先週のFXは、休日の割には大きく動いた気がする。
とりあえず5月1日の水曜日、ユーロドルは1.1266まで値を上げた。原因は米中貿易問題の解決の見通しが暗くなったため。ドルが売られた関係でユーロが買われ、ユーロドルが上に上がったが、その後そういう問題が希薄化されたので、元に戻ったが、金曜日の引けにかけてユーロドルが上がり、ドルが下がって終わっている。
この原因については、個人的にはドルに関連する週末要因だと考えている。ドルは米中貿易問題もさることながら、欧米貿易問題も控えているので、その要素があるがゆえに下げて終わったのだと思うが、ちょっと下がりすぎ。それ以外に表面化していない懸念材料があるのかもしれないが、この点はわからない。
以外オセアニアは指標で下げ、ポンドは金曜日に上昇したが、これに関しては未だ材料が出ていないので、何故上昇したのかは分からない。
来週の相場展望
ドル円
来週は7日が東京オープンとなる。この日は貿易決済の玉があると思うので、仲値は以下の条件なら狙っても良いと思う。
条件
金曜日の引けの値段ぐらいなら購入しても良いと思う。ストップは深めに1.5円下。購入する時間帯は、7日の午前0時過ぎ。上限は111.8程度まで跳ねれば御の字。上値も仲値の上げはその程度と思っているので、利益もしれている。但し、やっても良いかなとは思っている。(昨年も同様の憶測で購入しましたが、昨年はやられた気がします。よってチャレンジは各人次第ですが、すぐ逃げる。仲値を過ぎたら見切るという判断も必要です。但し、国内Fxなら、7日からスワップも付くので、持ち越しも全然ありだと思います。世界情勢が今と同じなら)
それ以外ドルに関しては金曜日の下げが戻るのかを見たい。とりあえず先週は広いレンジだと111-112円だったので、来週もこのレンジになるかを見てみたいと思っている
ユーロドル
先週は1.1266まで上昇した。自分は下げると思っていたし、このレートまで来るのは完全な想定外だったので、かなりドキドキしながら見ていた。
結果的には下がったので、基本は下。ポジション調整のブレ幅だと思ってみている。但しユーロドルに関しては、先物の売りの枚数がかなり増えており、これはユーロドルの買い要因になる。
今週も下かと思ってはいるのだが、先物の買い要因もあるし、ブレ幅も大きいので、ちょっと様子を見ながらにしたいと思っている。
ポンド
ちょっと本当に分からないというか、ついていけない通貨になってしまっている。
個人的には上か下かのシナリオは持っているのだが、この通貨にはそれが全く通用しない。読みが噛み合わない通貨。
なので、ここでの見解は控えます。
オセアニア
オセアニアで注目しているのは今週はオージーだけ。
ニュージーはちょっとわからなくなっているので、多分というか、先ず売買しない。
オージーに関しては、オジドルの0.7というレートが非常に重要だと思っている。
当面これがレンジの下限。
これを下抜けると早そうだとみていたが、先週2回突っ込んだのに、どちらも跳ね返されている。となると来週は上と考えてよさそうに個人的には思うが、どうだろう?上というよりも、この0.7というレートでレンジを作る可能性も高いのかとみている。
まあ注視すべきレートは0.7.これをぶち抜けて下に行ってしまうと、オセアニアは崩れると思うし、新興国通貨にも影響が出ると思う。
とりあえず割らない事を個人的には期待している。
トルコも今は色んな意味でやばそうな通貨なので、トルコが火種にならない事を祈っている。
来週の相場展望のまとめ
色々と書いたけど、今一番心配なのはドル。
金曜日の下げがちょっと怖い。来週に戻してくれると良いけど、下にいくようだと、その勢いがちょっと気になる。
下には買いのオーダーが入っていると思うので、30pip程度の下げで終わってくれるといいのだが、80pipを超えるような下げとかになってくると、再度想定レンジを変更しないといけないし、ドルは結局その他のほとんどの通貨に影響してい来るので、それが現段階での懸念材料。
よって来週はドルの値動きに注目しながら、他通貨も判断していきたいと思っている。