来週の為替だが、結論から紹介すると、「方向感の無い値動きになると予想します」
基本何もなければ小動きになると考えています。ある程度は値動きを見て、その後は勝手にレンジを決めて、その範囲で取引する予定です。
現状と今後の展望
日本もそうですが、どこの国もコロナで苦しんでいます。
感染者が増え続けている
経済がやばい事になっている
主にこの2点です。
どっちも相当深刻な問題になっています。経済に関しては、どの国も財政出動をしていますが、全く回復する兆しがありません。
それゆえ為替市場に関しても、クリスマス相場(まったく動かない)のような時間帯も多く見受けられました。
今後ですが、やはりこのコロナが大きく影響する状況は、コロナ収束までは変わらないでしょう。
先週月曜日のように、ワクチンができたという報道があれば大きく上がりますが、そういう突発的なことがない限り、このような方向感のない値動きが続くのかと考えています。
後、そんな中、単独で値動きを形成しそうな通貨があります。
ポンドです。
EUとの通商交渉が未だ片付いていません。
最終期限は今年いっぱいなので、クリスマス休暇などを考えると、今月から、来月初旬までには何としてでも決めないといけないような状況です。
イギリスも、単独でやっていく自信があるのなら、協議を打ち切り、EUときれいさっぱりお別れするはずなのですが、それが出来ない。コロナもあってさらに厳しい状況になっている事もあり、どうすることも出来ないのでしょう。
気持ち的にはEUを離脱したいものの、その後の経済を考えた場合、その選択に踏み切れないというのが、普通に考えた場合の結論だと思います。
ただ首相は凡人ではない、ジョンソン首相。
週末にジョンソン首相の側近(EU通商交渉担当)が辞任したというニュースが流れましたが、これは普通に考えたら今はEUを離脱しないほうが良いと主張する側近と、何としてでもEUを離脱するという考えにしがみつく、ジョンソンとの仲が割れたからではないかと個人的にはみています。
だらだらと書きましたが、今まで数年かかって解決してこなかった問題が、今年中という期限の中、何かしらの答えを出そうとしています。
また、これらの報道が流れた際に相場が上下する可能性があります。
それが来週以降増えると考えています。
ポンド持ちの方は、十分に注意してください。
どっちに動くのかは本当に予想もできません。
来週の相場展望まとめ
来週は、ポンドはEUとの協議について、進捗状況が報道され、それで上下する可能性があるので、ポンド関連は触らない予定です。
以外の通貨はさほど動かないと考えていますが、取引する通貨ペアは、ドル円、ユーロドルの2通貨を中心に、以外では対ドルの通貨ペアのみ取引する予定です。
通貨ペアを絞っている理由は、来週もまだまだどうなるかが分からないからです。
個人的にも、早い段階でのコロナの終息を期待しています。
感染拡大しているとの話なので、皆様も十分に注意してください。