現在8月6日9時45分、ドル円は105.83で推移しています。
8月1日の高値が109.316、そこから3営業日となる現時点で、マイナス約390pipの大きな下落となっています。
何故このような状況になっているのか?現状について、自分なりの見解を報告します。尚根拠に用いたのは、ニュースなどの情報です。私は米中の当事者では無いので、そういった情報からしか判断することしか出来ません。ニュースもコロコロ変わるときがあるので、はっきり言うとあてにならないかもしれませんが、目を通せるものには全て目を通し、比較的精度が高いと思われる情報をとりまとめたつもりです。興味ある方はご確認願います。
円高の原因
この状況になってしまった原因は、大別すると3つです。
1、トランプ大統領が発表した追加関税(8月1日午前2時頃公表)
トランプ大統領が発表した第4弾の、9月1日から発動予定の追加関税ですが、これは、アメリカにおいて広く一般的な消費財が対象になります。これらは主に、サービス産業です。
以下は、以前トランプと不仲な為、アメリカの経済大臣を辞任したコーン氏のコメントです(ニュースのソースはこちら)
「アメリカ経済の8割はサービス産業で成り立っている。サービス分野は好調だ。なぜかと言えば、関税をかけられていないので」。
対中関税のせいで、不可欠な重要製品を中国から輸入するのが割高になり、景気対策刺激策として導入された減税の効果が帳消しにされてしまっているという。
とにかくこの分野には関税を課しては駄目だ。それは以前アメリカで公聴会を開いた際に、アメリカの産業団体から強い反発があり、ここだけは関税を課さないというような考えを関係者が持っていたと思います。
しかしながらトランプはこの事を知りながら、関税を課すと発言した為、大きく売られました。
2、中国側が報復した
8月5日、元ドルは、一時7元という、2008年11月以降初となる元安を記録しました。
中国は政府側が元のレートを調整しています。
通貨の調整というのは、簡単に言うと、仮に米ドルが100円になった場合、日本だと輸入企業が儲かるようになります。逆に輸出企業は物が売れなくなるので儲からなくなります。
仮に米ドルが110円になった場合は、輸出企業が儲かり、輸入企業が儲からなくなるという事です。
中国側は今まで10年以上の間、7元というレートにはしないよう政府が調整をし続けてきましたが、今回アメリカの関税発言に対し、結果的には7元という安値を容認することになりました。この事について中国政府側は、政府の関与があったとは言っていませんが、為替関係者の間では明らかな報復と捉えられ、これによりさらに売られています。
また時を同じくして、中国はもう1つ、重要な事を公表しました。それは、「アメリカからの農産物の購入禁止」これは政府が中国の企業に対し、アメリカからの農産物を買うなと規制をかけたという意味です。
今アメリカの農業界は、歴史的に見てもかなりの不況だそうで、トランプ氏はその農業関係者の票を得たいが為に、中国に対して、大豆を買えと言っていました。
がしかし中国側は、新たな追加関税に対する報復として、農産物を買わないと宣言したので、この事も起因して売られています。
3、アメリカ側の報復
8月6日、午前7時ごろ、アメリカはついに中国を為替操作国に認定しました。
中東をはじめ、今までもっと酷い国を容認してきたのに、ついにアメリカが怒ってこのカードを切ってきました。
それによりこの時間帯に一時的に円高になりましたが、今は若干戻しているような状況です
今後の展開
トランプが追加関税発言をする前は、金融業界は、この先の見通しについて非常に楽観的でした。
多くの参加者が、年末にかけて円安になるだろうと考えていた矢先、トランプの爆弾発言により、また中国側の報復により、為替市場、株式市場には混乱が起きています。
この事自体、正直望んでいる人は非常に少ないと思われます。
通常なら、こういう状況の時というのは、大統領なるもの、世界全体を考え、火消しに走るのが今までの流れだったのですが、今回の大統領は、それが全くの間逆のタイプです。
はっきりと言って何故こんな事をするのか?疑問に感じる人が非常に多い中、またそういった取り巻きの反対を押し切ってでも、滅茶苦茶な方向に舵を切るタイプです。
旗から見ていても、トランプの行動は子供と同じ。自分の思い通りにならないと、アメリカやその他関係国の事を一切考えないような事を平気でやってくる。
また自分の意見に同調しない側近は首にするとしてきているので、ほとんど北朝鮮のカリアゲと同じ。
正直誰も理解できない状況にあるのではと思ってみています。
因みに株、為替の金融業界も同様で、アメリカでも多くの関係者や著名人が、「トランプやめてくれ」との声を上げているそうです。
はっきりと言って、こんな事を書いても、何の見通しにもなっていませんが、トランプ大統領というのはそんな性格なので、彼が変わらない限り、米中戦争は激化してしまうとしか思えません。またそれは全世界に影響しますので、どの国も非常に困っていると思います。
そういう意味ではそろそろ他の国が、トランプをなだめる、若しくは中国をなだめる。そんな仲裁役のような方が出てきても全くおかしくない状況にはあると考えています。
ということで、私も全く理解が出来ず、トランプには黙っていてもらいたい。ただそれだけです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。