来週の相場展望は、基本的に薄商いと予想します。23日東京市場が祝日で休み。26日は、米国市場が感謝祭で休場です。
先週同様、クリスマス、正月相場のような、動かない値動きになるのかと考えています。
ポンドは動きそうですが、それ以外はさほど大きくは動かないと考えて、小ロットで取引したいと考えています。
ドルとポンド
ドルは売られています。コロナによる米経済への打撃が本当に大きく、今後は米ドルの格下げの話も出ているような状況です。それに加え、トランプが粘っており、政情不安になっている点、バイデンが勝ったものの、上院と下院がネジレとなってしまっているのもマイナス要因です。
基本下目線という人が多いのですが、ワクチンの許可が下りるという話も出てきています。確か20日以降にワクチンが承認されるかもしれないという話もあったので、それで大きく跳ねる可能性もあります。
一応ワクチン関係は、毎週月曜日にニュースが流れ、その日のみ上を試しています。
経済を評価するとマイナス。ワクチンを評価するとプラスと、なんとも入りにくい状況になっていると思います。
ポンドに関しては、EUとの交渉期限が12月末となっている関係で、来週あたりに交渉がまとまらないとまずいという評判です。
それゆえ、来週中にブレグジットの方向性が出る可能性があり、それにより大きく動く可能性があります。
先週カナダとイギリスとで貿易の合意ができたというニュースが流れました。
イギリスは、基本的にはEUを脱退したい考えが強いのではないかと個人的には思います。
EU以外の主要国と貿易協定を結ぶことができれば、脱退しても怖くないと考えているのだと思います。
ただ、現実的にEUとの関係を無いものとして脱退するのは難しいので、未だに交渉しているという感じでしょう。
EUとの交渉期限が1年後という話なら、EU以外の国と貿易協定を結び、大丈夫だと考えた段階で、EU離脱をすると個人的には考えています。
ただ、時期は12月末。またトランプがいまだに政権を返上しないので、主要国米国との交渉が進んでいない状況下に対し、どんな決断を下すのかが見ものです。
どっちにも動く可能性があるので、個人的にポンド関連の売買はしません。
来週の相場展望まとめ
コロナがある限り、ワクチンが流通しない限り、基本的にはどう動くかが判断できないような状況になると考えています。
ただ、本当に長期的な見通しとなると、いずれはワクチンが誕生し、コロナの恐怖におびえなくても良い日が来ると思いますが、ワクチンに関しては、1発で良い薬ができるのではなく、最初に投与した人の内の何割かは問題が発生し、その後改良→再投与→改良という流れの中で、人体に負荷の少ない、本当の意味での良いワクチンが出来上がると思うので、それまでを考えると、最低でも数年は、経済に関しては、こんな状況が続くのではないかと考えています(相場は国の地域差などがあるのでわかりません)
ここからは余談ですが、正直日本の経済が本当にどうなるのかが気になります。
みずほなどの都市銀行のリストラ、菅政権による、地方銀行の再編、JTBをはじめ、コロナで打撃を受けた旅行、飲食業界がすでに多くのダメージを受けています。
大きな流れとしては、人口減少は確実なので、内需がかなり冷え込み、それに伴いそういう企業がどんどん倒産するでしょう。
すでにその兆しはでていますが、今後さらに続くと思っています。
とりあえずどうしたら良いのかというと、やはり海外に対して何かしらのアクションをとっていかないと、日本にはお客さんすらいなくなると思うので、今後はそういう観点で考えていかないといけない日がくるか、もしくはそれまでに何としてでも頑張って、貯えを作る。そんな姿勢が必要なのではないかと思います。
正直、コロナの影響で、先の見通しがつかなくなったと思います。
ただ、これは今後を考える良い機会です。一度頭をリセットして、先々について想像してみるのが良いのではないかと個人的には思います。










