえ投機筋の商いは薄いと思っています。しかしそんな中、世界中が金融緩和に動いている関係で、株価が大きく上昇しています。コロナ化にある訳で、業績なんか良いわけがないにもかかわらず上昇しているのが何よりの証です。
今までは投機筋主流で動いてきた為替が、G7会議後から、緩和マネー中心に動くような感じになっています。
そしてこの緩和マネーがいつ打ち切りになるのか?を見分けるのはちょっと難しいと思っています。コロナの収束なのか、経済が持ち直すことなのか?
判断は財務省のようなところに任せられます。
そんな状況なので、年末相場も近いので、無理に勝負するときでもなく、少し休んでも良いのかと考えています。
やるなら月曜日のNY時間まではちょっと様子をみてからが良いかと考えています。
それと、ポンドですが、EUとの協定を締結後、発行から協定の一部を見直すことができるという、見直し条項が盛り込まれるようです。
これが盛り込まれるのなら、とりあえず協定を結んでおいて、数年後再度、協議をすればいいだけの話になります。問題の先送りとさほど変わりません。それゆえ、EUとの協議が上手くいくのではという楽観論が出ています。
また、この楽観論ですが、日本は地震大国なので、世界と比較すると、悲観的に考える人が多いようですが、それ以外の国はそうではないようです。
この話はコロナで例えられていましたが、日本人は悲観的だから、各自が保守的な行動をする関係で、コロナの感染拡大が他国と比べて遅くなっていますが、ヨーロッパ、アメリカなどはそうではない楽観的な人が多いので、「大丈夫だ」と考える人が多く、コロナが収束しないという話です。
ちなみに有名な話ですが、アメリカ人は貯金が0の人が多いそうです。
結局人種が違うと考え方が違う。そんな解釈が必要なのではと思います。
為替を動かしているのは、基本ドル、ユーロです。
そんな人たちの楽観的な考えを為替に取り入れる必要もあるのかもしれません。
もうそろそろクリスマス相場(相場が動かなくなる時期)を意識する時期です。為替に関しては、今年はトランプからコロナと、ここ数年の中で最悪と考えてもいいぐらい、やりにくい相場だったと個人的には思います。
コロナというか、金融緩和が打ち止めになった段階で、株価がどうなるか(どうするのか?)を見て、その後がやりやすいのではないかと個人的には考えています。