11月21日からのドル円相場展望だが、24日がアメリカの感謝祭に当たる。感謝祭とは日本のGWみたいなもの。その日を含む27日までの4日間は祝日ムードになる。木曜日から日曜日まで学校や会社がお休みになるので、相場も水曜日まで。
水曜日発表のPMIで動く可能性はあるが、その程度だと思われる。
個人的に139.5あたりまで落ちれば買いで入ってもいずれは救出できるレベルだと思う。基本買い方針だが、正直積極的に上値を追って買いたいレベルでもない。下がったら買い。基本そんな感じでやっていくのが良いのかと思う。
先週までの概況
ドル円は経済指標の数値が悪く、1日で5円下落。翌日も2円下落した後、徐々に反発して終えている。
この下落の理由だが、経済指標の下落分は、アメリカインフレピーク説。指標の結果から、インフレがピークだと判断する人が売ったので下がったといわれているが、個人的にこの1つの指標だけでインフレがピークかを判断するのは時期早々。
それ以外の指標やそれ以外の事を含んで考慮するべきだと思うので、この点は必要以上に下がりすぎだと思ってみていたのだが、もう1つのドル下げ材料がありました。
それは米中間選挙の終了。中間選挙の結果がでるまでは、米国民がインフレ撃退を望んでいたので、米ドル高にしておく必要がありましたが、ちょうど決着がついた時期ぐらいに下落しています。
バイデン大統領はパウエルに全てを任せていました。パウエルもその期待に応えるように、政策金利を上げるなどしてドル高を保っていたのですが、そのイベントをこなしたとたんにこんな感じで下落したので、この上昇分(下駄をはかせていたようなもの)がフラットになったのかもしれません。
この点はあくまで自分の想像も込みの話ですが、こんな状況だと仮定した場合、今のドルは居心地がいい場所(定着するレート)を探している状態なのかもしれないとみています。
徐々に小動きになってきていますが、そんな動きになるのなら、金利分で有利なドルは徐々に上値を切り上げる状態になっていくのではないかと個人的には考えていますが、一応その期日としては、11月末ぐらいまででしょう。
12月のFOMC前からざわざわすると思うので、その時ぐらいには再度売買戦略を見直す必要があると考えています。