こんにちは、無職の金丸です。
皆さんの周りには、パチンコ・パチスロ打ちたくてしょうがなくて、負けても負けてもパチンコ店に行ってしまう人っていませんか?
自分も以前はその気持ちが異常に強く、ほぼ毎日のようにパチンコ店に通っていました。半分依存症みたいな感じで。
でも今はその熱は冷めて、当時の夢中になっていた自分を客観的に見ることが出来ます。
それ故今回は自分の事例を元に、なぜパチンコ店に行って、パチンコ・パチスロを打ってしまうのか?またその対処法について紹介します
パチンコ・パチスロを打つ理由
自分が初めてパチンコを打ったのは、18歳の時でした。「面白そうだ」という理由で、友人と入店しました。
事前にパチンコで遊んだ事がある人から話は聞いていたので、お金を入れて打ってみます。
打ち始めたら、500円で大当たり。座ってすぐ。ものの数回転で当たりました。
確か3連荘ぐらいして、ドル箱がいっぱいになりました。
当時は、1回交換だったので、店員を呼んで、その球を景品に交換しました。
当時の自分はそれがお金になるとは思ってもいなかったのです。お菓子か日用品に交換するものだと勘違いしていたのですが、その球を交換したら、現金をもらうことができました。
席に座りものの15分程度で1万以上の勝ち金(利益)を得た自分は、当時のバイトの給料と比較をしてみました。
確か警備員のバイトが、日給1万円程度だったと記憶しています。
工事現場に配備され、朝8時~17時まで、排気ガスの煙の中、立ちっぱなしでの交通誘導。
比較的楽だと言われていたバイトでしたが、拘束時間9時間で得られる1万円と、パチンコを打って、15分で得られる1万円。
どちらが良いかと聞かれれば、その答えは明確で、
自分はパチンコで稼いだ1万円が忘れられなくなりました。
このようにして稼げるなら、これをしていたいと心底思ったものです。
まずパチンコを打っている人というのはこの勝った時のイメージが強烈になおかつ執拗に頭の中に残っていて、次も同じ思いをしたいという思考でパチンコ屋に入店しています。
再度勝ちたい。その気持ちが打つ理由になっています。
パチンコ・パチスロは勝てない理由
座って約15分で1万円以上という大金を得た自分は、その日から暇さえあればパチンコ店に行くようになりました。
頭の中は、「パチンコで出してお金を稼ぐ」それだけです。
働くよりもこっちの方が楽に稼げるという考えもあり、ほぼ毎日のように通っていました。
また負けず嫌いの性格もあり、攻略雑誌のようなものは全て目を通し、勝ちについて研究した上でパチンコ・パチスロを打っていましたが、結果は大敗でした。
基本的にパチンコ・パチスロはどう考えても客側が負ける仕組みになっています。
何故だか分かりますか?
あえて八百屋さんを例に話をしてみます。
八百屋さんは、お金を儲けているのは分かりますよね。
野菜や果物を仕入れ、その仕入れた値段より高く売ることによって設けているのです。そして八百屋さんは、そのお金で生活しています。
パチンコ屋さんは何をして儲けていると思いますか?
パチンコ屋さんは高額の遊技台を多数所有しています。従業員もたくさんいるし、その方に毎月の給料も払っています。月々の電気代も相当かかっています。土地代や建物のお金もかかります。それらはどこから出ているのでしょうか?
この答えは、衝撃的なものでした。
答えは、「客からお金をもらうことにより儲けている」という事でした。
パチンコ店に来店する客はお金を使って、パチンコ・パチスロを遊びます。
店はその客が台に投入したお金を吸い取っているのです。
そこには、店の利益>客の投資
という計算式が成り立たないと、店がつぶれてしまうという事になる為当然です。
店は、当然のように、尚且つ当たり前のように客から金を吸い上げて利益を出しているのです。
以前その話を聞いた時には、「嘘だろ!他の事をして儲けているんだろ?」と考えたことがありますが、パチンコ店の決算書などを見ると、それは無い。完全に客の財布からお金を奪って、それで店を維持しているんだという事が分かりました。
台の費用も、人件費も、土地代も、皆遊戯している人が負担している。
それが分かったとき、参考までに台の中古価格も調べてみました。
以下はパチスロ台ですが、1台中古でいくらするかわかりますか?
答えは、
北電子 マイジャグラーIII 中古実機 [4ch対応] |
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価格: |
1,034,000円 (税込)
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1台、1034000円(税込み)です。中古台で、1台100万円。
この台は人気台でほとんどのパチンコ店に設置されています。
まあ人気があるからこそ台の価格も高いのですが、1台100万円もする遊戯機を設置しても、店が維持できている=儲かっているのだから、客はどれだけ負けているのか、普通に考えれば簡単に想像できます。
またこの事実は、パチンコタレントである大崎一万発氏も同様の事を動画を通して語っていました。大崎一万発氏とは、パチンコ必勝ガイドという雑誌の元編集長で、パチンコ業界に携わり、実際の遊技歴も30年を超える、パチンコ業界の中では有名な人です。そんな人でさえ、「パチンコ・パチスロは負ける。客が負けるゲーム」と動画の中で語っています。パチンコ・パチスロで客が負ける。これは紛れもない事実です。
その事が分かってから、自分は急にパチンコ店に行く気持ちが遠のいていったのですが、それが分からないうちは、負けても負けても、その事を認識せず、次は勝てるかもという勝手な思い込みで頻繁に行っては負けてました。
今は、当時行きたくてしょうがなかった時の気持ちもわかりますし、客が負けるゲームだから、お金を減らしたくないのなら、行かないという気持ちもわかります。
もし、周囲にパチンコ・パチスロにはまっている人がいたら、「基本的に負けるゲーム。大崎一万発氏もそういう事を言っている」と諭してあげて頂ければと思います。夢中になっている人は、「勝てる。勝てるかもしれない」という気持ちで行っているのですが、負ける仕組みになっているという事の理解が出来れば、そんなに夢中になる事も無いと思います。
少なくとも頻度は減ると思うので。