2023年10月11日(水)この日は朝から武蔵小山にあるエンジェル本店というパチンコ店に向けて家を出た。この店は末尾1が付く日がイベント日。11日はイベント日だったからだ。
しかし9時55分に店に到着したものの、店を取り囲む形で長蛇の列ができていた。
毎回この光景を見て思うけど、この人達は一体何をしているんだろうか?仕事してないのかな?それとこの方々は完全に抽選を受けている人たちだ。要は自分よりも30分早く来ている気合が入った人たちだ。こんなエネルギーがあるのなら、普通に仕事すれば良いといつも思うのだが、なぜそれが出来ないのだろうか?
そんな事を思いながら、自分は他の店に行くことにした。こんなに人がいると、店に入るまで10分以上かかりそうだったからだ。
エンジェル5でマイジャグ5を打つ
エンジャル5に入店し、マイジャグ5のコーナーに向かう。先客は2名。
店内に客はほとんどいない。人気の北斗の島にも誰もいない状況だ。
明らかに出ないにおいがプンプンしていたが、せっかく来たのだからという理由で打ってみると、2台目に打ったマイ5の子役が良く、3kで160回転も回る。そして47枚のメダルを残した時点でペカり、BIGが当選した。
そしてその後はREGが大きく先行する。
1000ゲームの時点でBIG3,REG6といった履歴となり、「この台は高設定かもしれない!今日はこの店で2時程度打ち、勝ってから平和島温泉に行く予定だったが、取りやめにして、飯も食わないで頑張って回そう!」そんな気持ちになってぶん回していたのだが、REG先行の勢いが衰えることなく、またBIGは設定1以下でしか引けず、下皿のメダルで何時間ももみもみするような展開だった。
そして午後14時を回った時ぐらいだろうか、自分の右隣におばさんが座って打ち始めた。
最初は気にも留めなかった。自分はジャグラーを打ちながらも、競輪をやったりFXをやったりしていたからだ。だがそのおばさんが座り小一時間もしたころだろうか、丁度スマホでFXをしていた時に、肩をトントンと叩かれた。何のことかと横を見ると、おばさんがこっちに向かってこう言った。
もう目押しするのに疲れちゃった!ちょっと揃えてくれない!
おばさんを見ると目が充血し、明らかに疲労の色が見えた。自分はスマホをいじっていて気が付かなかったが、おそらく何回も目押しをしたが揃えられなかったのだろう。
良いですよ!自分は2つ返事で返事をし、1枚掛けで華麗に7を揃えてあげた。また揃えた後、何かあったら遠慮なく言ってください!と言った。
自分は目押しを頼まれる時が結構あるが、そういう時は必ず喜んで目押ししているようにしている。何故かというと相手は気を使って言っている時が多いからだ。少しでも嫌なそぶりを見せると、傷つくかもしれないからだ。また揃えた後は必ず遠慮くなく言ってくれとも言う。目押しをできない人が目押しをする事は本当に大変なことだということが分かっているから、遠慮くなく言ってくださいと必ず言うようにしている。
そしてこんな自分の態度が理解できたのか、おばさんは安心したように打ち始め、その後も光る度に目押しを頼んできた。
自分は変わらない態度で心地よく目押しをして揃えて上げていたのだが、そこで心を許したのか、こんな事を言い始めた。
もうこの台で1万円負けているのよ!
、、、。
ジャグラーは出る台と出ない台とがありますよ。
(各台の上には、設定1から6までのBIG確率と、REG確率が書かれた表が掲示されていたので、その表を指しながら)
出る台は右肩上がりで出続けるけど、出ない台は右肩下がりでメダルを飲み続ける。
そんな台ですよ!というと、おばさんはそのことは理解できているのか、そうだという素振りは見せるものの、毎回のように負けているのか、其の事が納得できないかのように見えたので、自分はこう言った。
確かこの店(エンジェル5)は5が付く日がイベント日ですよ。だから5が付く日に打てば、今日よりかは勝てる可能性が高いんじゃないですかね?
そう言うと、おばさんはこう返してきた。
そうなのよ。確かに5が付く日は、朝から凄い人がいて、行列をなして並んでいる。でも私はそこまでして打ちたいとは思わないのよ!
私はそこまでして打ちたいとは思わないのよ!とそう言われた際、自然と、「なるほど」という言葉が出て、自分自身深くうなずいた。
確かにそうだ。自分も抽選を受けてまで並びたいと思わないし、抽選を受けなかったとしても、開店前に5分以上並んで入りたいとは正直思わない。何故かというとぶっちゃけて言うと、そこまで時間を使いたくないし、そこまでのめりこみたくないからだ。
勿論昔は開店前から並んだ。1時間以上並ぶこともザラだったが、今はそうしたいとは全く思えなくなった。何故かというと、並んだって勝てるかどうかは分からないからだ。また何で並んでまでして打たないといけないんだ!という気持ちも強い。
それとこのことを更に深堀して考えてみたが、パチンコ・パチスロは時間を使っても、得られるものはほとんど無い。通常なんでも良いが、例えば掃除の仕事をしている人がいるとする。毎回落ち葉を掃くのが仕事だとして、それをやり続けるとどうなるかというと、確実に落ち葉を掃くことは上手になる。また上手になると時間に余裕が生まれ、その他の事も気が付いたりするものだ。
大体どんな事でもやっていれば上達し、そこから何かを得られるのが普通だが、パチンコパチスロの場合はそれがほとんど無い。冷静になって考えてみれば、ハンドルを握っているだけか、メダルを3枚入れてレバーをたたいているだけ。そんな事をして得られるものなど無いわけだ。またそれを続けていたって、最初から得られないわけだから、継続したって得られるものが出てくるわけないのだ。
また例えばジャグラーが好きで、ジャグラー専業になって打ち続けるのも1つの選択肢だとは思うが、それをしても勝ち額は知れている。むしろそれをするのなら、どんな会社でも良いから就職して、そこで出世していくほうが、金銭面では比較にならないぐらい大きなリターンが得られる。ジャグラーを必死になって打つよりも、そういう事を一生懸命にやった方が良いのではないか?
ジャグラーなんかどんなに頑張ったとしても、手にできるお金は知れている。また多くの場合徒労に終わることが多い。もしお金を目的に行動するのなら他の選択肢を選ぶべきだし、何か人生に楽しみを見出したいのなら、やはりこれもジャグラー以外に目を向けた方が、可能性という点で、絶対にそっちの方が良いだろう。
なんかそのおばさんの一言が、そんな事を言っているように見えた。
またそのおばさんは、口癖のように、「一生懸命にやってもしょうがない!よそ見して打った方が光る」なんて事を言っていたが、おそらくそういう意味なんだろう。
ジャグラーを打ち、勝った時は妙な充実感がある。自分が打ったから出せた!自分はジャグラーのプロだなんて錯覚する時があるが、結局は自分が打とうが誰が打とうが同じ。一生懸命打とうが、適当に打とうが結果は変わらない。そんな馬鹿げたことに時間を使うこと自体がおかしいのではないか?そんな事を教わったような気がした。
そして今日は珍しく朝から漫画喫茶に入店し、記事を書いている次第である。
エンジェル5で打ったマイジャグ5の実践結果
それとこの店で打ったマイジャグ5の実践結果だが、約5千ゲーム回し、BIG16(1/312)、REG21(1/238)で終わった。獲得メダルは774枚。換金14kの余り46枚。1k52枚交換だった。途中600ゲームオーバーがあったので、総投資13kの交換14kで1kの勝ち。それと途中でそのおばさんが「何飲む?」とメダルで奢ってくれたので、アイスコーヒーを貰ったが、今回の実践はそれ以上の大事な事を考えるきっかけになり、金額以上の何かを得られた気がしている。
最後に
自分は未だにジャグラーが好きなのか?勝てると思うから行くのか?それともパチスロが習慣の1つとなっているかは分らんが、未だにパチンコ店に行ってしまっているが、今回の件で少し考えるきっかけのようなものになったと少し感じている。
何か1つの事にこだわり、それをやり通すという事は大事な事なのかもしれないが、その際にそれをやり続けた結果何を得ることが出来るのか?そんな観点で考えてみる必要があるのかもしれない!なんて小難しいことが思い浮かぶようになったのは不思議だ。それとこれを考えることになったきっかけとして、隣のおばさんにはここで改めて感謝の意を伝えたい。