先週の為替ですが、金曜日が海外休場、13日の月曜日も、欧州、豪、NZ、香港、南アの市場が休場となります(米国市場は開場です)
その関係もあってか、金曜日、土曜日、日曜日、月曜日と4連休となる為替市場に対する、ポジション調整が出たと考えています。
全体的に小動きの中、オージーとユーロとポンドが上昇、逆にドルはFRBが色んな施策を公表したということもあって、下げて引けました。
今週の相場ですが、やはり主役はコロナとなると考えています。先週はアメリカ、欧州などが、コロナの感染について、今が山頂で、今後は感染の減少傾向が続くだろうというような見解を公表しましたが、為替はほとんど反応しませんでした。ちょっと前ならもう少し反応したのかもしれませんが、発症から時間的に結構経過しており、経済的なダメージも発生しているので、現段階で若干収まったという報道が出ても、既に悪い影響を受けている部分を考えると、あまり積極的には買うことができないという参加者が多いのかとみています。
またこの問題が厄介なのは、実際の影響がどこまでになっているのかが分からないという点です。コロナに関して、良くなった悪くなったで為替相場は上下はしています。すでに価格に織り込まれていますが、では実際の経済のダメージはどの程度なのか?今の価格が適正なのかという点に関しては、今後の事を織り込んでいくより他なく、そういう意味で、今のレートは架空に若干近いのではと個人的には見ています。
なので、参加するのならそれを認識した上です。
一応今週もさほど大きな動きにはならないとみていますので、上記を頭に入れ、ある程度は割り切って参加するつもりです。但し小ロット、尚且つ時間を選ぶとかして、やっていく予定です。
それとここからは余談ですが、コロナに対する世界中の対応を見てみると(以下の画像はちょっと古く、合っていない箇所がありますが)、どの国も異常なくらいに危機感を持ち、また対応策も早く効果的なものが多く見受けられます。特にアメリカとオーストラリアは凄いと世界中の人から思われるような決断と対応策を公表しています。
アメリカはトランプというある意味めちゃくちゃで、尚且つ色んな国に迷惑をかける大統領ですが、米中貿易問題を初め、結局のところトランプは、トランプなりにアメリカを考えて行動しているという点。そして他の国を見ても、結局最初は自国第一主義になっています。
私は日本人なので、日本を批判するつもりはありませんが、コロナが対岸の火事として、防護服やマスクを提供し、WHOに対しては、大きなお金を寄付すると公表し、他国に対する支援も喜んでしているように見受けられます。一方の国内は、医療従事者の疲弊が目立つ、医療従事者は大変であると安倍首相も口では言うものの、それに対しては頑張ってほしいという労いの言葉だけです。(医療従事者には大変申し訳ないのですが、一生懸命に働いて、それでコロナなどに感染して、手当も何も出ない、将来の保証もないでは、ちょっと役損ではないかと思います。そんな単純なことではないのかもしれませんが)
結局日本に関しては、国が守ってくれるという甘えた姿勢は一切持たず、自分自身がこの難局を乗り越えるように行動しなければならないと実感します。現に賢い人は既に日本を脱出して、色んな意味で優遇を受けられる海外で生活している、又は日本と海外を拠点にしている方がおりますが、ゆくゆくはこの国に見切りをつける、バカバカしいと思う人が増えてしまうのでは無いかと思っています。まあこれは全くの妄想の域ですが、とりあえず自分で道を切り開いていくようにしないと、今後生きていくのは更に困難になるような気がしてみています。