今週の相場展望ですが、結論から紹介すると、様子見が無難かと考えています。
ここ最近こんな事しか書けません。自分の頭の中を整理して書いているだけなのですが、これが正直な感想です。
理由ですが、日本も緊急事態宣言がでた関係で皆様も体感していると思いますが、さらに見通しが立たなくなったのではと感じています。
コロナ前の日本経済にもどるのはいつだと思いますか?
経済低迷はいつまで続くと思いますか?
これに関して明確な回答を出せる人はほぼ皆無でしょう。
日本のみならず海外もこんな状況なので、為替は参加者が激減しているような、クリスマス、正月のような値動きを継続しています。
但しこの状態が続くのかというと、これはドルに関してのみとなりますが、
ドル円は今週がちょっとした見どころであり、また今後を含め見守っていきたいと思っています。
何が見どころかというと、上にいくかどうかです。
今年はアメリカが利上げしないと宣言している関係で、ドルの売りポジションが積みあがっています。もう限界がきているのではといわれており、金曜日のドルの上げは、その1因かと考えられています(報道だと実需の買いという話もありますが、これに関しては、誰もわかりません)
日足で強いローソクが2本出現しており、これをきっかけに上を目指すかも?というのが、個人的な見解ですが、短期に上がりすぎている点もあり、すぐに行くかは疑問ですが、基本的には103.5を切らない限り、上目線かなというのが今の感想です。
後これを考えるもう1つの理由は、アメリカのゲームストップ株?(正確な名称おぼえてない)問題です。
日本で例えるなら、1株30円ぐらいの低位株が、10倍ぐらいまで上がったそうです。投機筋という、投資グループなどが、金に物をいわせて買い上げ、値を吊り上げ、上がったところで売りさばき、利益を出すという手法です。
日本も昔は仕手筋といわれるグループがいて、それらが同様のことをやって、株価を吊り上げては高値で売りぬき、利益を上げていました。
※今は規制により、国内では買い上げは出来ないと思います。
こんなことが起こるのも、日本の給付金のように、アメリカが手厚く国民に金を配るなど、金融緩和のお金が、株式市場に向かったからです。
コロナで働けない。でももらった金がある。株を買って稼ごう。
これがアメリカで起こったようで、これによりゲームストップ株が標的になったようですが、この例を見る限り、これはアメリカの金融緩和の弊害でしょう。
もうアメリカの株式市場は壊れているとも言えます。
それゆえこの先金融緩和が続くのか?に関しても懐疑的な動きがでていますし、先々週にロイターか何かで、金融緩和から縮小へと考えている有識者(経済評論家)が7割だったかいるという記事が上がりました。
こういう提灯記事は、出ては消えたり、また逆の記事が出てきたりするので、あまり気にしなくても良いのですが、この状況を見ても、為替市場ならびに株式市場は混迷を極めている状態。また踊り場を迎え、これからどっちに向かっているのか?次の方向性を探っているようにも感じられます。
そして株価が不安定になると、買われるのがドルです。
なので、このような混迷相場が続く。また今まで売られていたドルが戻す(コロナでかなり売られたので、その買戻しがでる)という意味で、現段階では上かというのが個人的な考えです。
但し最近の値動きを見る限り、動きようがない状況にも見えます。
なので、値動きを見ながら、慎重に、かつ利食いはきちんといれて、小ロットでちょこちょことやっていくのが良いかと考えています。
ちなみにこんな事を書きながらも、今12時30分、ドル円は104.68ですが、今までの値動きから見ても、現段階ではこのレートでは買いたくなく、様子見をしています。