先週は対ドルの通貨で、ほとんどが年初来高値を更新しました。
金融緩和、株高(株高に連動する動き)、米経済低迷など色々と言われていますが、基本的な流れは、この動きが継続するかどうかと言う点で、判断することになると思われます。
来週ですが、対ドルに関しては、個人的にはさすがに良い位置まで到達しているので、これより上があるのか?という点に関しては若干疑問を感じています。
全てはドル次第ですね。103円だいは買い支えられていますので、このレベルが破られなければ、巻き戻しも十分にあると考えています。
但し全力勝負ではなく、小ロットで様子見程度が良いかと思います。
一応曜日的なねらい目ですが、ここの所月曜日はドル高の動きになることが多くあります。またほんの少しですが、金曜日の引け(AM5-7の間(本当に7時のクローズ直前に買いがドル買いが入ることが多い気がする)もほんの少しですが、ドル買いで終えているような気がします。
来週もその時間帯だけは、そうなるかなと頭に入れてトレードするつもりです。
それと来週はECB理事会が開催されます。前回だったと思いますが、ユーロ高の発言が出て、それで大きく下がりました。今回もその可能性があり、この会議までは積極的なユーロ買いは出にくいとは思っていますが、年末のユーロ買いは恒例行事なので、そっちの方で押し上げられる可能性はあります。
以外ポンドですが、先週は他の通貨とは連動しないで、一人歩きをした値動きになりました。いつも通り、ブレグジットがうまくいくのかいかないか?それだけで動いています。
未だ協議は整わないのですが、お互いに妥協できる点だけは妥協するということでとりまとめ、それで協定を結び、妥協できない部分に関しては、来年でも良いから協議して決めるという話が有力になっているようです。
そうなるとポンドが買われるという可能性が出てきます。
結局EUとGBPは、今まで数年にわたり協議をしてきました。なぜ継続したかというと、どちらもさじを投げる。合意なき離脱を選択しなかったというか、怖くて出来なかったからと考える人が多くいます。
その為、最終的には部分的な合意という形をとる。即ち合意なき離脱は回避という結論でポンドが上がる(ユーロもつれ高になる可能性あり)というのが主節です。
ただしどうなるかは本当にわかりません。
それと、その決定ですが、
いつになるかは分かりませんが、年内残されている期間もわずかです。
来週あたりに出ても全くおかしくない状況です。
ポンドがらみの方は気を付けて下さい。
とは言っても、ここまで長期にわたりもまれていますので、ある程度は織り込んでいる部分があると考えています。
それと、先週ですが、アメリカの経済がなかなか回復しないだろうという高官発言がありました。今まではこのような具体的な発言はなく、どうなるかわからないという発言が中心だったので、経済見通しが出るということは、相場が落ち着いていく流れであるといえます。近いうちにワクチンの接種もできるようになるという話なので、その効果に期待しながら、早い段階で、コロナが収束し、FX関連に関しても、今までのような正常な値動きに戻ってもらいたいものだと個人的には考えています。