パチンコ屋のトイレに閉じ込められた

東京は雪が沢山残っています。

気温が上がらす非常に寒い。

今日は、漫画喫茶でFXをしたり、動画を見たりしていましたか、最近あまり運動してない事に気づき、とりあえず1駅歩く事にしました。

歩けば体が暖まるかと思っていましたが、トンデモナイ。

15分歩きましたが、身体は冷え切ってしまい、暖を取りたいので、駅前のパチンコ屋に入店しました。

よく行く店です。いつもは8割位の客付きなのに、1月26日の、給料日後の今日は、4割程度しか居ません。

こういう時は、完全に出さない日。

経験上わかりますが、空き台は多数あるし、隣に客が居ない台も多数あるので、履歴を見ながら、マイジャグを打ちました。

1台に1千円使っては台移動。

そんな事を繰り返し、5台目でreg、その持ちメダルでbigを引き、100ゲーム程度回したタイミングでトイレに入店。事件はここで起こりました。

パチンコ屋のトイレに閉じ込められた

トイレに入り、用を済ませたので、出ようと自動扉のボタンを押しましたが、開きません。

自動扉の上部に、センサーのような赤ランプが見えたので、手をかざすも開かず。

力任せに開けようとしましたが、ピクリともしません。

もう駄目だと思った時に、次に用を済ませた

人が来ました。

30代、フリーターみたいな人です。

自分と同じ事をしましたが、開かず。

そうしていると、次に用を済ませた人が来ました。

こちらは50代、建築関係の人です。

作業着に社名が書いてあった気がします。

少しは詳しいかと期待して見てましたが、ボタンを何回か押しただけで、簡単にギブアップ。

その後、20代のニートと学生らしき人が開けようと試みるも開かず。

便所の中に、男子5人が閉じ込められました。

その時自分はこんな事を考えていました

パチンコ屋のトイレに閉じ込められた時、頭に浮かんだ事

パチンコ屋の便所から出られなくなった時、以下の事が頭に浮かびました

1.ここにいる連中と共同生活は出来ない

閉じ込められたのは、自分を含め5人。

皆、慌てるそぶりも見せず、自動扉のボタンを押すのもいい加減でおざなり。

皆同じ事をしてみただけで、新しい脱出方法を試す者は皆無。

開かない今、それに対し危機感を持っているものはおらず、中には、何故か半笑いの人迄居ました。

自分には分かるけど、おそらく皆人任せのクズ。

何か問題が起こっても、時間が解決するか、誰かが動くだろうという理由で動いて来なかった人達に見えました。こんな人達と、無人島などで一緒に生活は出来ない。心底思いました。

2.皆負けている

パチンコで負けると分かるのですが、ある程度の金額を負けると、顔に出ます。

偶然にもトイレに閉じ込められた連中は、皆、目に涙を浮かべているように見えました。

時刻は16時位だったので、開店から打ってれば軽く5万は負けれます。

そんな人間が4人。5万✖️4人で20万。

パチンコ店のバイト1人分の一月の人件費位の金額です。

パチンコ屋にとっては良いお客様なのに、運は無い。

そういう連中が集まったように見えました

3.今火事が起きたらどうなるんだろう？

トイレに閉じ込められている時、たった今火災が発生したらどうなるんだろう？と考えてしまいました。

もしそうなったら、間違いなく死ぬと思います。

パチンコに負け、運も悪く閉じ込められ、最後は焼け死ぬ。

神も仏も無い、悲惨そのもの。

こんなのは嫌だと思いましたが、ここに閉じ込められている連中は、平日の真昼間から、己の私利私欲の為にパチンコを打っているような連中です。

仮にここで死んでも、日本に一切影響無し。

本当は神に見放された連中かもしれません。

 

そんな事を考えていました。

随分長く感じたけど、おそらく数分だったと思います。

考え終わったその時に、トイレに入って来るお客様が現れました。入る側からは扉を開ける事が出来た為、入れ替わるように脱出しました。

パチスロどころじゃあ無く、とにかく早く帰りたく、1番に出て、自分の台を目指しましたが、ここで驚いたのは、次に出てきたフリーター風の男性の行動。

すぐ近くに居た店員を捕まえ、内側から扉が開かない事を伝えています。

やっと脱出出来て、一安心出来た時に、入れ替わりで入って来た人が閉じ込められないよう、話をするなんて。

誰にも褒められない、何の見返りも無いのに、親切心から出来る行動。

何というか、非常に心の広い人間に見えました。

それと比較して、自分は脱出出来た事のみ。

比較するとちょっとどうかと思いましたが、やはり怖いものは怖かった。

自分の台に戻り、残りの150枚程度のメダルを直ぐ交換して帰りました。

換金は、2500円と駄菓子。

マイナス2500円。

こんな事もあるんだと思えた一日でした