先週の為替と来週の相場展望 – 40代無職が働かないで生活するブログ

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先週の為替と来週の相場展望

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先週の為替ですが、主要4通貨について、先々週の値動きと比較してみると、円高になったのはドル円のみ。その差17銭となりました。

以外のユーロドル、ポンド、オージーは円安で引けています。

先週も全体の値動きに関しては、貿易戦争が中心ではないかと思えました。

6月末に東京でサミットが行われ、そこで中国の首相と、トランプ大統領とで話をします!という報道は流れましたが、その後の発言はありません。

6月末というのはもうすぐなので、話し合いで解決をする予定なら、先週にアメリカの高官が中国に行く予定があるとか、また逆の動きがあるとかの報道が出ると思われたのですが、そういう事が一切無いので、市場参加者は皆、米中貿易は長期化するだろう。とにかく改善の予兆はないから、それを考えると、今後は悪化するだろうと捉えていると思います。

その為、中々円安になりません。

またそれに加え、FRBが利下げするかもと発言したこと。トランプがメキシコに関税をかけると言い出したことなどから、先週も低迷した値動きで終わりました。

しかしながら低迷したのはドル円のみ。その他の通貨については、ドルと比較して、今まで散々売られてきたので、その反動もあるのか、今週は円安で引けています。

来週の相場展望

6月8日9時台に発表された日経新聞電子版にて、メキシコに対する関税は見送るという発表がありました。

とりあえずこの報道で多くの通貨が円高に動いたのですが、この報道が無いものとなったので、月曜日は窓を開けて、円安に動くものと思われます。

それとどの程度戻すのか?

その点が見ものです。(一番下に記事のコピーを載せておきます)

それとアメリカの中国に対する関税は、15日に発動するかどうかを決めるとなっています。来週はそれが相場の材料になる可能性があります。

週前半に、発動しないというニュースが流れるといいのですが、後半にいっても何もニュースが無い場合は、その報道によりどうなるかは分かりません。折込済みなら動きませんが、その発動をきっかけに、中国側が報復関税を公表する可能性もあり、なんとも言えません。

それと来週は日米の貿易に関する協議も予定されています。トランプは夏までは日本にとって悪い発言をしないというような話をしていましたが、話がコロコロと変わる人なので、また新しいとんでもない発言が出てくる可能性があるかもしれないと警戒されています。

引き続き米中貿易問題もあります。

とりあえずは窓明けを見て、その後はニュースに振られる動きになるのかと考えています。

それ以外の通貨ですが、ユーロドルは、ドルが上がれば下がる関係ですが、今まで散々売り込まれてきたその反動からか、ここの所強い通貨です。

ポジションがどちらか一方に傾いているとその反動で、材料なんか無視して動いてしまうことは相場では起こりうるので、今週は様子見が良いのかと思います。※入るなら売りですが。

ポンドに関しては、もうはっきりと分からなくなりました。

ここまで下がった原因ですが日本も民主党だった時、80円台まで円高になってしまったことがありますが、その動きとちょっと似ているのかなとも思えます。

新しい政党になるという事から、同様の事態になってもおかしくないというのが今のポンド相場。ただ、先週は下値が硬い印象を受けましたし、とにかく売りに売られすぎています。反発があっても良いなという考えはあり、超短期でポジションを持ったことがありますが、大きく上にはいかないんですよね。(今の状況だとしょうがないことですが)

来週は今の下値固めが、上昇への足場つくりなのかを見ていきたいと思います(さすがにそろそろ上でも良いとは思いますが、ポンドは何があるか分からないので、自分はかなり様子を見てからしかポジションは持ちません)

オーストラリアに関しては、3週間ぐらいの値動きを見る限り、何度も何度も下値をトライするような値動きがありましたが、全て跳ね返しています。

ポジションの偏りかなと思えるぐらい、下値が硬そうな印象はあります。

また以前金利の発表をしましたが、どんなに下げても、ユーロや日本のような金利にはならないと暗に公表しました。

それに加え先週はニュージーランドが金利について、ある程度強気な発言をしたため買われました。

(はっきりと言って、米中貿易問題が解決しない中(米中問題が長期化すると、全ての国に影響がでるので)、何を根拠にそんな強気な発言ができるのかは不思議ですが、相場はそれに反応し、ニュージーランドは買われています。)

そんな点も考慮し、今週は下値硬めになるのかと見ています。

長期の相場展望

今の相場参加者は、トランプがめちゃくちゃな人であること。

今後いろんな国に対して、貿易戦争を仕掛けるのではないかと考えていると思われます。(トランプはWTO脱退なんて事も言っていますが、とりあえずこれになると、最悪の展開になりそうです)

とりあえず米中がうまくいけば、今後の貿易に関する心配も減り、相場は円安になると思いますが、米中が解決しない場合、貿易戦争が長期化すると考えるのが一般的だし、ほかの国に対しても同様の事をし、またそれがうまくいかないと考えられてしまうので、とりあえず米中問題が注目となります。

この交渉の結果次第で、相場は円高にも円安にも動いてしまうのではないかと思う反面、どこかで下げ止まりはあると思うので、それがどこになるか?

それを見極めないといけないなと個人的には考えています。

まあ簡単に言うと、来週は円安に動くかもしれませんが、それは一時的なもの。

米中貿易問題が解決しない限り、円高リスクは消えない。

またトランプが関税について発言をする限り、円高リスクは消えない。

だから、今が底だとは思わないほうが良い。これが相場参加者の主流だと思います。

但しそうは言っても、実際にどう動くのかは誰もわかりません。

頭を固定観念でガチガチにすると、最悪の事態になります。今は混迷の時期と考えて、あまりマジメにやらないほうが良いのかもしれません。何故なら、トランプという飛んでもない大統領が、未だにツイッターで長重要事項をつぶやいてしまうのだから。

メキシコ関税見送りのニュース

米、対メキシコ関税の発動見送り トランプ氏表明 

トランプ政権貿易摩擦北米中南米2019/6/8 9:37 保存 共有 印刷その他

【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は7日、10日に予定していたメキシコからの全輸入品に対する5%の関税発動を「無期限」で見送るとツイッターで発表した。メキシコが米国への不法移民流入を防ぐための対策を取ることで合意したという。

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