明日からの相場展望だが、ごくごく普通に考えると、「値動きが落ち着くか様子を見る週」ととらえるのが一番ではないかというのが正直な気持ち。
来週もドルの重要な指標の発表が控えているが、その結果によっては大きく動く可能性がある。それを静観したいというのが正直な感想だ。
また先週の金曜日に次期日銀総裁が植田和男氏(71)との報道があった。
事前の報道だと、雨宮さんを含む3名が候補に挙がっていたが、皆辞退してしまい、先週木曜日に来週以降に次の総裁候補を国会で発表するという話だったのだが、何故か金曜日に発表があった。
来週はこのサプライズについて、国会で少し話題になるのではないかと思う。勝手すぎないか?とか、強引すぎないか?といった話や、新総裁の考え方などに関して、説明しろ!みたいな話がでるかもしれない。またもしそうなった場合、そのニュースなどによっては、先週同様な反応をしかねない。
一応新総裁は黒田と同様の戦略を継続すると発表していたが、皆が知りたいのはどの程度それをするのかという話だと思うが、その点の詳細はまだ語られていない。勿論すぐには出ないと思うので、大した材料にはならないと希望しているが、そればっかりはどうなるかは分からない。
それと先週の相場を見ていた方はわかるかと思うが、あんな疲れる相場はあまり経験がない。
個人的には先週は異常に長いと感じたし、あの乱高下は経験したくないと思うので、今週はここなら大丈夫だろうという時間帯のみ(例えば最悪日本時間を避けるとか?(まあこれは無いと思うが)だけやる程度にしたいと考えている。
ここの所の相場を経験して想うこと
先週は月曜日に日本経済新聞が、次期総裁は雨宮氏で決まりみたいな記事を出したのだが、それがものの見事に否定された。最近の為替は、報道機関の誤報が多い。またその誤報で大きく反応するのだから、本当にやっていられない。
信じる者がバカを見るような傾向があるので、本当にこれだけは避けてもらいたいというのが本心だ。
またこれは自分だけでなく、海外を含むマーケット参加者全員が感じていると思う。
【報道側は情報を精査すること】【報道側は情報を精査した後、情報を流すタイミングを考えること。自社が1番最初に流すのが良いわけではない!よく考えてほしい】【政府側も情報を流す際、どういう結果になるかをきちんと見極め、しかるべき機関に情報を流すこと。混乱を避けるように情報を提供すること】
こんな事を無職の自分が高らかに言っても誰も聞いてくれないと思うが、たぶん皆そういう風に感じていると思う。
それと今回の日銀人事は、候補者が皆辞退という考えられないことが起こった。候補者というのは受けても言い方だけ出す必要があると個人的には思うのだが、その点もしっかりとしてもらいたい。
どうでもいいことだが、こんなことを感じたので、処理しきれなく書いた。