こんにちは、無職の金丸です。
皆さま元気にしていますか?
人生は一度きりです。悔いのないようにお互いに頑張りましょう。
さて本日は以前マカオに行った際に、カジノで目の当たりにした出来事について紹介します。
ちょっと衝撃の出来事でしたので、心が痛むかもしれません。
覚悟のある方のみ先にお進みください。
マカオのカジノ内での出来事
サラリーマンだった時は、貧乏でしたが、頻繁に海外旅行に行っていました。何というか新しい文化、景色を見るだけで、当時は、滅茶苦茶テンションが上がったんです。
そんな自分が渡航先に選んだのが、マカオ。
マカオって、中国なんだけど、旧ポルトガルの植民地で、当時の建物や街並みが未だに残っている町です。それらが世界遺産になっています。
また、カジノが有名です。
世界遺産とカジノがある場所だからなのか、色んな国の人が集まる場所です。
因みに世界遺産と言っても、下記のような建造物を見て歩くのがメインになります。小さな島なので、1日若しくは2日あって、天気が良ければ十分に全部を見ることが可能です。
自分は、香港からフェリーでマカオに向かいました。
これが一般的なルートです。
宿は事前に手配しておきました。
ホテルにチェックインして、数か所世界遺産を回ったり、宿周囲を散歩して土地勘を埋め込んだ後は、食事をしました。
食事は色んな店があるのですが、基本的に海外の為、外国の料理が中心で、日本食は探さないとありません。
せっかくなので、近所の外国料理を出すお店で食事をしましたが、正直あまり美味しいとは言えませんでした。
普段食べているものとほんのちょっとですが、違うんです。違和感を覚えてしまうんですよね。普段なら、この味なら美味しいと思うんだけど、その味には届いていないという感じです。
まあこれはどこの国でも感じる事なのでしょうがありません。その国には、その国の味付けというものがあるのです。
さて、食事を済ませた後、決めていたカジノに行くことにしました。
行ったカジノは、リスボア。
マカオではかなり有名なカジノです。
確か襟付きのシャツを着ていかないと行けなかったと思います。ポロシャツかなんかを着ていきました。
有名なカジノですが、5千円程度あれば遊ぶことができます。
私が選んだのはバカラ。
1フロアの広い店内には、ブラックジャック、サイコロを振っているゲーム、等それぞれのテーブルがあり、それぞれのテーブルに客が座って遊戯しています。
自分はルールをあまり分からないで入店したので、とりあえず確率が1/2.約50%で勝ち負けが出るといわれているバカラのテーブルを見ていました。その前に5千円程度をチップに交換しました。
ディーラー(親)が1人。
子供(遊ぶ人)が5人いるテーブルでした。
そのテーブルの客は、3人が中国人。2人はアラブ系外国人。
皆40代から50代ぐらいでしょうか?
頭は禿げ上がっており、酒を飲みながら、かなり熱くなりながら勝負をしています。
様子を見ていると、皆かなりの負け。
毎回チップをテーブルに置くのですが、置いては負け、置いては負けを繰り返していますが、そのチップがゲームの度に増えていきます。
皆、親にやられているなーと様子を見ていましたが、その内の一人の中国人が、熱くなりすぎたのか、周囲の客よりも1段高くチップを積んでは負けるという行動を繰り返しているのが分かりました。
博打では、熱くなったら負けるといわれていますが、もはやその典型的な一例です。
親(ディーラー)側もそのことを熟知しているのか、ゲームを見ているとその熱くなった人の逆の結果ばかり。
熱くなった人の連敗が続きます。この連敗って本当に情けがないぐらいに続きます。普通なら、負け→負け→勝ち→負け→負け、となっても良いんじゃないかと思います。確率は1/2なんだから。
でも現実は、負け→負け→負け→負け→負け、と確率は一切無視して負けています。イカサマでもしているんだと思うぐらい。
でもその光景をみて閃きました。
負けている人の逆に賭けてみよう。
テーブルを見ながら30分程度経った時、初めて賭け始めました。
最初は2千円程度。
次は、3千円程度。
どっちも自分が勝ちました。
ここまでたかが2回の勝負でしたが、かなり緊張しました。
自分は少額なので、テーブルには座らず、立った状態でチップを置きます。
勝った時も控えめにチップをもらっているつもりなのですが、テーブルから、尚且つ負けている人からくる、熱い視線。
カジノにいる日本人は、自分達だけ。
他に日本人は見かけませんでした。
テーブルにいる客たちからすれば、「なんだあの日本人は?、俺たちが負けているのに、勝ちやがって!」と憎々しく思っていたんだと思います。
そんな視線を感じていました。
でも、そんな事は関係ないです。
勝っていたので、少し踊ってみようかと思いましたが、負けている人に刺激を与えるのは良くないと、自粛しました。
そして次のゲームもまた熱くなっている人の逆に賭けるだけ!とやる気満々でいた、まさにその瞬間、出入り口からものすごい叫び声がしました。
その後に、
という声が。
フロア中に響き渡るぐらいの甲高い声を出しているのが、女性。
その女性の前には、おそらく息子だと思われる、40代ぐらいの男性がいました。
状況を確認する限り、息子が、親の金、若しくは親が経営する会社のお金を持ってきてカジノで勝負しようとしているのを、母親の方が、「負けるからそれだけは止めてくれ」と息子にぶら下がりながらと静止している感じに見えます。
おそらく中国語なので、何と言っているのかはわかりませんが、とにかく使ってはいけない母親のお金を、息子が奪い取ってカジノで賭けようとしていますが、それを一生懸命に止めている母親の姿がありました。
息子は肉体労働者風。母親も、苦労していそうな感じで、二人とも贅沢な身なりをしているようには見えません。
初めは、テレビかなんかの撮影か?
映画のワンシーンかと思っていましたが、どうやらこれは本気のようです。
そしてその衝撃的なシーンを目の当たりにした自分は、急いでその場を退散しました。
今思い起こすと何でかは分かりませんが、あのような人達と同じ空気を吸っていたくないと思ったのだと思います。
とにかくクズ匂がしたのと、風邪じゃないけど、うつるんじゃないかと心配になったからだと思います。
結果的にカジノでは、よく覚えていませんが、5千円程度勝った記憶があります。でも、そんな事はどうでも良いぐらいの衝撃的な景色を目の当たりにした自分は、何故あんな人達が生まれてきてしまうのかについて考えてみました。
目先の事しか考えていない人達
カジノでの衝撃的な出来事を目の当たりにしてから、すぐ自分の滞在するホテルに戻ったのですが、疲れているはずなのに、ベッドに入っても眠れず。衝撃的なシーンが胸の中で反芻している状態でした。
母親は、必死で息子を育てたのに、息子は母親のお金を奪って、カジノに来る始末。
どうしてこうなった?
考えないといられません。
どうみても悪いのは息子。
親の金をカジノに賭けるなんてもっての他です。
でも何故このような事をしてしまうのでしょうか?
自分はここでピンときました。
その息子さんは、目先の事しか考えていないと
おそらくですが、頭の中は、カジノで勝つことだけ。
日常生活においても、賭け事の事等、目先の事しか考えていないのでしょう。
そして、勝てば良い。
俺は負けるはずがない、ぐらい都合良いように考えている筈です。
人生にはもっと他にやることがあるのに。
目先の事ではなく、真の目的、生き方というものがあるのに。
と思いましたが、おそらくその息子さんは、まだその事が分かっていないのでしょう。
悲しいですね。
そして一番悲しいのは、その親です。
自分に特殊な能力があるのなら、息子さんの脳みその中に入って、博打をしたいという感情を盗み、代わりに親孝行という感情の種を植え付けたいぐらい
自分はその衝撃的なシーンを見た時、止めに入ろうとはさすがに思えませんでした。
何とかしてあげたいなとは思いましたが、元凶は息子さんの考えです。言葉が通じない自分は、無力でした。
でも、この事を読んで頂いた皆さま、
皆さまの中には、俺、私は目先の事ばっかりが気にかかり、
そういう事ばかりしているという方がもしかしたらおられるかもしれません。そういう方がおられましたら、今すぐ考えなおしてみることをお勧めします。
目先の事ってどうしても気になるし、そういう事に時間を使いがちなのは分かりますが、それに時間を割いても、得られるものってとっても少ないんです。
例えば、目先の金目当てに、パチンコや競馬をしたって、得られるものは少ないんです。
それよりもどう生きるか?
自分の人生の目的は何か?
やりたいことは何か?
5年後どう生きたいか?
死ぬ前の何を感じたいか?
等、せっかく生まれてきたんですから、自分の能力を発揮する。自分の能力を生かし感謝されることをする等、もっと生きがいややりがいを感じられるようなことを探したり、自分が生まれてきた真の目的みたいな事を考えるようにした方が、人生はより充実するのではないかと、あくまで個人的な考えですが思っています。