先週のドル円は、週前半は利食い売り?か、下落。水曜日にトランプに対する弾劾疑惑で大きく下げたものの、以降は米中貿易問題が解消する可能性というニュースから上げ、金曜日は、サウジ石油施設をドローンで破壊したとされるフーシ派に対し、サウジアラビア側が報復をしないという公表をしたため、地政学リスクの後退で一時108.1程度まで上昇し、最後は107.95で引けています。
来週の相場展望
ドル円
先週は中国側から、米中貿易問題は未だ交渉予定であるという報道があり、その報道で米中貿易問題は解決に向かうのではと考えられ、下値は堅い状態で終えています。
買い勢力は、完全にこの問題を見て、またこの問題が解消するだろうという思惑から買っているものと思われます。
結構強く、来週は継続するかを見たいと思っています。
以上買い勢力の見解。以下は売り勢力の見解です。
しかしながら先週はトランプがアメリカの株式市場から中国企業を全部追い出すという法案を考えていると公表しました。
またこれに関しては、中国との取引に使うかもしれないと言ってました。
それに対し、中国の劉主席は、断固反対、徹底抗戦するというような発言をしています。
これに関しては、ニュースにもなっています。この法案が実現するようになると、マジに米中貿易問題の解決が遠のくことになり、世界経済が崩壊に向かうといわれています。
またそれ以外にトランプの弾劾問題ですが、弾劾するには共和党の賛成も得ないといけないので、共和党であるトランプの身内からの反対票が出ないと実現しないといわれており、それは不可能だという見方が多かったのですが、最近は弾劾の可能性が高いといわれています。
すでにイギリスではトランプ終了という報道があったようです。但しイギリスはトランプを馬鹿にしたり、毛嫌いしているので、あまり参考になるかは分かりませんが、他国からも同様の見解が出た場合、この点にも注意する必要があります。
とりあえず上記のような状況になっており、売りも買いもちょっと難しいなというのが正直な点です。
個人的には売りたいと思っていましたが、思いのほか買い勢力が強いので、この点を見極めてからにしたいと思っています。
また来週はアメリカの重要な経済指標の発表が多数あります。
それらを見てからの方が無難かと個人的には思います。
ユーロドル
ついに年初来安値更新。
でもそこで踏ん張りそっからは深堀しない状況です。
長い目で考えたら売りなのかもしれませんが、短期的には反発があってもおかしくないポイントで、今週はどこまで反発するかを見てみたいと思っています。
オセアニア
オーストラリアの政策金利の発表があります。
利下げ予想で、それが織り込まれているといわれていますが、
直近では利下げも据え置きもありうるといわれており、
どちらかと言うと、買い優勢ではないかと思っていますが、正直どうなるかは分かりません。
とりあえず政策金利発表の日は注意。それを見てから動いた方が無難かと個人的には考えています。
ポンド
先週下げたのは、ぶれぐじっとをしてもしなくても利下げが必要になるだろうといわれたからです。
今週は下落がとまり、もどすのかどうか?
その点を見極めたいと思いますが、正直ポンドはついていけませんので、個人的にはあまりポジションを持たないでいます。