7月8日(金)、スロナビというパチンコ店のイベント日(出る日)を予想するサイトで、阿佐ヶ谷オーシャンという、自分が普段行く日が今日はイベントだと公開されていたので、朝から阿佐ヶ谷に行った。
早めに到着し、オーシャンの目の前にあるサンマルクという喫茶店で時間をつぶす。
ここ最近この店は全然出していない。一応昨日の7月7日はマイジャグ5に高設定らしき挙動の台が5台程度あったが、それ以外の日は異常なほどの回収で、客が飛んでいる店だ。今日はそんなに客がこないだろう!
そんな憶測から10時5分に喫茶店を出て、目の前のオーシャンに行ってみると、まだ入店できないぐらいの人が並んでいた。
多分200人程度は並んでいたのだろう。皆どこから集まってきたのかはわからないが、汚い衣類にみすぼらしいズボン。一歩間違えたら乞食と思われても全く分からないような人達が大行列をなしていた。
多分だが、自分と同じように、パチンコ店のイベントが掲載されているサイトを見てきた人達。俗にいう一見さんだと思うが、その人数の多さにどうしようかと思ったものの、とりあえず朝1だけは打ちたいと、行列の最後尾に並ぶ。
入店の数m手前に女性店員が立っていたのだが、いつもならぶすっと突っ立ているだけの店員が、「いらっしぃませ!」だったか、1人1人に声をかけているところを見ると、この店もずいぶん低姿勢になったというか、そうでもしないと本当にやっていけないんだろうなと感じた。
そのまま入店しマイジャグ5に島に直行。
この店はガックンが効くはずだ。設定変更した台はガックンするので、前日凹み台でガックンの台を探せばいい!
朝並んでいた客は皆番長0に走っていったようで、メダル持っての台移動が自由なので、数台ガックンチェックをしたが、どれもガックンしない。
そしてその瞬間、今日は回収日だろうと思い、本当に帰ろうかと思ったのだが、一応イベントとして告知されている店だから、当たりが全くないということは無いだろうと考えなおし、前日出ていない台の中から1台を選び、そこに金を入れることにした。
時刻は10時30分ぐらいだろうか、マイジャグ5の島の客付きは6割程度。未だ当たっていない人がほとんどで、ガセイベントのにおいがプンプンする。またこの時間にして、もう見切ってどこかに行ってしまった人もいる。
どこからこの場所に来たのかはわからないけど、電車やバスを使って阿佐ヶ谷まで来て、ものの30分もしないで退店してしまう人はむなしくないのだろうか?それとも金が無いのだろうか?
変な疑問が頭をよぎったが、平日の昼間にパチンコ店に並んでいるような人は、「金がない!頼むからこのなけなしの金で当たってくれ!」そんな思考回路の人達ばかりではないかと思った。
近くにいる人を見ても、皆一生懸命にレバーにペカレと祈りを込めて、1打1打、打っているような人ばかりに見えた。
ペカレと願いながらレバーを叩こうが、何も考えずにレバーと叩こうが、結果は変わらないのではないか?ようは人間が叩こうが、猿が叩こうが、どちらにしても結果は変わらない。
個人的にそう思うところはあるが、一生懸命にレバーを叩いている人は、一生懸命に祈りを込めてレバーを叩けば、本当にヒカル!願いはかなうと信じている人達。いわゆる頭の弱い人達ばかりなんだなと薄々理解できた。そして残っている人達というのはこういう人種ばかりだ。願いを込めてレバーと叩けばヒカル。もうはまったからヒカル。そんなオカルトを信じて打ち続けると、其の内財布の中身がなくなり、強制退店となるか、パチンコ店の隅に置かれている椅子に座って途方にくれるかのどちらしかない人達だが、パチンコ店というのはこういう人達に支えられているだけではというのが少し理解できた気がする。
そしてこんな状況の中、1部の賢い人は、今日は出ない日だと見切って退店する。それが勝ち組になるのかなと感じた。
とりえあずそんな事を感じながらも、自分はヒカレ、ヒカレと願いを込めてレバーを叩き続け、途中安部さんが亡くなったという訃報を知り、「ジャグラーなんて打っていても良いのか?」と疑問を感じながらも帰る時間ギリギリまで打ち続け、結果飲まれて終わりという最悪の終わり方を経験しマイナスで終了。
今日はイベントにつられ、遠方から集まってくる人達や、すぐやめて帰る人、残ってねばっている人を見て色々と考えさせられたが、今日集まった人の中で何人が勝てたのかというと、おそらく10人に1人いれば良い方だと思う。皆夢を持ってパチンコ店に来るが、最後には夢破れて帰宅する。
水戸黄門ではないが、毎度毎度同じ結末を経験するが、朝にはその記憶がそっくり無くなってしまう。不思議な生き物の集まりではないかと思った。