相場のトレンドを見極める方法ですが、相場がどっちに動くのかについては、基本的にはチャートで見るといわれています。
最も有名なのは、移動平均線を使ったチャートです。
短期足、長期足より、ローソクの部分が上にあれば買い、下なら売り。
勿論足も人によりこだわりがあって、100日に設定し、その線を上下にトレンドが上か下かを判断する人がいます。(この点は設定を変えられますので、好きにして構わないですが、基本は皆が見ているものと同じにしておいた方がいいです)
ただ、自分は移動平均線がどうにも好きになれないので、ボリンジャーバンド+一目均衡表でトレンドならびに方向性を確認している事があります。こちらは長年使いなれているので、今回はこのチャートでのトレンドの見方を紹介します。
FXでのトレンドの見方
まずチャートの設定ですが、ポリンジャと一目を表示させてください。また理想ですが、オシレーター系のチャートも同時に表示しておくと、騙しを防ぐことが出来るので、可能なら何かオシレーターも一緒に表示してください。(チャートの性質上、騙しといって、トレンド系では買いだけど、オシレーター系では売りというサインが出ていることがあります)
上記がニュージーランドドルの(今後はNZDとして表示)日足のチャートです。
トレンドを判断するには、雲を見ます。雲より下なら売り、雲より上なら買い。
雲の中は中立となっているので、様子見。
といった感じです。
それ以外にどっちにいきたがっているかという点ですが、こちらはボリンジャーバンドのセンターラインにある、移動平均線の傾きを見ます。
上向きなら上に動こうとしている、下向きなら下に動こうとしていると。これは雲の下にあり、トレンドが下と判断したとしても、センターラインが上を向いている場合は上とみます。
簡単に書きましたが、上記がトレンドならびに方向性を見極める1つの方法。そしてこの方法ならびにこのポリバン+雲というのはFXにおいては、非常に多くの、またプロと呼ばれる人の中でも好んで使っている人が多いチャートのセットです。
人に何か聞かれた際、私はこのセットでトレンドを見ていると言っても、全然問題がないくらい有名なものです。但し、相性があるので、自分の使いやすいものを選択して使うのが一番です。これに固執する必要はありません。
次にこれが実際に使えるのかを書いてみます。
FXでのトレンドの見方は使えるのか?
上記を例に説明します。
先ほどのNZDの日足のチャートですが、トレンドとしては、雲の下にあるので、売りです。
でもチャートを見ると、ボリンジャーの2σでの反発となっているので、これはボリバン上は買いのサイン。
そしてダウ理論的にも買いサインが出ています(合っているか分かりませんが)。
またNZDは、日中貿易関連の影響が大きく、ここのところかなり下落した通貨。トレンドだけを見て、このまま下げと見ていいのでしょうか?
これに対する回答ですが、トレンドから判断して、下と回答する人もいるし、ボリバン2σからの跳ね返しで買いと考える人もいます。
どちらも正解なんです。
?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はこのように2通りに分かれます。割とはっきりと分かれます。
たとえば上記のチャートで言うと、買いだと思って買い上げる人もいれば、売りだと考えている人は、雲に届きそうな所や、その前で、トレンドは下だと考えているからどんどん売ってくる。
そんな行動をします。
そして結果は分からない。どっちをとるかは本人次第。
なのでは無いかと個人的には考えています。
後、足の種類ですが、トレンドを見るには、出来たら日脚が良いかと個人的には思います。最低でも4時間以上。4時間、8時間、日脚のどれかが良いと見ています。あまり短いと把握できないからです。
但し、チャートとの相性、時間軸との相性は個人的なものがあります。要するに勝てれば何でもOK。色々と試してみて、一番うまくいく、若しくはしっくりくるものを活用するのが良いかと思います。
後以下はNZDの時間足のチャートです。それぞれの見方を参考程度に記載しておきます。
1時間足
トレンドは雲上の為、上。ボリバンセンターも上なので、上。但しボリバンは2σタッチ、ちょっと様子を見たいところ。よって下がったら買い
4時間足
トレンドは雲入りなので、様子見。ボリバンセンターはやや上なので、上サイン。ソーサーボトム(チャートがお皿(おわん)の形のように見える)という珍しいチャートサインが出ています。これは底値圏で出るサイン。知っている人はこれで買いとみます。(ちょっと変形で、形が悪いものになっていますが)
8時間足
雲下なので、トレンドは下。ボリバンセンターは横なので、様子見。ボリバンは2σを少し超えているので、これは売りサイン。
といったように、足の長さを変えるだけで、売りに変わったり、買いに変わったりするのがFXです。
そしてこの先どうなるのかは、はっきりとは分かりません(はっきりと分かるようなら、全力勝負して、家が何軒も建てれます)
予想するのはあなた次第です。
但し怖い人、分からないと言う人は、この後どうなるのかを見てみると良いかと思います。
そしてこれはあくまでチャート上での話し。
これ以外に貿易問題などの政治的要因も加味する必要性がありますので、チャートから判断して一概にどっちに動くのかというのは難しいというのが結論です。今は相場が不安定なので、チャート上の騙しとなってしまうことも出てきてしまうので。
そんな事言ったら売買できないじゃん!と思われるかもしれませんが、個人的には今は本当にそういう時ではあると見ています。
トランプ氏ではなかったときの相場というのは、比較的不安要素もなく、なだらかに上昇していったというのもあるので、今の状況はある意味そんなものとお考え頂いた上、変な要素でも動くと思った上、びくびくしながら勝負する時ではないかと個人的には思います。
冷静になれました。(*^-^*)
対処法は?を忘れてました。
ファンダメンタルズはまだまだ足りてないから とりあえず世界情勢を聞く様にはしてます(*^-^*)
気を付けて相場に向き合います。
FXでヤバそうなのは、当面は貿易とトルコ。
次は10月のユーロとポンド。
ユーロはイタリアの財政問題がメイン、
ポンドはブレグジットが上手く行くか?
次は11月のアメリカの中間選挙。
10月と11月はまだはっきりとはしておらず、
これからニュースになると思います。
個人的に1番の注目はアメリカの中間選挙。
メディア340社が一斉にトランプ批判を
しましたし、ciaだったか、それも敵にしたので、
反対派が必ずアクションを起こす筈だと
みています。
詳細はこれからですが、11月にドルが乱高下する可能性はあり、そうなると他通貨にも影響します。
FXする方は、アンテナ張っておくと良いと思います。