自分は同じパチンコ店に2日連続で行ったことは今までありません。
理由は、無職と思われたくないから。
平日の朝10時から、2日連続で同じパチンコ店に通った場合、少なくとも仕事をしているようには見られないだろう。
客からも、店員からも、こいつは無職だから連続してパチンコ店に来店するのだろうと思われるのは、実は非常に恥ずかしいことだと思っているので、そういった人の目を気にし、あえて行かなかったのだが、今回は金曜日、土曜日と、たまたま連続して同じパチンコ店に入店してしまった。
そしてそこには想像以上の景色があったので、以下に書いておきます。
興味がある方はご確認願います。
毎日パチンコ店にいる人
金曜日は朝10時に入店した。
ジャグラーコーナーに向かうと、いつも見る人が数人いた。
その時はあまり気にならなかった。自分は連続して通った事はないので、「あーいつもいる人達が、今日もいるんだな!」ぐらいにしか思わなかった。
翌日の土曜日は、昼の13時過ぎに入店した。
末尾がイベントの日だったので、どうしても覗いてみたく店内に入った。
向かった先はジャグラーコーナー。
そしてその場所には、昨日朝から来ていた数人が、本日も居たのだが、驚いたのは昨日と服装が何一つ変わっていない点だった。
1人は昨日と全く同じトレーナーを着ていた。
もう1人は、いつもと同じ作業服だったのだが、その服は間違いなく昨日と同じ服だった。
何故服を着替えないのか?
自分は今まで一度も同じ店に2連続で通ったことが無いので、今回初めて気がついたのだが、思い返してみると、パチンコ店にいる人々というのは、大体毎日同じ服を着ているような気がする。
普通の人ならば、「嘘だろ!」「ネタだろ!」とか思って当然なのだが、実はこれは紛れもない事実。
この前数ヶ月ぶりに温泉に行った際に立ち寄ったパチンコ店でも同じ服を着た以下の常連が打っていた。初めはわからなかったけど、この人はいつも緑の蛍光のウィンドブレーカーなので、それで分かった。
服を変えない理由だが、金が無いのか?無頓着なのか?気にしないのか?それとも家が無く、服自体、今身に着けているものしか無いのか?
その点は、はっきりとは分からないが、こういう人は本当に多い。
おそらくだけど、パチンコ店の常連の内、少なくとも半数以上は昨日と同じ服だと思う。
忙しくて服を買っている暇などない
ただ、そんな常連さんの行動を見てみると、開店前に並び、おそらくだけど、閉店までしっかりと打ち切っているんだと思う。(自分は18時頃に切り上げるのだが、少なくともその時間までは必ず打っている)
そう考えると、拘束時間は朝10時から23時。
その時間帯でやっている服屋なんて、ジーンズメイトぐらいしか知らないが、常連というのは割りと年齢が上の人が多いので、こういう所では合う服がないと思う。だから買わないのかもしれない。ある意味しょうがないのかもしれない。
ただ、服ぐらい何日間か変えなくても良いが、中には頭を洗っていない常連もいる。それは夏場などはオイリー感ばっちり。若い人に多いのだが、頭がオイルで濡れているので、カツラを被っているようにも見えるし、テカテカしているので非常に不自然である。またそれと同時に、近くによると頭の周囲から強烈な異臭を発するので、隣で打った際など、個人的には心底洗ってほしいと思ったときがある。
因みに都内だと銭湯は夜中の1時までやっている店は割りと多い。
何回か注意しようと思ったことがあるのだが、赤の他人。さすがに言えない。またそういう人に限って、手を滑らして落としたメダルを追いかけて渡してくれるような、割と良い人だったりするので、彼の人生を考えると、また何故頭を洗わないのかを考えると、余計にかわいそうになったりする。
どうして頭を洗わないのか?
どうして頭を洗わないのかも一度考えてみたことがある。
事情も何も分からない、あくまで想像の域なのだが、自分が見かけた頭を洗わない常連は、割と大き目のリュックを肌身離さず所持していたので、おそらくだけど、漫画喫茶か何かに寝泊りして、それで生活しているのだろうかと想像した。
漫画喫茶だと、シャワーでもお金を取られる所がある。またシャンプーなどは自費。
そういうお金も惜しいのだろうと勝手に理解した。
しかしながら、こういう人達は何故毎日のようにパチンコ店に来るのだろう?
常連さんたちは、朝から夜中までパチンコ店に居て、毎日毎日大負けし、不規則な生活な上に、良い食事も取る事も出来ず過ごすのである。
それも、もしかしたら年中無休で。
どうして夢中になるのか
何が原因でそこまでパチンコ店にいりびたるのか?
ここまで来ると、さすがにそんな事が頭に浮かぶ。
自分も頻繁に通っていたことがあるが、
何日も連続して打ち続けていると、さすがに肩がこったりするし、「たまには他の事をするか?」と自然と考えるようになる。
ところが常連さんたちは、決してそんなそぶりはみせない。
毎日毎日打って、毎日毎日ランプが光っているのも見ているはずなのに、未だにジャグラーのランプが光ると、大きなリアクションでガッツポーズをとっている常連さんもいる。
こういう人達は猿ではないが、本当に一生、死ぬまで飽きないのかもしれないと、はたから見ると、こちらが呆れてしまう。
本当にパチスロやパチンコが好きで、毎日寝食も忘れ没頭している良い年齢の人達が少なからず存在する。
そんな事を自分は知らないで生きてきたが、少なくともそういう人達も存在するのだということが理解できた。
十人十色というが、世の中には色んな人がいるが、パチンコ・パチスロに夢中になってしまったら、人生は崩壊するのではないかと思う。
人の振り見て我が振りなおせという言葉があるが、2日間連続してパチンコ屋に入店してみて、さすがにああはなりたくないなと思った。
そんな事が功を奏し、今日は珍しく漫画喫茶でこの記事を書いている。
とりあえずパチンコ・パチスロはほどほどにしないと駄目だなと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。