先週の為替ですが、ドル円が急騰し、一時112.2をつけました。
109円台から、2日間で約2.4円程度の上昇です。
またイベントや材料も特になく、コロナウィルスが広がっている為、円高と考えていた人が多い中、想定外の上昇となりました。
この要因については、一番はドルのショートが溜まっていたこと。次は日本売り(コロナウィルスに対する対応の甘さから、日本が武漢と同様になる。また現状中国に依頼して作ってもらっていた製品が届いていないこと。自動車など、中国での製造が止まっており、工場の稼動も先送りされていることなど)ではないかと考えています。
さて来週の相場ですが、結局のところ、売りか買いかだと思うので、その点について個人的な意見を紹介します。
来週の相場展望 売りか買いか?
はっきりと言って現段階での予想は完全に空想です。見えてないものが多すぎるからです。
よってサイコロの目を当てるよりもちょっと良いかと思えるぐらいのものです。あくまで個人的な見解、それを承知の上でお願いします。
結論から言うと、個人的には112は重く、下落リスクの方が若干高いのではと考えています。
金曜日の値動きを見て思ったのですが、金曜日は欧州時間になると、結構な売りが入りました。
確かちょっとした材料があったと記憶していますが、その材料にしてはちょっと下がりすぎな感じに見えました。
この売りは、基本的には欧州勢が売ったと考えられています。その根拠は、112・2が重たかったこと。結局欧州時間のあとに戻しましたが、最後は売られて終えています。
また値動きを見ていてもお分かりかと思いますが、金曜日に関しては、112.2にトライするものの、そこを抜けることはありませんでした。
ここ最近のドルの上昇を見る限り、簡単に破ってもおかしくないぐらいの勢いだったのですが、金曜日は明らかにその動きがとまっていたように見えます。
またそれを見た欧州勢が、上に行くよりも下のほうが可能性が高いとして売ったものだと思われます。
とりあえず先週までの値動きを見る限りでは、ドルを買いたい勢力と、売りたい勢力との第一戦が行われ、金曜日に関しては、売りのほうが強くなったというように見えました。
基本的に来週も、ドルが買われるのか?若しくは売られるのか?それは値動きにはっきりと出るので、とりあえず月曜日に関してはどっちが優勢かを見てからにしたいと思います。
万一112.2を簡単に抜け、終値もそれを上回るようなら、とりあえず売りは控えます。
逆に月曜日の終値が金曜日の終値を下回り終えるようなら、下が優勢と考え、売るのもありだと思っていますが、基本的には少量でと考えています。
それとこの先の事ですが、基本的にドルの売り材料は、トランプのドル高発言です。今までドルが上がった段階で、頻繁に発言をしていたのですが、今回は選挙が忙しいのか?なんだか分からないけど、ドル高発言が出ていません。
後、アメリカは選挙ですが、選挙の年はドル高は嫌がられます。候補者がドル高を嫌がるため、演説でドルが高すぎるという発言をする可能性はあります(まだ先かもしれませんが)
以外にも、EU飛行機に対する関税が3月16日?ぐらいから上乗せになります。金額は少ないので、単体では無風かもしれませんが、対立激化と捉えられるようになると、ドル安要因になります。
対するドル高要因ですが、コロナウィルスの広がりがあったとしてもアメリカは最終的に一番強い国になるだろうと思われていること(現状景気が良いので、持ちこたえられる)はドル買い要因です。以外は経済が好調であるという事実がありますが、さすがに織り込み済みだと思うので、今後の上昇余地に関しては、投機筋などが思いっきり買い上げる以外は少ないのかと思っています。
またコロナウィルスにより中国はかなり深刻なダメージが出ていると思います。また世界も影響を受けています。この影響はいずれ経済指標という形で数値化され、公表されます。
その際、何か良い材料と併せて公表するとかでないと、結局そのときに下がってしまうので、上げる必要性が個人的には非常に疑問に感じています。(その際に日本が壊滅状態になっていた場合、円安に動き、今の円安の動きが正当化され、さらに上昇する可能性もありますが)
但し相場というのは基本的に大衆の逆を行くものなので、本当にどうなるかは分かりませんが、来週はそれを見極める1つの機会になるのではと考えています。
個人的に動かなくなった段階で、スキャではいるつもりですが、ドル円を売買するのでは無く、出来たら他通貨を触りたいと考えています(ドル円を触らないわけではありませが、先週はドルはちょっと難しいと感じたので。今は動きすぎており、他通貨のほうが値動きがマイルドで火傷しにくい気がしました。来週はどうなるかは分かりませんが)