今のFXは、政治的な要因で動いています。よって予想ははっきり言って出来ません。
ただしこれは自分だけで無く、プロ、アマ問わず誰もが同じです。逆に今、明確に予想できる人がいたら、聞いてみたい。
そんな状況です。誰しもが分からない状態ゆえ、相場参加者も減少傾向にあります。
よって来週も結果から言うと、様子見です。
以下はその理由と先週の相場振り返りです。
先週の相場
先週は8月13日の23時ぐらいに、大幅な円安になりました。これはトランプが9月に発動予定だった中国に対する関税を、一部12月15日からとすると発言したからです。
翌朝は、前日高値付近で引けましたが、翌日は売られ、上昇分は、半分以上無くなりました。
通常なら関税延期はポジティブ要因なんで、下落は無いと考えていましたが、トランプの発言は、クリスマス商戦だけは穏便に済ませたい。小売業界から非難されたくない。ただそれだけだとの理由から売られてしまいました。
トランプの関税一部延期が、中国との関係改善の為とか、アメリカ小売業界の為なら下がらなかったのですが、そうでは無かった為、下落しました。
しかし本当に驚きますが、数週間前に関税をかけると言った発言を、すぐに止めるという発言は本当にどうかと思います。
関税は、アメリカ中国は勿論、全世界に影響する事です。それを数週間も経たない内にやらないと言うなんて、本来許されて良いものか?
もし日本の安部首相が同様の発言をしたら、世界から非難されるし、日本国内でデモが起きるのでは無いかと思います。
それぐらい重要な事。
これを軽々しく、自分の気分で言ってしまうのがトランプです。
為替相場、株式市場ともに、こういった彼の発言でメチャクチャになっていますが、こういう発言は未だに止まる兆候がありません。
よって来週以降も彼が何を発言するかにより、為替相場が動いてしまうし、彼の発言は常識外で、誰もが予想出来ないので、予想は難しいと考えています。
後ドル円は15日16時ぐらいにも大きく円安になるなりましたが、これの原因は未だ判明していません。
それとポンドですが、週末の投機筋のポジションが売りで10万近くあります。マーケットも売りポジションの保有者が多いのではと言われてます。
後ドイツが金曜日の場中に、ブレグジットについて、協力的な発言をしました。euも景気が良くないので、
イギリスに抜けて欲しくは無いのでしょう。
またイギリス国民に対する最新のアンケートでは、合意ある離脱が望ましいとの回答が半数を超えたそうです。逆に現政権の合意なき離脱の支持率は30パーセント台。
この点だけはポンドにとり良い要因です。
ポンドに関しては合意ある離脱か否かが焦点ですが、最近は、離脱しても、日本やアメリカと同じになるだけ。他の国と輸出入で協力関係が出来れば、そんなに懸念しなくても良いとの話も出ています。但しこの話に根拠は無く、現段階では非常に無責任な話ですが、経済的な損得を踏まえ、将来はそれに対する予測が出るかもしれません。