先週のFXですが、相場参加者が一番注視していたのは、トランプ氏が、2000億ドルの米中追加関税を発動するかという点でしたが、結果から言うと、発動せず、週の半ばだったか、中国と協議するというニュースが流れ、それが好感され、全面的に円安となりました。
がしかし、金曜日の深夜2時ぐらいだったか、トランプ氏が再度2000億ドルの対中関税を発動するぞ!と言いはじめた為、金曜日はその影響が出た通貨もあります(週の途中に中国と再協議するという話が流れ、その日程が整っていない段階での発言なので、正直理解不能ですが、トランプ氏の頭がおかしいという説も出ていますので、気にしない方が良いかもしれません(後に書きます)
貿易問題に関しては、分かりやすい画像がありましたので、それを載せます。下記画像の第三弾(2000億ドル)の部分が、現在中国に対し、協議をしたいという申し入れをしており、中国も前向きに検討しているそうです。

来週の相場展望
米中貿易問題
来週も最も注意するべき点は、中国に対する2000億ドルの米中関税が発動されるかどうかという点です。
発動する場合は、おそらくですが、アメリカ時間に何かしらの発表がアメリカ側からなされると思うので、その時間帯は十分に注意してください。
そしてこの対中関税が実際に発動されるかどうかという点ですが、現段階では、アメリカと中国が協議を行ってからとなっているので、発動するかしないかについても、全ては協議しだい。いずれにしても少し先になるのではという見方が多いのですが、金曜日の深夜2時ぐらいに、トランプ氏がすぐにでも発動するぞ!という意味不明な事を言い出したので、その点が少し心配です。
普通に考えれば中国との協議が整ってからということで良さそうですが、トランプ氏の発言があったので、正直どうなるかは分かりません。
それとこの2000億ドルの関税ですが、もし発動されるとなると、アメリカ側の被害は大変大きいそうです。
2000億ドルの規模となると殆どの消費財に及ぶ事になります。具体的にはサングラスから、Tシャツ、パンツ、靴など、頭からつま先までの間に身につけるもの全てが関税の対象(中国製が多い)となってしまう関係で、アメリカの80以上の業界団体が、この追加関税をヤメロ!と、トランプに抗議しています。(画像添付しました)
この団体には、アマゾン、ウォルマート、IBMなどの主要企業も入っております。かなりの企業が影響を受けてしまう関税となるので、その企業に対し、何かしらの優遇措置を出した後(関税をかけるけど、補助金を出すなど)で無ければ、相当の反発が予想されますし、これだけの多くの企業の反対を押し切って関税を課した場合、その企業関係者はトランプを支持しなくなると思うので、中間選挙に対しても影響が良くないと思います。またアメリカの株価も下落の可能性が高いです。
そのような要因もあるので、果たしてどうなるかは分かりませんが、関税発動となった場合は、相場に一定の値動きはあると思います。
※その後本日のニュースを見ましたら、2000億ドルの関税について、税率は25%だったが、10%に変更。9月17日から、18日に正式発表されるとのニュースがありました。画像を載せておきます。
日米間のイベント
9月18-19日、日銀金融政策決定会合
9月21日、第2回日米通商協議(茂木経済財政相とライトハイザー間)
9月22日から24日、第3回日米経済対話(麻生さんと、ペンス副大統領)
9月25日、日米首脳会談(安部さんとトランプ氏)
先週、安部首相が異次元緩和はずーっとやり続ける事はできないとコメントした事で為替が反応し、一時的に円高に傾きました。
日銀金融政策決定会合は、その首相の意向を汲み取るかどうかについて注意が必要です。(異次元緩和措置とは、低迷している日本の景気を回復させる為、必要以上に日銀がお金を作って市場にばら撒いている事です。やりすぎは国の借金が膨らむだけなので、いつか止めないといけない事です。景気が回復した際にやめる事になるのが通常です。安部さんは出来ないという表現を使いましたが、その措置が必要ないという風に取られると、円高に動く要因になります)
後、日米通商協議ですが、日程をあえて自民党総裁選の後にずらしたというニュースがありました。理由ですが、自民党総裁選の前に開始した場合、国民の反感を買うとか、為替が動くからなど、マイナスとなる要因が多いからではないかと一部では言われています。
それだけにこの協議は注意しておいた方が良いです。農産物輸出や、自動車関連の話が出ると思います。中間選挙に向けて、何かあるとすれば円高に動く可能性が高いと思います。
来週にすぐ影響が出るのか?それとも協議を重ね、来月再来月に協議が整いその時に影響が出るのかは分かりませんが、どういった要求をアメリカ側が出してくるか?この点は確認しておいて方が良いかと思います。これは日本株にも影響する事です。
トランプ政治の暴露本の発売
ご存知の方も多いかと思いますが、先週トランプ大統領が以下に幼稚な政治家かというような内容の暴露本が発売されました。(内容に関しては、ご存知かと思うので割愛させて頂きます)
またそれと同時に、以前トランプ氏の側近で、トランプ氏を良く知る人物が、警察に捕らえられ、今までの悪事を全てさらけ出すと言っています。悪事というのは勿論トランプ氏がやったことです。
トランプ氏が馬鹿で、政治能力に欠けている。また今まで悪いことをしてきたというのは、一連の報道を見ている限り、真実のように見受けられます。今週はマスコミなどがこういった事を突っ込んでくると思うので、トランプ氏の進退問題に影響を及ぼすようなニュースには注意しておいた方が良いかと思います。
通貨ごとの見解
ドル円
ドル円は金利を上げる予定があり、経済も良好なので、やはり最終的には買われています。今の通貨の中ではやはり色んな意味で安定感があり、強い通貨になっています。
ただ今週はどうなるか?貿易問題、日米関連の協議もあるので、それを見極めてからとなりそうです。
個人的には見。ポジションは持っても、下に動いた場合を想定し、損切は入れておいた方が良いかと思います。
ポンド円
ポンドに関しては、もう完全にブレグジット関連のニュースで動くだけの通貨になっているように見えます。
よって今週は完全に様子見。完全なギャンブル通貨のようになっていますので、自分はやりませんが、ストップを入れて勝負してみるのは良いかと思います。
豪ドル円
先週も経済指標が良く、また先週は米中追加関税が遠のいた事もあり、買われました。
今週は様子見が妥当かと思います。やはり米中関税では真っ先に動いてしまい、また弱い方向に動いてしまうので、とりあえず値動きが落ち着くまでは見が無難かと思います。
尚20日にNZDのGDPの発表があります。兄弟みたいな関係なので、この指標は注意しておいた方が良いかと思います。
ユーロドル
チャートを見ると、今は日脚の雲の境目にいます。
この位置だと丁度中間。
今週はどっちに動くかを見ていきたいです。
個人的には下だと考えていましたが、来週も上記のような相場を動かす要因があるので、その動きを見てからが良いかと思います。
まとめ
来週の相場展望について個人的な意見を書きました。今週はここ最近の中では一番様子見でいたい。出来ることなら相場に参加したくない週と個人的には思います。
理由は、マスコミを初めとする反トランプ勢力の動きが活発になるのではないかと思えること(暴露本の発売があったことから)。
トランプ氏がここまで多くの人に反対されても、2000億ドルの対中関税を早急に進めようとしていること。
日米通商協議が控えていること(年初の円高については、アメリカ側から、このレートが適正レートみたいなものを提示され、それで一気に下がった記憶があります。今回もそのような事にならないと良いですが)
とりあえず日曜日に出たトランプ氏の対中関税に関するニュースが窓明けにどう影響するかを確認します。何も無いようでしたら、とりあえず17日、18日の東京時間(17日は東京は休みですが)はちょっとやってみるかもしれません。18日のNY時間にはトランプの対中関税の詳細が出るかもしれないし、19日は日銀の公表があるかもしれない。ただ21日からは日米通商協議。いつも通りお茶を濁して先送りしてくれれば良いけど、年初のように何かしらの要求があった場合が怖い。以降も同様という事。
何といってもトランプだから怖いんです。他の大統領ならもっと常識的だし、ツイッターで相場が動いていると分かったら、普通の大統領はやらないでしょう。それを平気でやり続ける人だから、何を言い出すか分からないから勝負できないんです。
という訳で、来週は相場を見ないで、旅行にでも行くとか、好きな事に没頭しているのが良いのかと個人的には考えています。
無責任なようですが、これが正直な気持ちです。
自分も勝負したいのは山々なんですが、現状起こっていることを考えてみると、やはり躊躇してしまいます。もっと分かりやすい時に勝負すれば良い。そう考えるので、今週は基本的に見とします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
【トランプ対中追加関税反対のニュース】

【9月16日発表のニュース】












