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先週のFXと今週の相場展望

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先週のFXですが、月末のFOMCまでは、さほど大きな動きにはならず、FOMCで利下げ0.25%となったが、その事が金融業界ではかなり好感されました。

この時点において、米中貿易問題は大きな問題が無いと判断されていたこと、今回の利下げは、あくまで予防的な利下げであり、年内はこれ一回のみで終わりになるだろうと受け止められたこと。それが今後のドルに対して、前向きに捉えられ、ドルは上昇すると考えられたからです。

そのような事から、8月1日の東京時間はドル円が上昇。一時期109.3まで円安になったものの、その日の深夜、トランプ大統領が、中国に対し、追加関税を課すという報道により大きく売られ、8月2日のクローズは106.58という、2019年6月25日の安値を下回って引けています。

またほとんどのクロス円が、同様の値動きとなり、売られています。

下落の原因

その1 トランプ氏の追加関税の範囲

今回の追加関税は、第四弾と言われるもの。この第四弾は、スマホ、玩具、電化製品など、身の回りの消費財が多く、アメリカ国民にとっても影響が大きいので、以前に行われた会議の中で反対が相次ぎ、ここには関税がかけられないだろうと言われていた範囲です。(この範囲にかけられないのなら、もうかける範囲がないので、米中の悪化もここまでだと、為替がそれ以上反応しなかった)

ところがこの聖域と言われるような所にも関税を課すとなったので大きく下落しました。

その2 中国は屈しないから

中国は、関税という脅しを使った交渉には屈しない。これは以前から変わらない中国側の姿勢であり、何回か関税が課されましたが同様のコメントを言い続けています。よってこの貿易問題は解決から遠のいたという受け止められ、それが下落の原因となっています。

両者の腹の内

世界経済で1位を目指す為には、相手を倒してでも1位になるべきだ!

そう考えるアメリカ人がいるのか?は分かりませんが、アメリカの中で一定数、中国を苛める、中国を弱らせる事を支持する集団がいるようです。

トランプはそれらの人の支持を得るため、また中国に対し、自分の言い分を飲ますため、関税という武器をちらつかせながら、交渉をまとめようとしています。

しかしながら一方の中国側は、最初から応じる考えはありません。

アメリカ側の要求が厳しすぎるのか?何が原因かは分かりませんが、関税は中国にとっても悪い事なので、妥協できるのならとっくに話し合いに応じ、協議成立となっているはずです。

それがここまで長引いているのは、中国側が譲歩できない条件があるからとしか考えられません。

よって中国は今後も妥協しないと思われます。どんなに関税を課されようとも、1年後のアメリカ大統領選挙で、トランプが敗れれば良い訳だし、トランプが敗れなくても、そこまで待つ事が得策であると考えていると思います。

何故かというと、中国は待っていても、習主席は首にはなりません。

またアメリカ以外の国に物を売れば良いだけで、

中国は待つという選択を取ろうと思えば取れる訳です。

一方のアメリカ側は、1年後に大統領選挙が控えています。

今回の第四弾の関税発動は、アメリカの全消費者に影響が出ることです。今まで100円で購入できたものが、110円になるとしたら、やはり疑問を感じるでしょう。

今後更なる高関税になるかもしれませんが、いずれにしてもアメリカの経済の弱体化にもなりますので、長期化する、若しくは解決しないとなると、大統領は支持されなくなる確率が非常に高くなると思います。

という事で、トランプは早く解決したい。一方の中国は解決したくないから、先延ばししたいという状況で、両者の意見が食い違うので、この話は平行線で終わるのではと思います。

今後の相場展望

正直トランプ大統領が誕生してから、FXは最悪の状態です。

メリルアンドバンクオブアメリカのプライベートバンクの投資部門責任者、ジョーセフキンラン氏が、トランプの第四弾の追加関税の発言について、以下のようにコメントしています。

「市場は不透明感を好まず、不透明感という観点ではこれは寝耳に水だ」

自分もFX暦が長いので、これは非常に共感できるのですが、今までのFXだと、何か為替を大きく動かすような事がある場合、遅くとも数週間前に、それらしい発言、または告知をするのが一般的でした。

今も定期的に公表されている経済指標というものがありますが、あれと同じように、何か為替相場を大きく動かすような事がある場合は、事前に通知をするのが一般的です。

ましてや今回の追加関税のように、アメリカの全国民、また中国を初めとする世界経済に影響がある事に関しては、大統領の一存ではなく、関係各所で話し合ってから公表をするというのが一般的というか、当然の流れでしょう。

それを自分の感情のおもむくまま、超重要な内容について、ツイッターでつぶやいてしまうのがトランプです。

ちょっと前のメキシコに対する関税の発言も同じ。

結局の所、彼が、事前通告もなしにこういう事をする限り、相場は不確定的な要素が非常に大きく、誰しもが変な損をこうむってしまうという状況になる可能性が非常に高いと思います。

よって今回思ったのは、ちょっと相場を遠目から見ていたほうが良いのではないかと言う事です。

彼が居なくなれば、以前と同じように、事前に告知がある為替相場なら、これほどの変動は無いと思うので、その時が到来するのを待っても良い、待っているのが賢明かもしれないと個人的には思います。

なぜなら、その時というのは、1年後のアメリカ大統領選挙の時(2021年1月20日が任期なので、この前に大統領選があるはず)、若しくはトランプが老衰する時までだからです。(現在73歳)

彼の発言により、中国を初め、世界経済が減速するという観測になり、為替相場が円高に傾いているというのは事実です。

とにかく発言が滅茶苦茶。今までの歴代大統領の中で、こんな人は居なかったと言えるぐらいの異端児です。

これから先さらに変な発言が出てくるかもしれないので、そういう意味であまり積極的なトレードは避けた方が良いのかと思います。

トレードするにしても、充分な証拠金を持って、出来たらクロス円以外のペアで少量を持つ程度が良いかと思います。

状況が変わったらブログで報告しますので、それまではあまりやらない方が良いと思うというのが現時点での個人的な印象です。

トランプがいる間、また彼がやっきになっている間は、結構危険ではないかと思います。

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