4月26日に記事を投稿した後、本日5月18日までの間1度も漫画喫茶に行かなかった。自分にとって漫画喫茶に行くことは仕事と同じことを意味している(ネットで作業をしていたため)のだが、全くやる気が起きず、この3週間は自分の好きなことだけして過ごした。今回はその3週間の感想をメリットデメリットという形で紹介したい。
3週間の主な行動
この3週間だが、かなりの時間をパチンコに使った。なぜそんなに何日もパチンコに行くのか?とさすがに思ったが、理由は
1、稼ぎたい
2、気分転換したい(FXをしているのだがその際に気分転換がしたくなるから)
3、ギャンブルなので面白い
とそんな理由だろう。
実際の収支だが、少なく見積もってもこの間で20マソ以上は負けている。時間も金も使い、尚且つ強い光を浴び続けているからか体も疲れる。はっきりと言って良いことなど無かったと思うが、なぜここまで通ってしまったのかというと、新規店開拓をしたからだ。東京だと、ニューグランド土支田、貫井、グランドホール西高島平、埼玉だとヤスダ朝霞、ジャムフレンドクラブ朝霞、ピーアーク朝霞、志木オータなど、たくさんの新規店にいった。新規店に行くのは旅うちのような感覚になり、とても刺激的だ。それだけで満足した所が大きかったんだと思う。この点は時間があったら個別記事にするかもしれない。それともう1つは、youtubeでガチプロというパチプロの動画を全部見た。数年前に作られた動画なのだが、これはパチンコ好きにはかなり面白い動画だと思う。何が面白いのかというと、パチプロが1対1で出玉勝負をする番組なのだが、みな異常なぐらいに真剣だからだ。それとみる際は、Video Managerというアプリで見るといい。これはyoutube動画をダウンロードして、オフライン(wifiなど回線なしで視聴可能)で見れるし、youtubeで最初や途中に流れる広告も流れない。アイコンは以下の画像だ。このガチプロ以外でもyoutubeの動画は全てこれで見れるので、youtubeを見ている方は、これを使うとかなり便利になる。ちなみに利用料は完全無料。自分は1年以上このアプリを使っている。
さてそんなことで3週間ぐだぐだとパチンコ(旅うち)ばかりをしていた自分が感じたメリットデメリットを紹介してみたい。
3週間だらだらと過ごしたメリット
何でもできると感じた
町を歩くとラーメン店などを見かけることがある。休暇前の自分はラーメン店を見ても、自分でやれるとは思わなかった。店舗を借り、ガスを用意したり、ドンブリを用意したり、具材や麺を毎日どうやって調達するのか?など、考えることが無数にあり、とてもではないけど出来るとは思わなかったのだが、これだけ休んでみると、そんな障壁が無くなったことに気が付いた。同じ人間がやっているのだから、自分にもできる。何故か分からないけど、基本的になんでも出来るが、実際にはやっていないだけ。自然とそんな風に考えられるようになった。
サラリーマン気分が抜けた
自分は無職でありながらも、毎日働いていないことに対して罪悪感のようなものを感じることが多かった。特にパチンコ店で開店前に並んでいる人を見ると、「お前らは働きもしないでよくこんな所に並んでいられるな!恥ずかしくないのか?」とずーっと疑問を思っていたのだが、3週間休んでみて、またその間自分もパチンコ店に開店から並ぶようになり、毎日働いていないといけないという罪悪感のようなものがかなり薄れた。逆に働いている人の気持ちが遠く感じるようになった。自分が本能的にオフィス街など、サラリーマンがいるような場所を避けて過ごしていたことも影響しているかと思うが、日々無職がいるような場所でどっぷりと過ごすと、自然とこんな風になってしまうんだと感じた。これはメリットなのかどうかは分からないが、少なくとも朝開店前にパチンコ店に並ぶことに対して抵抗がなくなった。また1度平和島競艇の最寄り駅の大森駅付近のパチンコ店で1日打っていたのだが、平日の昼間にも関わらず店内には沢山のおっさんやおばさんがいた。競艇開催日だったので、その前に軍資金をとやっているのかどうかは分からないが、皆手馴れていて、おそらく毎日のように来ているんだということが容易に想像できた。基本的に毎日ギャンブルみたいな人達ばかりが集まっている場所と感じ、そこで違和感のようなものがすっ飛んでしまったんだと思う。世の中にいる大人は皆基本的にはサラリーマンと思っていたし、生きていくにはサラリーマンだと思っていたが、決してそんなことは無い。毎日恥ずかしいという感情もなく、堂々とパチンコ店や競艇場に行っている人達がいる。そんな事が分かったのもメリットの1つ。ちなみに大森駅周辺には立ち飲み屋一杯飲み屋などが沢山あった。おそらく競艇やパチンコで負けた人達を受け入れる為というかそういう人達に人気なのであろう。それを見ても、毎日ギャンブルのような人は一定数いるんだなと感じた。
見分が広がり良い思い出ができた
私は昔から旅うちのようなものに憧れていた。サラリーマンの時も1日休みを利用し、埼玉県羽生市というところまで、旅うちの為に行ったことがある。3万円握りしめ、幹線道路沿いの出るか出ないかなんて全くわからない初めての店に入り、自分としては絶対に勝つ!絶対に出る!と思って打ったのだがすってんてんになってしまい、前もって予約しておいたホテルでの夕食は取れず(夕食代が追加でかかる)、目の前にあったスーパーが24時閉店だったのだが、その30分前にその店に行き、半額で残っていた焼きそばとサラダで500円ぐらいのひもじい食事をしたことが今でも脳裏に焼き付いている。そんな旅うち好きの自分なのだが、今回も沢山の新規店にいったので、それなりに良い思い出になった。また普段なら収支ばかりが気になるのだが、旅うちをすると、収支は二の次になる。それ以外に新しいこと、印象に残ろうことがたくさんあり、全然気にならないのも不思議だ。
3週間だらだらと過ごしたデメリット
毎日休みが当たり前になってしまった
以前の自分は月曜日はなんだか憂鬱な気分だった。世間の皆様は働いているのに、自分は一体何をしているんだという感情がどうしても湧き上がってきてしまっていたのだが、今はその感情がほぼなくなりつつある。代わりに今日が祝日か平日かも分からない、何曜日かも分からない。そんな風になってしまった。今までは無職でありながらも、気持ちはサラリーマンのような部分があったが、今は無職一色になってしまった気がしている。毎日好きなことをして、好きなだけ寝る。そんな生活が当たり前になってしまった反面、もう就職なんてものは出来ない。決めれた時間に出勤し、決められた雑用をやり続けるなんてことは出来ないなと感じた。
やる気がかなり減った
今までの自分は、日々自己研鑽や、何か不労所得を作るために何かしなければという気持ちが少しはあったのだが、ここ最近はこれが一切無くなってしまった。何か稼ぎを作らないといけないなという漠然とした気持ちはいまだに少しはあるのだが、その為に考えたり、実際に行動することが難しくなってきている。不思議なことにこうなってしまっている。これは結構なデメリットだと思う。ただ反面fxだけは通常通り毎日のように、当たり前のようにこなしている。まったく何もしていないわけではないのだが、昔はfxをやりながらも他にもと考えていたのだが、今はやる気がほとんどなく、他をすることができなくなっている。
3週間だらだらと過ごした感想
3週間だらだらと自分の好きなことをして過ごした率直な感想は、【より自然体になったのでは!】と感じた。今までの自分はどちらかというと、こうしなければとか、ああしなければという義務的な事、世間一般の価値観のようなものが脳内の1部にあり、それによる影響を受けていた気がするが、そういった影響を一切受けないで過ごしてみると、そういう生活はかなり楽で、また自分らしさがでる生活ではないかなと思った。そして何故これが理解できたのかというもう1つの理由は、上に書いたガチプロという動画を見たのも影響していると思う。このガチプロという動画は、パチプロが出てくる動画なのだが、少なくとも登場するパチプロも、皆結局は無職であり、普通の人ならば絶対に選ばないパチプロという生き方を選んだ物凄い変人なわけなのだが、そういう人達に少なからず影響を受けたからだろう。
実際私が良く通っているミリオン石神井公園というパチンコ店には、未だにジャグラー専門のプロのような人がいる。身なりは浮浪者。1年365日、毎日開店と同時に並んでいるが、3月ぐらいになると姿を消し、4月末から復帰するという人も多い。そういう人はなぜそういう行動をするのかというと、おそらく就職したのだろうが、試用期間中に首になるので、4月末には戻ってくるのだろう。そして4月末に戻ってきたそのジャグプロを見ると、満面の笑みを浮かべて打っているので、この人は一生変わらないなと思えてしまうのだが、そういう人を見て想像してしまうのは、サラリーマンとジャグプロはどっちが幸せなのかという点だ。
今は物価高にも関わらず給料は上がらないので、サラリーマンも貧乏だ。もちろんジャグラープロなんてもっと貧乏で、下手したら生活保護かもしれないが、同じ貧乏なら、ジャグラープロの方が、健康的な生活を送れるのではないかと思う。理由はストレスが少ないこと。みな夢や希望をもって毎日打っているわけだ。少なくともサラリーマンのように、夢も希望もなく毎日雑用をこなしているよりかは精神的に楽だと思う。また毎日自分の好きなようなスケジュールを立てられ、自分のペースで行動できるのも大きい。少なくとも今日はパチンコ店に行きたくない!そんな気持ちにはならないだろうし、もし本気でそう感じるのなら休めばいいだけだ。逆にサラリーマンの場合、行きたくないという日があったとしても、行かないといけないような状況にある。この差は大きいと思う。実際にサラリーマンだと50代ぐらいから病院で入院なんてしてしまう人がいるが、その多くはストレスだろう。滅私奉公で会社の為に尽くすのも良いが、人生は1度きり。自分の好きなことをして、精神的に満たされた生活をするか、誰かの役に立つために、自分を犠牲にして身を粉にしてはたらき、精神面でもやられてしまう。最後はなぜこんな事をしてきたのかと悩んでしまう可能性もあることを考えると、同じ貧乏なら、ジャグプロの方が、精神的には楽ではないかと思った。
とまあこんなことまでが分かったので、自分はもう少し休み、何をするかを考えてみたいと思う。