今週の相場展望だが、結論から紹介すると、14日は9時まで様子見(G7結果による影響を勘案)、その後は参戦。16日の深夜のFOMCには注意したいので、この日までは比較的枚数は少なめに、または対ドル以外の通貨ペアで勝負。
FOMC後はエントリーできるところはしていく予定ですが、枚数は極力控えめに、証拠金維持率に余裕をもって取引する予定です。15日米国小売り売上だが、16日FOMC、17日米新規失業保険申請件数の発表の時間帯はやや動く可能性があるとみています。
FOMCに関しては出口戦略に対するパウエルの見通しについて、どんな発表がされるかが焦点です。未だコロナ化の為大きな変更はないだろうと考えている人が多いかと思いますが、G7においては各国協調によるインフラ投資が決まっています。また、所詮、先に対する見通しについての公表です。少しづつではありますが、コロナも収まりつつあるので、早めにテーパリングするというような濁し口調での発表があってもおかしくはないと考えています。
ただ、今の状況下においては、例えテーパリングの時期を早めるという報道があったとしてもピンとは来ませんよね。この点は市場参加者も同じだと思うので、無風が順当ではと思っていますが。
とりあえずG7ですが、簡単に説明すると、経済、軍事、外交においてこのまま行ったら世界を牛耳ってしまう可能性のある中国を、G7の参加国は協力して、中国を台頭させないようにしよう!そのために足を引っ張りましょう。みたいな事を決定したように感じました。
中国はアフリカなどに対するインフラ投資をしています。例えの話ですが、鉄道を整備した場合、運転方法など肝心な部分は全部中国人が現地に残り、その仕事をやり続けます。現地にはチャイナタウンができます。それが植民地化しているという人もいますが、それが中国のやり方です。
G7はそのやり方は汚い!という事で、中国が甘い蜜(アフリカに対するインフラ投資)を吸おうとしているのを見て、自分たちでやる!と言い出しました。
未だ中国からの反論、反証が出ていないので、現段階ではなんとも言えませんが、月曜日9時まで様子を見たいというのは中国の反応、世界各国の反応を見てみたいからです。
因みに日本人は、中国人は遅れているとか、頭が悪いとかというイメージで下に見ている人も多くいるようですが、GDPに関しては、何年も前に日本を抜き、今では確か3位以内に入っています。
今回のG7において、テーマが中国になりましたが、この理由も、中国が短期間で異常なスピードで力をつけていることを懸念しているからです。
今のミャンマーに賛成しているのも中国。
中国は何年も前に日本を抜き、今ではアメリカをしのぐぐらいまで成長した経済大国になっています。
世界は中国により変わりつつあり、その影響は日本にも及ぶ可能性が高いといえます。
今後どうなるかは分かりませんが、こういった変化の時は色んなチャンスがあるものです。FXをおやりになっている方は、ニュースなどに興味を持っていても損はないと思います。