5月19日(金)この日は朝から「じゃらん五反田店」というパチンコ店に行った。前日はマンガ喫茶で作業したので、疲れて何もする気にならず、温泉に行く予定だったのだが、その途中に立ち寄った。
因みにこの店は9がつく日がイベント日。9時50分ごろに店の前に到着すると、そこには結構な数の人が並んでいた。
この光景を見るといつも思う。「ここに並んでいる人は働いていないのか?パチンコ以外にやる事が無いのか?なんでこんなに暇なんだ?」という疑問が頭に浮かぶ。
当日もそんな事が脳内に浮かびながら最後尾に並んでいると、抽選権を持った人達を案内していた店員が、「一般入場のお客様は自転車置き場側に並んでください!」と言ってきた。因みに抽選権を持った人の後方でうろちょろしていたのは自分だけ。きっと自分に向けて言われたんだろうなということが分かり、少し恥ずかしくなりながら指示された自転車置き場側に向かった。
自転車置き場に到着すると、そこには7人の人が並んでいた。皆抽選を受ける事すらできない落ちこぼれの無職だ。その列の最後尾に並び、入場の時間を待つ。
今日もジャグラー。今日はいっぱい出すぞ!とそんな気持ちになり、3階のジャグラーコーナーに向かったが、その時間で空いていたのはファンキーとハッピーのみ。本当はマイジャグを打ちたかったのだが、それらは全て抽選を受けた人達に取られていて、仕方なしに1台のハッピージャグラーに座った。
朝1千円でREGを引いた後そのメダルでBIGを引いたがその後は追加投資。しかし結果的には1台を打ち切る形で1日を終えた。止めたのは17時40分ぐらい。投資14kの回収が11kのあまり52枚で3kの負け。5356ゲームでBIG16(1/334)、REG23(1/232))と、REG確率は設定6の数値なのだが、±0のラインを挟んで8時間ももみ合っていたので、さすがの自分もこれ以上打つ気にはならず、ちょい負けならとここで切り上げた。(換金はみんぱちだと5.15枚と書いてありますが、自分はぴったりで交換したら52枚余りになったので、2枚程度余分にしないとぴったりにはならないと思います。気を付けてください)
因みに自分の台が、ハッピージャグラーの島の中でボーナス回数は1番上だった。また約8時間にわたり差メダルの状況などを見ていたが、開店から座っていた客の中で客の勝ちになった台は、マイジャグ5が2台(2/18)、ハッピージャグラーが1台(1/9)だけだった。9台に対して1台だけ客が勝てる台が設置されていたが、それ以外の台は全て客側がマイナスの結果となった。
また朝抽選を受けて並んでいた人も、時間の経過と共に続々と退店していたり、全部飲まれた後、台の前で首を下に向け、うなだれた状態で数分動けなくなっている人も見かけた。
多分だけど来ている人はほとんどが本当に無職だと思う。
また自分以上に勝ちたいという気持ちが強く、またこの店にかなり期待をしてきたような人が多かったのように見えた。
負けた後、目を真っ赤にした状態で、休憩所の椅子に座っている人もいて、結構惨憺たる状況だったように記憶している。
皆周囲の反対を押し切って並んだり、家を出るときは「職安に行ってくる」と言って、実際はこの店に並んでしまったような人達ばかりだろう。
正直な話こういう人達というのはパチンコなんかを打っている時間なんて本当は無いはずなんだ。皆ノーテンキな脳内で、平気で並んでいるが、負けたらどうするつもりなんだろうか?またこんな生活をしていて、就職しなければいけなくなった時に履歴書に何と書くのだろうか?まさかパチンコをしていたとは書かないと思うが、就職活動をしていましたというような事を書くと、どんな会社を受けましたか?とかその程度のことは聞かれるだろう。そういう際にばれないように答えられるのだろうか?
とそんな事が頭に浮かんだ。
それとここに集まっている無職というのは、翌日は0が付く日のイベント店に並ぶことが多い。なぜそういうことを言うのかというと、自分がそういう光景をよく目にするからだ。自分も頻繁にパチンコ店に行っているが、中野ニラクにいる夫婦のジャグプロや、高円寺のメッセにいる20代かそこらのスロプーとは結構な頻度で違う店でかちあう。
また自分は彼らの事を全く意識していないのだが、暗がりの中で知り合いが来たかのような目で自分を見ている人がいるなと思うと、大体そんな人達だったりすることが多い。
無職なのに毎日毎日パチンコ三昧。そんな事していてこの先どうするの?と本当に少し心配になったりするが、彼らがこの行動を止めない!正確に言うと止めれないのは、心のどこかに勝てる!自分が打てば勝てる!という気持ちが宿っているからだと思う。
働いて稼いでも、パチンコで稼いでもお金としては変わらない。今日は勝てる気がするからパチンコ屋に行ってみる。もしくは働きたくないからパチンコに行く。そんな考えがあるからこそ、いつになってもパチンコ店には無職が溢れかえっているんではないかと思った。