先週のFXですが、先々週の終わり値と終値ベースで比較してみると、上昇したのは、ドル+60pip、オージー+28pip。
逆に下落がユーロドル-79pip、ポンド-90pipとなりました。
また印象的だったのが金曜日の値動きですが、週末リスクをにらんでの前面的に円高となり終わりました。
その中でもポンド、ユーロ、オセアニアの下落が顕著に見受けられました。
来週の相場展望
来週、最も注目するべき点は、20日のFOMCです。
利上げが予想されていますが、先々週あたりから、トランプ氏がしつこいぐらいに利上げするなと発言しています。
アメリカ株式が不安定な点もあり、今になって利上げが怪しいなどという方も増えていますが、どうなることやら?
保守的な方は、この指標を確認してからでも良いかと個人的には考えています
ドル円
ドル円に関しては、FOMCと米中貿易次第になると考えています。どちらの要因も正直予測不可能なので、今週に関してはどのような値動きになるか、推測不可能です。
今までは下がったところは買いでという考えでいましたが、ここ最近は来年は円高になるだろうというエコノミストも多く、またドル円のみの値動きを見ても、今のところ114円が天井圏のように見受けられるため、判断が難しいところです。
ユーロドル
金曜日に売られ、今週も最終的には下落して終わりました。下落要因は、先週のドラギの発言など。但し下がっても下では変われ、大きくは下げなくなっているように見えます。日脚のチャートを見ても、個人的にはこの形だと短期で考えた場合、下も固めなのではと見受けられます。
今週に関してはドル円が読めないので、ユーロドルに関しても基本的にはドルに連動してしまう通貨の為、予想は難しい状況です。
ポンド円
ポンドに関しては相変わらずブレグジット問題により、上下する通貨になってしまっています。完全なギャンブル通貨のようになっているので、今週も基本的に触る予定はありません。
オセアニア
金曜日に大きく下げた通貨です。中国の経済指標が悪く、それにより売られたと言われていますが、それにしてもかなり下げたな。ちょっと下げすぎではという印象です。
米中貿易関連の週末リスクを嫌う理由で下げた要素もあると思うので、個人的には81円を切るようなら、今週は買いを入れてみても良い通貨に思えますが、こちらもドルと連動する通貨です。慎重にトレードした方が良いかと思います。
来週の概況
来週あたりから、海外勢が休暇に入るところが多く、そろそろ休暇ムードが漂ってきます。
休暇となると、市場参加者が少なくなり、値動きも活発でなくなります。
もう来年を見据え、今後は様子見。英気を養い来年からというのが良いかもしれないと個人的には考えています。
自分自身は、今から来年に向け何かを仕込み、含み益をもったままの状態で年を越せないかと模索中です。