来週の相場展望ですが、結論から言うと、先週と同様、小動きになると考え、小ロットで取引したいと考えています。
先週の為替
先週はトランプが金曜日のニューヨーク時間に重大発表するとアナウンスした関係で、木曜日の引けにかけて、米中貿易の激化かと考えた人達が、ドルとオージーを売りました。
また金曜日の発言時間まではそんなに大きく動きませんでした。
警戒されていたのでしょう。
しかしながら結果は
1、米中貿易の第一段階の合意を破棄しない
2、香港優遇措置を撤回する方向
3、中国政府はいつも約束を反故にする
との3点でした。
1に関しては、最近までどうなるか分からないというスタンスをトランプが取っていたので、現段階では安心要因になったのでしょう。この先はどうなるか分かりませんが。
2に関しては、香港に対し、中国側は軍を投下してでも中国の言う事を聞かせるというスタンスで、既に報道の通り、たくさんの香港人が逮捕?されているような状況です。前回のデモの際もアメリカは中国をけん制しましたが、今回も同様、2のような形で若干の締め付けをするという事です。
今日イギリスとアメリカが合同で反対するというニュースが流れました。またG7に韓国、オージーなどを加えG10として、香港に対する抗議の声明を今後出すということなので、2の姿勢は今後激化していく可能性があると言えます。
3に関しては意味深な発言で、個人的には意図がつかめませんでしたが、おそらくはトランプが言う事を聞かない中国に対して怒っているという姿勢でしょう。
上記が結果だったのですが、個人的には事前にアナウンスした割には大したことないなというのが正直な印象です。
実はもっと過激な発表だったが、事前に変更したとか、未だコロナが蔓延する中、大きな事は言えないのか?、原因は分かりませんが、若干ですが弱腰に見えました。
コロナの影響が残る現状では、大きな行動には出られないのかもしれません。
来週もこのような問題を中心に、各国発言で動く可能性があるので、それに注意しながら、小ロットでトレードしていきたいなと考えています。
※正直今の相場の値動きというのは、本当に意味不明な動き方をしている時が多いように思います。疲れないように気を付けてください。