10月31日の週のドル円相場展望だが、結論から言うと、FRB政策金利発表までは様子見。参戦はその後がにしたいと考えている。
理由は、今週に発表を予定しているアメリカ政策金利が今一番市場で注目されているからだ。またこの結果次第では大きく動く可能性が高いので、この発表までは様子見。売買するにしてもその結果が出た後に方針を決めてやっていきたいと思う。
とりあえず今回の予想だが、若干悪い数字がでるのではないかというのが主流だ。またその予想通りの場合、8日に予定されている米中間選挙に対する援軍、支援にもなる。
より細かく説明すると、今回の予想は、11月の利上げは、0.75だが、12月以降の利上げに関しては利上げ幅を含み検討の余地があるという予想。数週間前の予想は、11月の利上げは0.75で、12月以降も積極的に利上げをする必要があるという予想だったので、利上げ予想が弱くなるという予想が現段階では主節になっている。
でこの予想通りになった場合、アメリカはインフレ対策で仕方なしにドルの利上げをしていたが、利上げサイクルが減速になることで、経済が良くなり、ドル円の下落と同時に、株の上昇となり、それによりバイデン政権は大幅な支持増になると思う。
ただこれは理想論の話。またこの通りになったとしても、以前米ドル金利は高い。なので、下がってもある程度のところで買いが湧いてくることが予想される。なので値動きに関してもそんな感じになるのではと想定している。(今は31日AM10時19分。ドル円は148.202)
※米は今インフレだが、おおざっぱにいうとインフレは物価が高いという話。物価が高い場合、貨幣価値も上げないと実質国民の負担増になるため利上げをして、貨幣価値を上げているが、利上げは会社の借入金の利息も上昇するので、経済にとっては良くない。利上げを長期続けていると、経済が低迷してしまうので、インフレをおさえるまでの間、できるだけ短い期間利上げを行い、インフレが収まった際は、速やかに利下げサイクルにもっていく(いきなり急激に下げるとおかしくなるので、徐々に利下げする)というのが米がやろうとしているシナリオだ。とりあえず利上げは経済に大打撃を与えるので良くない。できたらやりたくない。でもインフレなのでやっている。経済とインフレについてどっちを優先するかという点に関しては、アメリカはインフレを優先するという意見で一致しているので、今インフレ対策として利上げをしているのだが、今週その利上げに関して大きな発言を控えている関係で、それまでの間は様子見をしたほうが良いというのが個人的な考えだ。