昨日は朝から温泉に向けて家を出た。雨の中電車で向かっていたのだが、時計を見ると9時30分ぐらい。この時間になるとどうしてもそわそわしてしまう。結果的に降りるはずの駅だった板橋本町駅を通り過ぎ、志村3丁目駅で下車した。目の前にはパラッツィオ志村3丁目店。迷うことなくこの店に入った。
この日は打たないと決めていたのだが
実はパチンコを打つ気はさらさら無かった。もう打っても負けるだけだ。パチンコなんか打っていたって財布の金が減っていくだけだから辞めよう!
前日にはそう決意したのだが、当日になるともうダメだ。この日はイベント日でもない。しかも日曜日。普通に考えたら出すわけが無いのだが、打ちたいという気持ちをおさえることができない。もしかしたら自分は依存症なのかもしれない。そんな事を考えながらマイジャグ5に着席した。
履歴を見ると昨日は全然出ていない台。朝1で0ゲームの台。ガックン(設定変更濃厚)するかと注意深く見ていたら、リールは大きくガックンした。
普段の自分なら心の中で大きくガッツポーズをするが、この店に限ってはそうでもない。以前打った際も、ガックンした台を打ち続けたが、大2枚程度を失い、昼頃帰宅した記憶がある。
俺も馬鹿じゃない。ガックンしても高設定とは限らない!用心して打とう!
そのような心構えで打ったところ、千円で28回しか回らない。不思議に思いながらも次の千円を入れたが、それも30回しか回らず、2千円で58回しか回らない台に驚きを隠せず、珍しくここでこの台から離れた。
まだ朝1台が多数残っていたので、そんな台を打ち散らかしたが、1回も当たることなく財布の中身が軽くなったところで店を出ることに決めた。
時刻は13時前。負けると何故か腹が減る。スマホから昼飯を調べたところ、近くに「とんこつラーメン 金太郎」という店名のラーメン店があることが分かった。
美味しいのかまずいのかは分からないのだが、外は雨、気温は低かった。また財布の中身も寒くなったからか温かい物が食べたかったのだろう。最後のメダルを飲まれた後はそのまま店を出てラーメン店に向かった。
日曜日の昼頃となると雨でも歩いている人がたくさんいた。
こんな日にジャグラー打って負けているなんて、さえないな!なんか心の中に風が吹くような感情を噛みしめながらラーメン店の前に着いたが、何故か明かりがついていない。
よく見てみたら日曜定休だった。
ただちょっと小腹が空いていたので、その先に飲食店などが無いかを確認したが、それらしき店は無かった。
そもそも志村3丁目駅のことを自分はほとんど知らない。どこにランチで食べれる店があるかなんて分からない。スマホで検索すれば良いのだが、負けてショックなのか検索する気にもならなかった。一応駅前に立ち食い蕎麦屋があるのは把握していたが、どっからどう見ても乞食みたいな人しかいないような印象だったので、そこはスルーした。そのまま電車に乗り温泉の最寄り駅である本蓮沼駅で下車した。
駅を降り、駅前にある松のやという、牛丼の松屋グループがやっている3流のお店に入った。
券売機でササミカツ定食という790円もするメニューを頼んだ。
本当は負けたので節約しないといけないのだが、負けると高いものが食べたくなる。
またご飯の値段は同じだ。小盛りも大盛りも同じ料金だ。
それならと大盛にしたのだが、そのボタンを押した瞬間に思い出した。
ここのご飯は美味しくない
因みに松のやは、チェーン店で、自分が良く行く練馬オーシャンというパチンコ店の近くにもある。その店は何度か利用したことがあるのだが、いっつも飯の不味さに後悔している。
何が不味いのかというと、飯にもち米でも入っているかのように、もっちゃりとしているのだ。またそんな米なので食べると高確率で胃もたれする。飯で胃もたれなんかするものかという方もいるかもしれないが、そう思う人は食べてみてほしい。因みに松のやはお替り無料なので、このご飯が美味しいと思える方にはおすすめのお店だ。
味は相変わらず代わり映えしない
この店は券売機で食券を購入した後は、各自好きな席に座り、食券の番号が呼ばれるのを待つ仕組みだ。この日は雨だったからかもしれないが、店内はたくさんのデブがいた。昔から揚げ物は高カロリーと言われているが、これは当たっているんじゃないかと思えた。それとこの日は唐揚げを頼んでいる人が多かった。大き目の唐揚げを1口で食べてしまう人をしり目に、どうしてそこまで食欲があるのか?と疑問を感じながら自分の番号が呼ばれるのを待った。
待つこと数分。いつもと全く変わらないササミカツを食べ、美味しいと思えないご飯をかっこみ、食べ終わると同時に店を出た。
そして雨の中温泉にいく道中に考えた。
今日はパラッツィオに行ったが、あの店も全然出さなくなったな。昔は今日よりも当たり台があった気がするが、行った日は本当に少なかった。当たり台が皆無なんじゃないかと思えるぐらいの状況だった。また少し前は若い人が結構いたのだが、この日はほとんど居なかった。
この日に打っていたのは老人が中心。老人会かそれとも高齢者の麻雀の会合に来たのかと思うぐらい、周りは老人しかいなかった。
おそらくだけど、若い人は勝ち負けに敏感だ。勝てない店にはいかないのだろう。逆に老人とか自分のように毎回のように負けている人はそれが分からない。バカの1つ覚えのように、馴染みの店に行ってしまう。
この言葉が合っているかどうかは分からないが、自分が良く行くパチンコ店は、日に日に高齢化が進んでいる。即ち出なくなっているということだ。
もうそろそろ新規開拓をするとか、混雑する店を選ばないといけない。そんな瀬戸際の所まで来ているのではないかと感じた。