自分は毎朝9時に家を出る。そして日が暮れたころに家に帰る。周囲に住んでいる人の目が気になるので、無職なのだが仕事をしているように見せかけるためにこのような行動をとっている。
午前中に家を出た後は、電車や自転車などを活用し、なるべく今住んでいる地域から離れる。ある程度離れた後は、自分の好きなことをして過ごしているのだが、今までの経験から、無職が行かない方が良い場所’(行くと悲しくなる可能性がある場所)と、行ってもそういう心配がない場所を紹介したい。無職生活が短い方は参考になるかと思う。
無職が行くと後悔する場所
№1 郊外にあるスーパーやコンビニ
自分は電車や自転車などを利用して郊外にある温泉などに行くことが結構ある。その際、地元でどんなものが取れるのか?何が売っているのかということに興味があるのでスーパーやコンビニ(トイレなどで利用することがある)に入ることがあるのだが、午前中に入店すると、店員などに白い目で見られることが多い。何故かというとまず客が異常に少ない。また普段から地域の人しかこないんだと思う。そこにどこの誰だか分からないようなおっさんが入るとどうなるかというと、明らかに不審者が現れたみたいな顔をされる。またそうでなかったとしても、不思議そうな顔をしている事が多い。
それはそうだろう。普通の人は働いている時間だ。またおそらく郊外(田舎)のようなところでは無職はいられないのだろう。そういう変な常識も相まって非常に居心地が悪い。なので、この場所は避けた方が良い。とにかく行ったら分かるが、客のおばちゃんや、スーパーのベテラン店員、新人の店員が皆驚いたような目でこっちを見ているというのは精神的なダメージが大きいので、行かないのが無難だと思う。
№2 サラリーマンがいる飯屋
自分は温泉に行く前にパチンコ屋に立ち寄ることが多い。そしてわずか1時間ちょっとで財布の金が全部なくなり、物凄いイライラする際はご飯屋に入ることがあるのだが、その際隣のテーブルに、サラリーマンが数人座り、仕事の話などを始めると、本当に死にたいぐらい辛い気持ちになる。
なぜ辛いのかというと、まずサラリーマン連中は今の今まで仕事をしていたのが分かるのだが、その時間自分はパチンコをしているという差。また負けているという事実。
方やストレスをためながらも努力し、仕事をしているが、方や目先の金に振り回され、メダルを3枚入れてから祈るようにレバーをたたく。そんなチンパンジーのようなことをしていたその差がわかり鬼のようにみじめな気分になる。
また今はまだ良いが、何年後かになったらこの差はどんどんと開いているだろう。ある意味レールから外れた人生を送る自分と、ある意味順風漫歩に、また1日1日1歩づつ色んな経験を通じて成長しているサラリーマンを見ると、何故かサラリーマンがキラキラと輝いているように見え、一方の自分は毎日パチンコで情けなさのようなものが際立ってしまうのである。
この点は実際にこうなってみないことにはピンとこない人もいるかもしれないし、自分とは逆に働く奴隷としてサラリーマンを見る人もいるかもしれない。この点は感受性の差が大きくでる所だが、正直な話自分はあまり他人が気にならない。その代わりに他人を見て自分自身が気になってしまうことが多い。方やサラリーマン、方や無職。その開きは大きいと個人的には感じるが、それを目の当たりにしたくない人は注意したほうが良いと思う。
№3 和菓子店・ウナギ屋など、年配の人など特定の人しか来ないお店
世の中には特定の人に支持される店というものがある。俗にいう高級和菓子店とか、ある程度の値段の飲食店などがそれにあたる。
そしてこういう店はなぜ高い値段で営業できるのかというと、それなりの常連に支えられているからだ。店で働いている人達は当然のようにお客様のことを覚えている。
そしてそんな店に一見の無職の自分が入店すると、物凄い白い目で見られる。
まるで汚いものでも来たかのような目で見られたりすることも多い。正直な話うんこを見るような目で見られていると思ったこともある。
またそういう店ではいくら落ち着いてメニューを読み上げても、ある程度の値段のものを注文したとしても、相手の不信感なるものは中々収まらない。逆に言うと、猜疑心のようなものが高まり、警察に電話でもされないかと思うような時もあった。
多分だけどごくごく普通のおっさんはこういう店には滅多にいかないというか、いけないのだろう。普通の人は働いているという事実から、なぜこの時間に無職のおっさんがいるのかという事に店の人は驚きを隠せないような表情をしてくるので、さすがに居心地が悪い。
また普段ならある程度強気の自分も、アウェーみたいな場所に来ているなと感じてしまうので、【俺は客だぞ!】という強気な姿勢にはなれない。ただただみじめな気分を味わうだけ。
分相応という言葉があるが、無職は分相応の場所を自分から選んでいくべきではないかと思うのがこういう場所に来た時だ。
№4 繁華街(職務質問に合う可能性で避けるのが無難)
東京には新宿歌舞伎町という有名な繁華街があるが、その場所には昼間から警察官が多く待機していて、頻繁に職務質問が行われている。
スロプーのマダオさんという、スロットで生計を立てているという人の中では特に有名な人がいるが、この人もこの場所に来た際に職質を受け、その動画をツイッターに上げていた。確か15時30分ぐらいだったと記憶している。平日のその時間帯に新宿歌舞伎町を歩いていただけで怪しまれ、職業を聞かれたり、バッグの中身を徹底的に調べられたりしてしまうのだ。最低でも10分から15分程度は時間を取られるし、献血のように終わったらジュースなどをもらえるわけでもない。出来たらやらないほうが良いというのが一番だと思うので、職質を避けたい方は、こういうことを多くやっている場所に行かないという選択肢を選ぶことをおすすめします。
因みに秋葉原駅前で、登山家(すろにーと)さんが10時ごろ、店選びであぶれふらふらしている際に職質を受けました。(ツイッターで上げていた)。また渋谷の道元坂や足立区の西新井駅前でも平日の真昼間に職質をされている人がいることを自分は確認したことがあります。
職質されている人を見ると、ごくごく普通の人だったり、金髪とか、ちょっと派手目な人もいたりしますが、わざわざ職質をするような人には見えません。そんな人でもされてしまうので、とりあえず職質を受けたくない方は、繁華街へは昼間も近寄らないのが無難かと思います。
因みに自分は今まで1度も職質は受けたことがありません。なぜされないのかという理由ですが、まずあまり挙動不審ではない。また目立たない服装が多いから、目を付けられにくい。ただそれだけではないかと思います。あくまで個人的な見解なので役に立つかは分かりませんが、職質を見た際に思うのは、されているほうは本当に悲惨であんな経験だけはしたくないという感情しか湧かないので、繁華街に行く際は注意してください。
無職が行っても後悔しない場所
№1 競艇場や競輪場などの平日開催の公営ギャンブル場
平和島温泉の帰りに無料バスに乗ったのだが、このバスに競艇帰りの人が沢山乗ってきた。平日の昼間から競艇をやり、17時台のバスに乗って帰るのだから当然に無職だろう。
またほぼ全員がそんな感じの身分であるにも関わらず、そんな事は一切気にせず、終わってしまった競艇、当たらなかったレースを復習するためか、競艇新聞を見ていたり、バスの中で温泉からの客が乗っているにも関わらず、目の前で大声でその日の競艇が当たったとか、ハズレたとか、声を大にして話をしている人が居て、見ていて悲しくなったものだが、とりあえずその光景を見て自分は思った。こういう場所に来ている人は間違いなく無職だ。しかも毎日のように来ているような感じだ。こういう場所なら無職でも目立つことはないだろう。逆にスーツなんかで行ったら、皆から白い目で見られること必至だ。
平日開催の公営ギャンブル場は無職にとって居心地が良く、最適な場所ではないかと感じた。
№2 パチンコ店
パチンコ店だけはかなり行っているという自負がある自分なので、ここは自信をもって紹介させてもらうが、平日の朝から並んでいる人はおそらくだけどほとんどが無職だと思う。なぜかというと自分も何回かは一般入場で並ぶことがあるが、その際に並んで話している人の会話の中で、仕事の話をほとんど聞いたことがないからだ。
ごくごく普通の大人なら、「今日は有休をとってきた」とか、「明日仕事に行きたくない」と言った会話が出ても当然だと思うが、そういう話は基本的にほとんど聞かない。
逆によく聞くのは、昨日この店で打っていたが、千回転を超えても当たらず滅茶苦茶負けたとか、昨日大きく出た台を指をくわえてみていた。本日朝からその台を確保し、今日はめちゃくちゃ出すとか、そんな下らない夢物語のようなものを独り言のように呟いている人の方が多い。
無職でありながら、おつむも弱い。そんな人の集団に見える。なのでここはある程度のレベルの無職なら基本的には居心地が良いと感じることだろう。底辺の集まり、底辺の集団。そんな場所だが、無職にはこういう場所が居心地が良いと感じると思う。ちなみに店内には無料で飲める冷たい水、麦茶がある店がある。また楽園というパチンコ店は全グループに無料でもらえる飴が置かれている。これは遊戯者が好きに、好きな量をとることができる。
飴なんかもらう人なんかいるの?と思うかもしれないが、楽園溝の口店に行った際は、多くの高齢者が飴に群がり、おもむろに飴を持ち帰っていたので、好きな人はいると思う。そういう方にもおすすめの場所だ。
№3 公園
次におすすめなのが公園だ。自分は午前中から何回も、また何か所もこういった場所を歩いたり、ベンチに座って休んだりしたが、基本的にさほど違和感はなかった。勿論午前中の公園にいる人の大半は、ランニングしていたり、犬の散歩をしていたり、自身の健康管理で歩いている人など、目標をもってきている人というか、何かやっている人の方が圧倒的に多く、無職でやることがなく、ベンチに座ってスマホをいじっているような自分のような人は極端に少ないが、それでも自然で癒されるのか、この場所に来るとあまり人のことも気にならなくなるので、無職が無料で居られる場所としてはかなり良い場所ではないかと思う。
空気が美味しい、池があったりする場所は鳥や魚の動きが見れる、想像していた以上に人がいて、皆ウォーキングなど、健康の為に頑張っているのが分かる(前向きな人が圧倒的に多い)など、やる気がない人、何をしたら良いかが分からない人にも何かしらの良い刺激になると思う。
№4 漫画喫茶
平日の昼間に漫画喫茶に人なんているのかと思う方もいるかもしれないが、実は結構人がいたりすることが多い。なぜいるのかというと、未だに漫画が好きでそれを読みたい人がいるからだと思う。
受付も混んでいることが結構多く、ガラガラで目立つということも少ない。
また1度受付さえ済ませてしまえば、後は個室を選べば個室内でじっとしていられる。完全に自分の空間にいることができ、他の人の目など気にならなくなるのでそういう点もメリットだ。
1人になりたい。ジュースなどの飲み物を死ぬほど飲みたい。漫画を読みたい。パソコンで何かをしたい。とそんな方におすすめだが、1日いると2千円ぐらいはかかる。その点は覚悟しないといけない点だ。
№5 日帰り温泉
自分は日帰り温泉に週に2~4回程度は行っている。また1つの場所だと飽きてしまうので色んな場所を試しているが、交通が不便な場所に行っても、都心の駅近の場所にいっても、ある一定数の人はいるので、ガラガラで目立ってしまうというような事はほとんどない。
また受付の人も、お客さんも、皆どことなく落ち着いているというか、リラックスしている人が多い。なんだかわからないがイライラしているような人やカリカリしている人は滅多にいないので、そういう意味でもパチンコ店などと比べると、客層も圧倒的に優れていることが多い。また自分自身がお湯につかりリラックスできるのでおすすめだ。
無職にとっては居心地がいい場所になるが、1つだけ注意点がある。それは規模が小さい日帰り温泉だと、丸1日時間をつぶすのは難しいという点だ。例えば10時~17時まで時間をつぶしたいと思うのなら、それなりに大きな施設がある、例えば寝る場所がある(リクライニングチェアー完備)施設などを選ぶようにしよう。温泉につかれると言っても、朝から晩までつかっていられるわけではない。出た後に何をして過ごすか?そんなことを考えたうえで来訪すると、更に充実すると思う。
追記
働いていないと後ろめたさが未だにある無職の自分が感じたことを正直に書いた。これは自分と同じように向上心が強い人、毎日まともなことをしていないと不安になってしまう人に当てはまると思う。
逆に無職だとしても全く恥ずかしいと思わない人、友人や知人に対し、自称パチプロと平気で言えるような人は全く当てはまらないと思うので、その点は個性に合わせて調整していただければと思う。