先週のFXは、米中貿易問題がどうなるのかが分からず、結局そのニュースに相場が上下する展開となりました。
以外ではポンドが下落しましたが、これはイギリス内部の政党が、次の主権を狙って争っている為、議会が混乱していると判断されているとされています。またメイ首相を辞任させるという動きも出ています。それも下げ要因となっています。イギリスに関しては、ブレグジットが延期されたものの、その後がはっきりと決まっていない。それが不安要素となっている為、それも売られている状況です。
今週の相場展望
今週も米中貿易問題次第。
この問題が解決する。若しくは見通しがつけば、それなりの方向性が出ると思いますが、現時点では全く見えないというのが正直なところです。
この問題については、トランプと、中国の首相との間の話し合いで出るものとされています。
トランプの方は、中国の首相はすばらしい人だとか、良い結果を出す人だと言っているのですが、中国側の回答が未だはっきりとしたものが無いので、何とも言えません。当面は中国の結果待ちとなると思います。
それとこの問題ですが、相反するニュースが流れている状況です。例えば、中国は今後北京でアメリカと話をすると報道しましたが、その点について、アメリカの高官は、もう中国と話す機会はないと話をしています。
またトランプ自身の言うことも、数時間後には全く逆の事を言っていたりするので、正直何が正しい情報なのかと思うこともあります。
ただ、現状の情報の中で、主流は、協議継続。
その為、協議の結果が出たときに、相場が反応すると思います。
協議の結果については、中国との話し合いがついて、関税撤廃となると、円安方向。
中国との話し合いはつくものの、全解決にはならず、協議は継続。関税は残るというのが中間案。
中国との協議が決裂し、貿易戦争突入というのが最悪のシナリオ。これだと円高に動きますし、世界経済が大きく低迷することが想定されます。
今週の対応
今週どうなるのかは米中貿易問題次第。
その結果によっては大きく上下する危険がある週です。
そんな週に合えてポジションを持つのではなく、可能なら少し待って、相場が落ち着いてから。相場の方向性が出てからポジションを持つのが、個人的には懸命ではないかと思います。
今ポジションを持つことは、丁半ばくちに張っているようなもの。
個人的にはそんな考えで相場を見ています。