今週の相場展望ですが、結論から紹介しますと、
正直な話半分ぐらい様子を見てみたいと思っています。
先週が想像以上に激しい動きになった事もあり、今週はそのリバウンド的な
値動きを見て、そこで取れるならとりたいと考えています。
ドル円
金曜日が東京時間に最安値を付けました。
原因はGDPと言われています。
-30%以上というのは、今までには考えられない数値です。
それだけコロナの影響が深刻です。死者15万人という数字も、日本から見ても、また人口という観点から考えても多すぎと判断できます。
アメリカがここまで最悪なのは、選挙に受かりたい一心の、トランプのコロナ対策も影響しています。
3月にコロナが発生、その後もその話ばかりですが、コロナにより経済が低迷する事は、アメリカ大統領にとって、自身が落選する要因にもなってしまう事から、あえて強硬姿勢を貫いてきました。
またコロナの中、黒人男性死亡事件が発生しましたが、コロナで経済が低迷してしまったいる中、こんな事でさらに自分の支持率を悪化させたくないとの事から、本心という本音が出てしまい、これも大統領支持率の足を引っ張る結果になっています。
コロナ発生→大統領のせいで未だにおさまらない→黒人問題も発生→支持率低下→トランプ落選かも(これでも円高に)
という流れになっています。
それに加え、香港問題を含むアメリカには中国に対し、強硬派が多く、米中激化も懸念されています。
当分コロナはおさまらない、加えて米中激化も考えられる。その為、基本円高の流れが続くと考えている説が主流になっています。
但し、GDPが-30%超だったにも関わらず、それでもそんなに下っていないこと(新興国などでこの数字が出たら、数円は確実に動いてそうなので)、一応材料が出尽くしたからか、最後は円安になっていること、今後ワクチンなどの開発の目途が付いたら上昇することなどから、日本もコロナがひどいことから、安易な円買いは控えたいというのが正直な気持ちです。
今週はさらなる円安は期待していませんが、無きにしもあらず。
金曜日の値動きが月曜日も続くか?陽線で終われるか?という点と、週中7日に公表される雇用統計の動きを見ていきたいと思います。
散々売られてきた通貨なので、材料出尽くし、ショーターを踏みあげての上昇が、若干ではありますが、あると考えていますが、米中関係で新たな材料が出ないのが条件。また大統領選も近いことでそっちの要因もあります。
土日で、相場にはあまり影響しないような小さな制裁がアメリカから中国に対して発表されたこともあり、色々と
難しい相場になってきたなと思っています。
ユーロドル
ここの所大きく上げているのがユーロドルです。
コロナの影響もそれなりにあるのに何故?
と考えがちですが、個人的に考える理由は2点。
1点は今まで不況だった関係で、コロナという不況が来ても、そんなに下りようにないこと。先週のユーロのGDPは-15%。
アメリカは-30%。
以下が2020年GDPですが、アメリカはここから-30%となると大きいですが、ユーロはもともと数字が小さいので、これ以上あまり影響は受けにくいという点です。
もう1点は、大きな投資資金を吸収できるのは、ドルかユーロか、円のみ(昔から言われていること)です。
アメリカが悲惨なので、本来アメリカに投資されるべき資金は、ユーロや円に流れ、ユーロ高、円高になっています。
御金があまっている状態の中、その資金がユーロに向かう可能性はあります。
上記は結局経済を反映しているのではなく、投機的な動きですが、こういうものが相場を動かしてしまう事も日常茶飯事です。
ただこれらの予測は難しいです。
なので、今週は買いか売りかは判断が難しいです。
結局ユーロが買われていますが、この流れが続くのか?それを見ていきたいと思います。
ポンドドル
実は今週狙ってみたいのがこの通貨。
月末のフローでの思惑から買われた通貨です。
特に上昇する要素は見受けられず、このまま落ちる可能性があると考えています。
但しドルも弱そうな可能性があるので、合成通貨であるポンドドルはどうなるか微妙ですが、ポンド円に関して売るというのは個人的にはちょっと怖い。
金曜日の円安の流れが出てこないかという点です。
それとちょっと怖いのは、公表されていない材料があるから上がっているという可能性もあります。
今のポンドるのレートは高値圏になっていると思うので、個人的には月曜日の流れを見ながら売ってみたいと思っていますが、金曜日の高値を超えるようでしたら、そこで辞めるとか、注意するとかするべきです。
なんて言っても殺人通貨。
なので、売買でき、利益が出たら、早めに建値にストップを入れるとかする予定です。
絶対は無く、ほんのちょっと売買する程度です。
オセアニア
先週はニューじーが若干弱くなってきたという印象です。
また金曜日に関しては、オージーが弱いなという印象を受けました。
ユーロと似たような値動きで、株の上昇と共に上がっていく通貨になっていますが、オージーもコロナが発生したこと、米中激化など、ユーロよりも売り材料があります。
今後も上昇するのかとちょっと疑問を持ちながら見てみたいと思っています。
先週の相場の振り返り
動かないときは全く動かず、動くときは異常なくらい動いてしまう。
それが先週の相場の素直な感想です。
結局参加者が少なく、材料で過剰に反応してしまうという状況なのでしょう。
今後はというと、まだまだ混迷を極めそうですが、とりあえずここまで来ると、大統領選がカギになりそうだと考えています。
誰になるか?今のところバイデンかトランプ。
バイデンだと税制改正が考えられるため、それまでに株を処分すると言われており、大幅な株安が起こると言われています。
またトランプよりも親中です。今までとは違う対応が予想されることから、相場はある程度影響を受けるでしょう。
逆にトランプなら現状維持になると思われますが、個人的にはお腹いっぱい。
もうトランプの発言で相場が乱高下するのにはまっぴらです。
但しバイデンは77歳(トランプが74歳)。
はっきり言って、もうお亡くなりになっても良い年齢です。
食事も小食だろうし、動くことも出来ないような年齢の人に何が出来るのか?
何故こんな人が?と疑問でもあり、何を言い出すのかが心配です。
但し、副大統領には、黒人の優秀な方を考えているようで、その方が元オバマ大統領のような手腕を振るってくれる事をひそかに期待してはいますが、
相場が安定化するには、やはり中国の強硬姿勢をなんとかしないといけないのでしょう。このまま中国が力を持ったら、台湾が中国の領土となり、次は日本、ベトナム、フィリピンなどの国が少しずつ奪われていくでしょう。
大統領選は相場もありますが、お金抜きでいったら、強いアメリカ、世界の平和を守るアメリカ、世界を牽引するアメリカになって欲しい。少なくとも数年前の中国がおとなしかった時代に戻ってくれるような世界にならないかと、個人的には考えています。