
10月月末に、パチンコチェーン店ガイアが民事再生法を適用したというニュースが流れた。皆様はご存じだと思うが、これはパチンコ業界にとって、またパチンコユーザーにとって、かなり衝撃的な出来事だと思う。
それとこのニュースを見て思ったのだが、これからはパチンコに行く回数を本当に控えないといけないなと感じた。理由は以下に書く。興味ある方はご確認ください。
ガイア民事再生法適用の理由
パチンコ大手チェーン店、全国3位か4位を維持していたガイアが民事再生法を申請した。
これに至った理由は、運転資金が無くなったということだ。
車で言えばガソリンが無くなったようなもの。ガソリンが必要だが、買いたくてももう買えない=会社を維持したいが、金が無くなったので、何もできない。という事を意味する。
事実上の倒産になるが、それを救済する法律が民事再生法となり、そっちを選んだということになる。
これをもっと平たく言うと、パチンコ店として営業していても、利益が取れず、赤字で、廃業に追い込まれたという意味である。また業界3位から4位の大規模チェーン店がこのような状況なのだから、これよりも下の店、体力が無い店は、軒並みこれよりも悲惨な状況が想定される。即ちこれ以下の規模の店はいつ潰れてもおかしくない状況ではないかと個人的には感じる。
貯玉を引き出しておくのが無難
それと今回のガイアの民事再生法適用は、氷山の一角で、実際にはどのパチンコ店も同様の状況にあると思う。なので、これから年末にかけて、同様の事が起こりうる可能性は高いと思う。なので個人的には危なそうだなと思う店の貯玉や貯メダルは引き出しておいた方が良いと思う。
今回のガイアのような大型チェーン店は、民事再生法を適用しても、規模が大きいために、拾ってくれる会社がでてくれたのだが、ガイアをはるかに下回る規模の会社が民事再生法を適用しても、誰も拾ってくれず、意味なしで終わる可能性が高いからだ。
民事再生法とは、倒産する前に、こんな状況(金がなく、台所が火の車)だけど、誰か拾ってくれる人いない?誰か何とかして、この事業を立て直してくれない?なんて事を広く募集する意味もある。
またこの民事再生法狙いのハゲタカのような会社もあるので、ある程度の規模の会社や、少し旨味があると感じられる会社の場合、救世主がつく可能性が高いが、そうでない場合、ほとんど何もなく終わってしまう。ニュースなどを見ていても分かると思うが、この法律を適用して、倒産を免れる会社は、そこそこ大きい規模の会社で、それ以外の会社は、普通に倒産の道を選んでいる。
なので、弱小規模のパチンコ店の貯玉や貯メダルはお持ちの方は少し考えておかれた方が良いと思う。
連鎖倒産の可能性
それと心配なのが連鎖倒産だ。
おそらく多くの人が、ガイア以外のパチンコ店からの貯玉貯メダルを引き出すと思う。
理由はガイアですら経営困難になっているからだ。
そしてそれをされると、パチンコ店の現金が目減りする→新台購入費など、将来支払う予定のお金が減る→手形が不渡りになる→2回不渡りで倒産となる。
という流れが出てくる可能性があると思う。
一応11月末が1回目の支払い、12月末が2回目の支払いと想定すると、年末から年初にかけて、パチンコ店の閉店がでてくるのではないかと心配している。
また関西の方は貯メダルの利用が無制限の店が多いらしい、そのような地域性があるので、関西の人は関東よりも多くのメダルを預けてあると思うが、それがパチンコ店の破産などで下ろせなくなった場合は、それこそ大きな社会問題になる可能性もあるだろう。
まあこれらはあくまで推測ではあるが、金融危機なども単に1人1人がやばいと思い現金を引き出しただけで、結果的に大きな金融危機に発展してしまうのである。今回のケースがそのような事にならなければ良いが、個人的にこういう可能性はある一定割合あるのではないかと思う。
またこんな状況下(ガイアが民事再生をしたのは、儲からなかったから。即ち客が減り、1人の客が使うお金も減ったからだが、これは他のパチンコ店も同じように影響を受けているはずだ。今の世の中はパチンコを打つ余裕すらない世の中になっているからだ)なので、パチンコパチスロはなるべくなら打たない方が良いと思う。どこも火の車。ただそれを隠しているだけではないかと個人的には考えている。