今日はトルコリラ円が約3円下落の日。ドル円だと、13円ぐらい下落した事になるので、相当な下落です。
理由は、アメリカとの不仲説。トランプ氏がトルコに拘束されている米国人牧師を解放しろ!しないならトルコの大臣の資産を凍結すると言いきり、トルコのエルドアン大統領が言う事を聞かなかったから。
その際に北朝鮮のように経済制裁もすると言ったのが理由で下げていました。
この事にさすがに慌てたトルコ陣は、急遽アメリカに飛び、話し合いをしました。
その結果、来週水曜日迄、トルコに猶予を与える。それまでに考えて、その時迄に牧師を含む15人を解放してくれと言ったんですが、そんな約束は知らないかのように、トルコリラ円が売り込まれている最中、タイミングを見計らったかのように以下のトルコに対する制裁のツイートをし、更に暴落してしまいました。
これは明らかにアメリカの約束違反だと思う。おそらくトランプ氏は部下が協議したから知らないとでも言うんだろうけど、大幅に下落している最中に突き放すようなツイートをよく出来ると思う。
過去のアメリカの大統領は、通貨が一方的に下落している時、手を差し伸べたそうですが、真逆の行動をするトランプ氏は、リーダーにあるまじき存在では無いかと、個人的には疑問に思ってしまうし、トルコの下落は、トルコ債を大量に持っているユーロ、新興国つながりでアフリカも下落に巻き込まれていて、為替市場は笑ってしまうぐらい混乱しています。
これ、絶対に誰かに恨まれると思うんだが、傷口に平気で塩を塗るような大統領って、ある意味斬新です。トランプ氏の発言、行動は色んな意味で常識外れです。そう思って為替に取り組んだ方が良いと思いました。